ねこネットあま

ハンディがあっても





去年11月に
6頭の子猫を保護しました。
その中の1頭…
目が腫れた状態で保護した
「ののかちゃん」


ののかは
目に傷を負ったことにより
緑内障になっているとのことで
通院治療をし、目薬、抗生剤を
続けましたがなかなか完治せず
目は腫れたりしぼんだりを繰り返し
そのうち目に穴が空き
目の奥から液体が出るまでに悪化。
きっとかなりの痛みが伴っていると
想像します。



他の5頭の子達は
全員里親さんが決まりましたが
ののかはこんな状態なので
譲渡会どころか
里親探しもできませんでした。


その後、避妊手術を待って
一緒に眼球摘出をすることになりました。
術後の痛々しい目。
傷口さえキレイになれば
この子は痛みから開放されます。






術後、片目が見えないのは
前と同じなのに
徐々に動きにパワーが出てきて
元気に走り回り
これまで見たことのない
活発な猫さんに変身しました!

今まで大人しくおっとりした姿は
性格だと思っていましたが
そうではなく
目に相当な痛みがあったから
だったのでしょう。
そんな楽しそうに室内を
走り回るののかを見て
手術して本当に良かったと
心から思いました。
その後、譲渡会に参加したり
複数の里親サイトに掲載しましたが
やはり片目というハンディのせいか
なかなかお声が掛かりません。
そんな中やっと
1件の応募が入りました。
40代ご夫婦と
小5の男の子の3人家族さん。
先住猫ちゃん1頭。
1番聞きたかった事…
「子猫が溢れている中、ある程度大きくなった片目のののかのどこが良かったんですか?」
「子猫の方が先住猫も受け入れやすいし、最初は子猫と思ってたくさんサイトを見ていました。どの子ももちろん可愛いかったんですが何かこうピンとこなくて…そんな時息子がののかちゃんを見て絶対この子がいい!って言ったんです。家族で話し合った結果、私達もののかちゃんを迎え入れたいとなりました。」
何より嬉しい言葉!
たくさんたくさんお話をし
必要なものを準備してもらい
ののかをお届け。



名前も
「ののかちゃん」のままでいいと言われケージに可愛いネームプレートを準備して下った里親さん。

感動でした!





1日目、3日目、1週間
先住のあずき君とののか。
距離を取りながら
上手にやっているようでした。



里親さんから
「ののかちゃんは片目とは思えません。直径3センチくらいの室内干し竿の上を歩いたり、あずきより運動神経が良いです!」と。
片目のののかにとって
無意識のうちに聴力や他の感覚で
片目のハンディをカバーするように
なったんでしょう。
里親さんが送ってくれる写真。
そこにはゆったり安心し
穏やかに過ごすののかの姿。
3週間のトライアルを経て
「正式譲渡」になりました。✨



痛い思いをたくさんしたののか。
でも、頑張って良かったね。
あなたを見つけて下さった
新しいご家族が、これから先
あなたに何があっても
守ってくれるからね!
そんなあなたを遠くから
ずーっと見守ってるからね。
バイバイ、ののかちゃん。
幸せになるんだよ。🙌



#ねこネットあま
#片目の猫
#ハンディがあっても
#ハンディ猫
#メンバーK

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