全国の最低賃金が1000円になるらしい。
労働者としては喜ばしいことなんだが、一概に喜べないこともある。
今の異常な物価高はロシアや新型コロナだけではなく、無謀にも給料のベースアップを決めてそれを価格転換した結果でもある。
人件費が上がれば当然物価が上がるのは必定。
たから今回も最低賃金が上がれば物価が上がるのは目に見えているわけだ。
また、日本経済を下支えしている中小企業は人件費を上げられず軒並み倒産してしまうという危険性もはらんでいる。
いつから施行されるのか分からないが、来年の物価高はさらにヒドいものとなり、中小企業の倒産数が膨大となるだろう。
政府与党は「給料上げてやれば国民は喜ぶだろう」と考えているのかもしれないが、本質は「給料を上げても物価が上がらない」政策だ。
このままでは貨幣価値が下がり強力なインフレ状態になってしまう。
いや、まさに今がそうなんだろう。
アベノミクスと称されたデフレから一気にインフレ時代に突入だ。
生きていけない人たちは他人から盗む事を覚えてそれを「悪いこと」と思わなくなる時代が来ている。
ある意味、自己本位で自己防衛なのかもしれない。
さてさて、これからの日本はさらに生きづらい世の中になりそうである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます