エリス・レジーナ。
ヤツに、会いたくなったんだ。
エリスの歌声を10何年振りかに、聴いた。
・・・気分の問題じゃないんだ、
うまく言えないけど、とにかく・・・最初にエリスを見付けた時、つまりは「聴いた」ってだけじゃなくて、
音楽に、だけじゃなく彼女に、彼女の人生に・・・己のそれを重ねようと必死になるほど、それもごくごく自然に。
そう、一緒に「生きていきたく」なる、
そんな経験がオレにはあるからだ。
ずっと、想い続けてきたことなんだ。
だからさ、オレの毎日に、日常に関わることだからさ、
とてもじゃないけど(笑)こんな凄い人生・・・オレの想像だぜ、こんな女と毎日一緒に過ごしたら、
オレの望み、一生、たった一人の、本当の「いい女」の尻に敷かれて生きていけたらなって(笑)
それって、本当に、幸せなんだぜ。
どの男にも同じ気持ちがあるとは言わないけどさ。
オレとエリスじゃ言葉も通じっこないし、お互いに言葉も学ぼうとはしないだろう。
ほら、あるだろ?・・・言語が共通だって「通じ合う、合わない」っていうのがさ。
だから、言葉は、よく選ばなきゃいけないし、語気や何かで「間違って伝わったら、勘違いされたらどうしよう」とか心配になることがさ。
だからホントに携帯の変換間違いとか(笑)話したい言葉やスピード感とか・・・
機械ってやつは本当に人間のこと、わかっちゃいないよね。困っちゃう(苦笑)
でもさ、オレには分かるんだよ、今なら。
エリスみたいな凄い奴となら、分かり合えるんじゃないかって。
言葉なんかじゃ伝えきれない、
「本当のこと」が。
それってさ、
きっと「愛」だよね。
そうだよ、そうに決まってる。
本当に久し振りにアルバムを引っ張り出してきて「或る女」・・・「Falso brilhante」・・・「@モントルー」・・・そして、あの「saudade do Brazil」
オレにエリスの存在を教えたのは、青木カナという日本人のくせにブラジルからの使者(笑)みたいなヤツだった(爆)
ヤツはオレの思った通り、ブラジルに渡り、最愛の伴侶を見付けて、この住み難い日本に夫婦伴って帰国し、今も素晴らしい音楽を奏で続けている。
本当に良いヤツだし、生き様も立派だ。
ヤツには今も感謝している。
5秒聴いたらすぐにエリスの声はすぐわかる。
・・・そうだな、彼女の名前を忘れてしまっているくらい、心に、深く、刻まれた歌声だ。
そう、エリス。エリスのことだ。
今、慌てて、心に去来するものを文章に書きとめようと頑張っているが、
この気持ち程、言葉にし辛いものはないように思う。。。
だが、
すぐに書き留めておきたかった。
今日オレの心の中に起こった、最も新しくて、それでいてとても旧い、付き合いの長い出来事として。
彼女は、エリスは、死と闘い「為すべきことをして、生きるのみ。生き抜くのみ」と、
オレが出会う頃にはもうその身体はこの世に亡きものとなっていた。
しかし、彼女の生き様は「歌」「うた」そのもの。
その歌は、生きることの喜びと、生きることの悲しみに満ち、
彼女の生きた人生の時間はその全てが『本当の事』
・・・『真実』で溢れている。
オレはポルトガル語がわからない。
だけど、
オレを、
・・・そうだ、決して「魅了」などしない。
夢見心地になんて、させない。
ただ、オレに向かって「お前は、『今、生きているか』」と、
彼女の身体は朽ちてしまった後でさえ、鋭いあの心の眼光で、今日も、10数年経った今日も、
わけのわからない何やら語で、迫ってくる。
オレは、答えざるを、得ない。
「勿論!生きてるさ!」
「愛を、心に、身体にまとって、生きてるよ!エリス!」
でも、今、オレの頬を伝ってとめどなく流れて止まらない涙の訳は・・・
・・・絶対に、ありきたりの・・・そんな言い方、合ってるかどうかわからないけどさ・・・
そんな甘っちょろいもんじゃないんだ。
そう、
今、エリスに言われたんだ。
「私は、生きている」「身体は死に負けたが、真実、生きているよ」
「でも、お前」
「私を、神に、してはいけないよ」
「私は、お前を、神のように、決して助けたりはしない」
「私を見て、私を聴いて・・・そして。」
「私が、どうして『私に』なったのか」
「その意味を、私の」「ある時期、お前の目の前で生きられた時間を通して」
「知って欲しいんだ」
「いや、知って欲しいんじゃない、お前が知りたければ、私の人生でよければ、すぐにわかるさ、私を見れば」
「人生は、悲しみでいっぱいだ。少なくとも、私の知る限り」
「そして、人生は、喜びでいっぱいだ。少なくとも、私の知る限り」
「そして、そう、お前の悲しみ、お前の喜びは」
「お前にしか証すことができないんだ」
「お前は、それを知るべきだ」
「喜び、悲しみ、生きるべきなんだよ」
「だからお前、私の人生を見て、私の歌うのを聴いて・・・その見るとか聴くとか、そういう行為によって『エリスに救われた』とか『エリスに人生を変えられた』とか」
「絶対に思わないで欲しい」
「言わないで欲しい」
「いいかお前」
「私の人生は、私が生きた証」
「私のものだ」
「だからお前は、まっすぐに己をみつめ」
「見たいもの、知りたいこと」
「見たくもないこと、知りたくもないこと」「生も、死も、全てを」
「知る。知るんだよ!」
「目を背けちゃだめだ」
「喜びも、悲しみも」
「私のせいじゃない」
「でもお前、よくまたここへ来たな!有り難う」
「お前が真実、お前になった時」
「私は必ず、お前と、笑う時がくるだろうよ」
そう、エリスがオレに望んだことは。
何をも神格化したり・・・そうだ、そうだよね。
「神」を「神格化」してしまった人間の、沢山の過ちが、多くの戦争を引き起こし、決して失われてはいけない命を亡きものにしてしまったり、
色々なことを「人のせいにして」きたことで、
「進んできた」などと言ってしまったり。
彼女はそんなこと、決して望んではいない。
神も、きっとそんなこと、望んではいない。
「お前は、いつも、お前を見つめていろよ」と、
「何度失敗しても・・・うまくいっても」
「必ず、お前の己の生んだこと、人生の、結果なのだから」
さあ、
今日も、活き活きと、生きなければね。
わかったよ、エリス、有り難う。
久し振りな気がしなかったよ。
ものわかりが悪くて、遅くてごめんね。
もう30年以上の付き合いなのにね。
ヤツに、会いたくなったんだ。
エリスの歌声を10何年振りかに、聴いた。
・・・気分の問題じゃないんだ、
うまく言えないけど、とにかく・・・最初にエリスを見付けた時、つまりは「聴いた」ってだけじゃなくて、
音楽に、だけじゃなく彼女に、彼女の人生に・・・己のそれを重ねようと必死になるほど、それもごくごく自然に。
そう、一緒に「生きていきたく」なる、
そんな経験がオレにはあるからだ。
ずっと、想い続けてきたことなんだ。
だからさ、オレの毎日に、日常に関わることだからさ、
とてもじゃないけど(笑)こんな凄い人生・・・オレの想像だぜ、こんな女と毎日一緒に過ごしたら、
オレの望み、一生、たった一人の、本当の「いい女」の尻に敷かれて生きていけたらなって(笑)
それって、本当に、幸せなんだぜ。
どの男にも同じ気持ちがあるとは言わないけどさ。
オレとエリスじゃ言葉も通じっこないし、お互いに言葉も学ぼうとはしないだろう。
ほら、あるだろ?・・・言語が共通だって「通じ合う、合わない」っていうのがさ。
だから、言葉は、よく選ばなきゃいけないし、語気や何かで「間違って伝わったら、勘違いされたらどうしよう」とか心配になることがさ。
だからホントに携帯の変換間違いとか(笑)話したい言葉やスピード感とか・・・
機械ってやつは本当に人間のこと、わかっちゃいないよね。困っちゃう(苦笑)
でもさ、オレには分かるんだよ、今なら。
エリスみたいな凄い奴となら、分かり合えるんじゃないかって。
言葉なんかじゃ伝えきれない、
「本当のこと」が。
それってさ、
きっと「愛」だよね。
そうだよ、そうに決まってる。
本当に久し振りにアルバムを引っ張り出してきて「或る女」・・・「Falso brilhante」・・・「@モントルー」・・・そして、あの「saudade do Brazil」
オレにエリスの存在を教えたのは、青木カナという日本人のくせにブラジルからの使者(笑)みたいなヤツだった(爆)
ヤツはオレの思った通り、ブラジルに渡り、最愛の伴侶を見付けて、この住み難い日本に夫婦伴って帰国し、今も素晴らしい音楽を奏で続けている。
本当に良いヤツだし、生き様も立派だ。
ヤツには今も感謝している。
5秒聴いたらすぐにエリスの声はすぐわかる。
・・・そうだな、彼女の名前を忘れてしまっているくらい、心に、深く、刻まれた歌声だ。
そう、エリス。エリスのことだ。
今、慌てて、心に去来するものを文章に書きとめようと頑張っているが、
この気持ち程、言葉にし辛いものはないように思う。。。
だが、
すぐに書き留めておきたかった。
今日オレの心の中に起こった、最も新しくて、それでいてとても旧い、付き合いの長い出来事として。
彼女は、エリスは、死と闘い「為すべきことをして、生きるのみ。生き抜くのみ」と、
オレが出会う頃にはもうその身体はこの世に亡きものとなっていた。
しかし、彼女の生き様は「歌」「うた」そのもの。
その歌は、生きることの喜びと、生きることの悲しみに満ち、
彼女の生きた人生の時間はその全てが『本当の事』
・・・『真実』で溢れている。
オレはポルトガル語がわからない。
だけど、
オレを、
・・・そうだ、決して「魅了」などしない。
夢見心地になんて、させない。
ただ、オレに向かって「お前は、『今、生きているか』」と、
彼女の身体は朽ちてしまった後でさえ、鋭いあの心の眼光で、今日も、10数年経った今日も、
わけのわからない何やら語で、迫ってくる。
オレは、答えざるを、得ない。
「勿論!生きてるさ!」
「愛を、心に、身体にまとって、生きてるよ!エリス!」
でも、今、オレの頬を伝ってとめどなく流れて止まらない涙の訳は・・・
・・・絶対に、ありきたりの・・・そんな言い方、合ってるかどうかわからないけどさ・・・
そんな甘っちょろいもんじゃないんだ。
そう、
今、エリスに言われたんだ。
「私は、生きている」「身体は死に負けたが、真実、生きているよ」
「でも、お前」
「私を、神に、してはいけないよ」
「私は、お前を、神のように、決して助けたりはしない」
「私を見て、私を聴いて・・・そして。」
「私が、どうして『私に』なったのか」
「その意味を、私の」「ある時期、お前の目の前で生きられた時間を通して」
「知って欲しいんだ」
「いや、知って欲しいんじゃない、お前が知りたければ、私の人生でよければ、すぐにわかるさ、私を見れば」
「人生は、悲しみでいっぱいだ。少なくとも、私の知る限り」
「そして、人生は、喜びでいっぱいだ。少なくとも、私の知る限り」
「そして、そう、お前の悲しみ、お前の喜びは」
「お前にしか証すことができないんだ」
「お前は、それを知るべきだ」
「喜び、悲しみ、生きるべきなんだよ」
「だからお前、私の人生を見て、私の歌うのを聴いて・・・その見るとか聴くとか、そういう行為によって『エリスに救われた』とか『エリスに人生を変えられた』とか」
「絶対に思わないで欲しい」
「言わないで欲しい」
「いいかお前」
「私の人生は、私が生きた証」
「私のものだ」
「だからお前は、まっすぐに己をみつめ」
「見たいもの、知りたいこと」
「見たくもないこと、知りたくもないこと」「生も、死も、全てを」
「知る。知るんだよ!」
「目を背けちゃだめだ」
「喜びも、悲しみも」
「私のせいじゃない」
「でもお前、よくまたここへ来たな!有り難う」
「お前が真実、お前になった時」
「私は必ず、お前と、笑う時がくるだろうよ」
そう、エリスがオレに望んだことは。
何をも神格化したり・・・そうだ、そうだよね。
「神」を「神格化」してしまった人間の、沢山の過ちが、多くの戦争を引き起こし、決して失われてはいけない命を亡きものにしてしまったり、
色々なことを「人のせいにして」きたことで、
「進んできた」などと言ってしまったり。
彼女はそんなこと、決して望んではいない。
神も、きっとそんなこと、望んではいない。
「お前は、いつも、お前を見つめていろよ」と、
「何度失敗しても・・・うまくいっても」
「必ず、お前の己の生んだこと、人生の、結果なのだから」
さあ、
今日も、活き活きと、生きなければね。
わかったよ、エリス、有り難う。
久し振りな気がしなかったよ。
ものわかりが悪くて、遅くてごめんね。
もう30年以上の付き合いなのにね。