フィフス・ウェイブ

『フィフス・ウェイブ』

予告編がなかなか面白そうだったんで、観に行きました。

ある日、突然現れた巨大飛行物体。
アザーズと呼ぶことになるそれはただ静かに上空を飛んでいたが、電磁波で地上の電子機器を破壊、地震で津波を起こし、ウィルスを蔓延させる。
そして、ついにドローンと人間そっくりの殺戮者たちを送り込み人類の抹殺を謀る。
さらに第5の攻撃が･･･････。

という流れで非常に面白そうに始まったんですよ。
ところが、終わり方も途中経過も微妙。
凄い薄っぺらい。
前半に比べると、中盤辺りからセットに金かかってないし、後半はジャンプの打ち切り漫画です。
TVシリーズの総まとめみたいな展開でした。

結構面白くなりそうなネタが満載でしたよ。
訓練所の辺りとか進撃の巨人っぽくなりそうだったし。
中盤の女の子が生きる為に人を殺さなきゃならない葛藤とか。

問題はメインストーリーになりそうなものが二つ同時進行で、両方中途半端ってところでしょうね。
だから主人公は二人なんですよね、実は。
最後もほんと打ち切り漫画みたいなところで終わってるんで、続編も普通に作れるし、ここからTVシリーズ始めても良いかもしれないぐらい。
映画としてはほんとB級もいいところ。

某チケット扱ってるサイトの作品説明で、97％が鑑賞中に第5波が分からなかったとか書いてましたけど、そんなわけないだろ。
もう中盤でみんな予想出来たよ。
親たちが殺されたところで、想定されるし、基地でボタン押せって言われた時点で確定だろ。
むしろ97％が気付いたよ。

ここがめっちゃ良かった的な所が無いのが最も微妙な所でしょうね。
なんか1箇所でもここが超見所ってのがあればねぇ。
主人公の女の子は可愛かったですけど。
あとエンディングの歌良かった。
アレは好き。