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筑波宇宙センターに行ってきました  



11月の末、つくばエクスプレスに乗ってJAXAの筑波宇宙センターに行ってきました。目的はALOSの開発者インタビュー。打ち上げ準備で忙しい中、プロジェクトマネージャーの富岡さん、開発員の大沢さん、伊藤さんにお話を伺いました。

JAXA 筑波宇宙センター
美しい紅葉に囲まれた筑波宇宙センター

ALOSでは、まず「2万5千分の1の地図を正確に作るため、センサーの精度は1ピクセル2.5m。衛星の傾きは5秒あたり0.0004度の誤差しか許されない」という厳しい課題をクリアーするために、わずかな傾きも検出して補正する姿勢制御技術や、太陽の熱を受けても変形しないボディの開発に苦労した、とのこと。その他にもさまざまな苦労、工夫について伺いました。

もっと詳しい開発秘話は、こちらをご覧ください。
 →開発者インタビュー

JAXA 筑波宇宙センター ALOS開発者インタビュー
インタビューの模様。右腕の「ALOS」マークに注目!

その後、展示室を見学。ALOSのテストモデル(実際に、地上での振動などの耐久試験に使用されたALOSのモデル)が展示されていました。この展示室は、どなたでも無料で見学できます(詳しくは筑波宇宙センターのサイトをご覧ください)。

JAXA 筑波宇宙センター ALOS試験モデル
展示室ではALOSの地上試験で使ったモデルが見学できます

展示室にはALOSのほかにも、国産のロケットや人工衛星、さらには国際宇宙ステーション「きぼう」の実物大モデルなど、たくさんの展示品がありました。

JAXA 筑波宇宙センター 食堂
JAXA職員の皆さんも利用する食堂。職員の方の間では「宇宙センターの食堂」を略して「宇宙食」と呼ばれることも。でも、本当の宇宙食などはありませんでした(見学者向けの売店に行くと買えます)

JAXA 筑波宇宙センター 総合環境試験棟 スペースチャンバー
総合環境試験棟にある「スペースチャンバー(宇宙実験室)」という施設。中にALOSを入れて真空、高温、低温など宇宙と同じ環境を作り、テストを行います(総合環境試験棟を見学希望の方は、事前に筑波宇宙センターにお問い合わせください)

茨城周辺の小学生には定番の見学コースになっているそうです。このあたりの小学生がうらやましい!

ちなみに担当は小学生のころ、近所の原子力発電所を見学に行ったことがあります。

核反応や原子力発電に関する展示をひととおり見た後、おみやげになぜか太陽系の惑星が描かれた定規を貰って、これをすごく大事にしていた記憶があります(中学に入るころまで使っていたような……)。目に見えない原子よりも、分かりやすい宇宙の方が、子どもに科学への興味を持ってもらいやすい、というような考えだったのかな? と今になって思いました。いくつになっても、宇宙モノはわくわくしますね。

ご案内いただいたJAXAの岩本さん、ありがとうございました。


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