子供の頃、暮らしの手帖は空気のように、
我が家に存在していました。
ちょうど私の親世代が、戦中戦後を生きた
暮らしの手帖世代です。
1959年生まれの私は、もの心ついた頃は高度成長期。
暮らしの手帖は古くさい感じがして
開いて読んだ記憶はあまりありません。
アンノン世代というやつかな・・
家には手作りのものが溢れ
子供の頃は、母が縫ったり編んだりした洋服ばかりだったので
おしゃれな既製品にすごく憧れてました。
だけど、大人になるにつれ、
暮らしの手帖の精神が、読まずとも母を通して染み込んでいるのを感じます。
手を動かして、暮らしを豊かに心地よくする。
気がつけば、ずーっとそんな事をして暮らしています。
読んではいないけど、私の原点なのかもしれません。
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とても便利な時代になり、機械に人間が使われるようになった今、
手を使って物作りをする事は、
私たちの日々の暮らしにおいて、
こころの安らぎを見いだし、自分らしさを見つける唯一の方法ではないでしょうか。
仕事や暮らしのあれこれで、どんなに疲れきっていても、
たとえば、一日の終わりに針に糸を通し、自分の手でなにかを作ってみる。
それがほんのわずかなひとときであっても、
身体と心は静かに休まるものです。
ーーーー暮らしの手帖別冊 季節の手芸 編集者の手帖より抜粋
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無いもの作って補う時代から
手を動かす事が、癒しになる時代になりました。
そのなにかが、草木染めの糸だったり、心地よい天然素材だったら
より心が休まるだろうなと思って、
編物教室を開催しております。
日時、相談に応じます。
古い、暮らしの手帖の記事から、教室の皆さんと復刻版をつくりました。
((o(*゜▽゜*)o)))……
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