またまた、X-MEN。最近X-MENが盛り上がっている。4月に書いたX-MENの姉妹誌横断の連載Second Comingが幕を開けた。独立したSecond Comingという雑誌も発売されたのだが、それは読まず、X-MENの巻頭の前回までの粗筋で中で内容をおさらいした。今月はUncanny X-MEN 523号、New Mutants 12号、X-MEN Legacy 235号の順番で話が続く。この後X-FORCEへで続くのだが、せっかく買うのをやめた雑誌なのでわざわざ買わず。3冊ともAdi Granovという人が表紙を描いている。上手いけど、好きとまでは言えないか。もう一つ味がほしいな。添付画像はX-MEN Legacy 235号のもの。悩んだけど、久し振りに出てきた敵役Cameron Hodge(画像左上の顔だけが人間の化け物)なのでこれにした。CameronというとX-FACTORの第1シリーズに出てきた悪者だ。もともとARCHANGELの経営する会社の顧問かなんかで、Warren(ARCHANGEL)が最も信頼する人間だった。ところが、彼は心の中ではミュータントが大嫌い。最後はWarrenを裏切るって話だった。こいつがしつこいやつで姿を変え、手を変え品を変え、度々X-MENの敵として登場するんだな。
さて、Uncanny X-MEN 523号。基本的にCABLEとHopeが悪人達に追われる展開。悪の親玉は、Bastionって未来から来た最新型のミュータント抹殺ロボット。それに前述のCameronやStryker、Traskって今まで出てきたX-MENの悪役共が大集合するってもの。この号で面白かったのは、これまでCABLEに戦闘員としての教育を受けてきたHopeが、自分が女性(というより、十代の女の子かな)であることを意識するシーン。こういう小ネタを入れてくれると嬉しいね。それから、もう一つX-MENのリーダーCYCLOPSが隠密行動をさせていたX-FORCEの存在が、他の仲間にばれちゃったこと。(基本的なルールとしてX-MENは人を殺さないのだが、X-FORCEは手段を選ばない。そんな設定が厭で買うのやめたんだけどね。)いつの間にEmma(CYCLOPSの恋人)は気づいたんだろう?
続いてNew Mutants 12号。CYCLOPSの指示の元動いているNew Mutantsに敵が迫る。ここで、前述のCameronの他に、顔がにやけているロボットが出てくる。これは多分Cameronが悪役になったと同じぐらいの時期に画家Walt SimonsonがX-FACTORの最初のシリーズで描いていたやつらだな。懐かしい。
そして、X-MEN Legacy 235号。筋書きをMike Carey、画をGreg Landが担当。Gregの画は前にも何度も褒めたけど、今のMarvelのレギュラー陣の中ではピカイチ。特に人物の表情は本当に良い。しかし今回良いなと思ったのは、人物ではなく、人口生命体のWarlockがページいっぱいに描かれているコマ。Warlockの怒りが画の線や表情で強調されている。CABLEに寄生しているTechno Virusを目当てに敵は追跡しているのだということがわかり、CABLEとHopeと別れが訪れる。最後の会話が良い。Hope: “You taught me to be a soldier. Now let me fight.” CABLE “You’re not a soldier in this war, Hope. You’re a strategic asset.” 「ケーブルが私を戦士に育ててくれたのよ。今度は私が戦う番よ。」「ホープ、おまえは今回の戦いでは戦士ではなくて、戦略的に守らなければならない財産なんだよ。」(お粗末。)
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