おしゃれ考

着物熱が再発した去年以前私は洋服のおしゃれに燃えていました。
目指していたのはチープシック。
センスについてちょっと書いたらあの頃の思いが蘇ってきました。
今の私の考えも交えながら昔のブログのおしゃれに関する記事を
少しづつＵＰしなおそうと思ったのでお暇な方はお付き合いください

「チープシック考」
図書館で借りてきた「愛と勇気のファッション相談」という本が面白くてあっという間に
読んでしまいました。
「根本的にセンスがずれているのかおしゃれに自信がもてません」
「子育て中のお出かけ、思いっきりハズしてしまいました」「私はおばさんですが、
おばさんの服には耐えられません」・・・といった質問に作者が答えています。

後書きにあった言葉に「着るという日常の出来事の中には、人間関係も家族も
恋愛も仕事も、そして社会や政治までもが凝縮されている」とありました。

ファッションに興味があってもなくても女は皆「着る」という事にかなりのエネルギーを
使っているわけです。この中に「中年のチープシックはただのビンボー？」という章が
ありました。質問者は４０代で二人の娘がいる人。娘達が自分の昔の服を着て喜んで
いたので、自分も着ようとしたら「中年に古着は似合わない」「おばさんのチープシックはみすぼらしいだけ」と言われたそうです(-_-;)

でもこの人は雑誌が推奨するようなエレガントなマダム風の服や高級ブランドの
服は好きになれず娘さんたちが着ているような安くてもキュートな服が着たいのだが
間違っているのか？・・・と聞いているのです。
まさに私と同じ路線の人です！
作者は「似合いさえすればＯＫで年齢や性別には関係ないはずなのに
「中年のチープシック」ってあまり聞かないのはなぜか」と考えます。

男には結構いる「中年のチープシック」。なぜ女にはいないのか？
答えは「日本にはまだ「年取った不良の女」が少ないから」だそうです。
（今パッと頭に浮かぶのは夏木マリ、木の実ナナ・・・かな）

そもそもチープシックとは「本当は安物なんだけど、誰よりも個性的にシックに
着こなす」という事だそうでかなり過激な思想だそうです。
確かにブランド品には目もくれず人と同じは嫌だと思うのはそういうことなのでしょうか？

作者は質問者に「古着屋やフリーマーケットなども探索してセンスに磨きをかけ、
イカした「チープシックばあさんになるべく日々精進してください」とエールを
送っています。私もぜひそうなりたいものです
（2005/10・2008/01改稿）