『転々』…映画

　　　監督…三木聡
　　　出演…オダギリジョー、三浦友和、小泉今日子、吉高由里子…
　　　お気に入り度…★★★★★

《公開時コピー》歩けばわかる、やさしくなれる

今年の最初の映画鑑賞です
オダジョーからスタートできるなんて～

吉祥寺から霞ヶ関までっていったいどれぐらいなんだろう～
東京のことはよくわからんけれど…
孤独な大学生文哉（オダギリジョー）は、８４万円という借金をかかえており
その返済を３日後に迫られていた。…が借金取りの福原（三浦友和）は
吉祥寺から霞ヶ関まで歩く“東京散歩”に付き合えば、100万円をくれるという
散歩につきあうだけで１００万円！選択の余地のない文哉は福原とともに
井の頭公園をスタートしたのであった。

ロードムービーは数あれど、これまた妙なロードムービーですね～
でもおもしろい！
福原は借金とりだし、強面だし、言い方も乱暴な時もあり…なんだけど
なんか憎めないキャラなんですよね～
散歩をしていくうちに明かされた散歩の理由
最後まで本当に？っていう疑問が消えなかった…
奥さんとの思いでをたどる散歩でもあり、そんな思いでを愛しむ気持ちが
あるというのがまたかわいらしい。^_^;
三浦友和っていい俳優さんになりましたね～
オダジョーファンの私でも、三浦友和に見入ってしまいました。

オダジョーはこういうキャラははまりますね
今回もしっかりはまってました。
親の愛情にめぐまれなかった文哉は、
情というものをあまり知らず
他人とかかくぁることにも慣れていなかったのでしょう
次第に人とかかわる事の素晴らしさを感じていきます
疑似家族を演じている時もとても楽しそう
カレーライスにマヨネーズをかけて食べた時、本当はそんなにまずくは
なかったのに、大袈裟に“まずい”といって席をたちます
照れからくるものなのかな～
でも、なんかわかるな～って感じがして
こんな細かい描写までしていることに感心しちゃいました。

三木監督の小ネタにも笑わせてもらいました
スーパーの岩松了＆松重豊＆ふせえりのトリオの小ネタも
くどくなく、いい感じで入ってきます
“岸辺一徳”ネタもツボでした。(^^ゞ


お散歩の終点は本当に呆気なくやってきました
私は文哉の小さいころにいなくなった父親が福原ではないかって
おもっちゃいましたよ～
でも、原作は小泉今日子が文哉の本当の母親で、福原は…
とかなり原作からは違っているらしい
原作読んでみたいな～

『 天下第一』…ＤＶＤ

　　　２００４年作品
　　　監督…王晶(バリー・ウォン)
　　　出演…李亜鵬、霍建華、葉旋、郭晋安、劉松仁、陳怡蓉…
　　　お気に入り度…★★★★★

香港ＴＶ　日本ダイジェスト版全６巻

お話は明朝の時代。
正徳帝の叔父鐵膽神侯（劉松仁）は、先帝の命で皇帝の後ろ盾となる
「護龍山荘」を創設した。
神侯の配下には、天・地・玄・黄の令牌を持つ、武術に優れ４人の密偵がいた。
天字第一号・段天涯（李亜鵬）、地字第一号・帰海一刀（霍建華）
玄字第一号・上官海棠（葉旋）、黄字第一号・成是非（郭晋安）である。
朝廷の腐敗の元凶である東廠の長官、曹正淳は、目の上のコブである「護龍山荘」
が気にいらない。曹と神侯の対立はますます激しいものとなっていき…

いや～おもしろかったです。!(^^)!
李亜鵬は、「射雕英雄伝」のぬぼーとした郭靖と違って
めちゃカッコ良かったです～。
今回はシリアスな役です。物静かで冷静で、内に悲しみを秘めた感じ

そして、霍建華！イケメンです！ニコにはかなわないけど…
クールな孤高の剣士役がよく似合う。
情熱を秘めたあの瞳がたまりましぇん。
郭晋安も今回はコメディ部門担当ですが、いい男です。^_^;
いつものように女性陣はみ～んな美しい。

このドラマの監督さんは王晶。
「PRIDE」の監督さんでした。
成是非と雲蘿の２人が出てくるとコメディタッチになります
「PRIDE」の小魚兒と天女の２人の感じと似ていたな～

残念なのは日本版はDVD６巻にまとめたダイジェスト版だということ
元はもっと長いそうで半分くらいの内容がカットされているようなのです
他のblogでのあらすじを読んでみると、あーこのシーンみたいな～という
場面が多い。グス。何故にダイジェスト版なの？
後に完全版が出るかしらん。

ラストの大ドンデン返しは、ダイジェスト版だったから
余計に急に変わった感じをうけたのかも…
柳生の登場も唐突だったしな～
小さい頃から一緒に育った天涯、一刀、海棠の三角関係の様子も
もっと詳しく見たかった。

完全版！！お願いします。(^^ゞ

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『 Little DJ 小さな恋の物語』…映画

　　　監督…永田琴
　　　出演…神木隆之介、福田麻由子、広末涼子、佐藤重幸、原田芳雄、西田尚美、石黒賢…
　　　お気に入り度…★★★☆☆

《公開時コピー》大切な想いは、伝えなきゃ。
　　　　　　　　　すべてをかけて、小さなディスクジョッキーが伝えたかったこと。


野球とラジオ番組が好きな少年太郎は、頻繁に鼻血を出すようになり
母親の妹が勤務する病院に入院することになる。
その病院で、ひょんなことから太郎は、病院の大先生と共に
昼の放送でＤＪをすることにいなり、太郎の“サウンドエクスプレス”は
たちまち評判となるのだった。
そんなある日、太郎は交通事故で入院中の１つ年上の海乃たまきと出会う
マイクを通して言葉を伝えることに喜びを感じ始めている太郎は
たまきにも自分の気持ちを伝えようとしていたのだが…。

２００７年の最後の１本となりました。
セカチューの中学生版でしょうか
今回は男の子のほうが白血病ですけど…

セカチューに比べてかなり子供っぽく感じます
かわいい２人なのだけど…
福田麻由子のあの笑顔はわざとらしくて違和感をすごく感じた
中学生の淡い恋が中心となるけれど
光石研さんや松重豊さんのサブストーリーがいいです
とくに光石研さんのストーリーはぐっときましたね～(^^ゞ

あと太郎の両親
仕事一筋で家庭をかえりみないような感じだった父親の変化など
周りの大人たちを中心にみると楽しめます

私的にはもっともっとＤＪシーンで感動をもらいたかったな～

『 ナショナル・トレジャー／リンカーン暗殺者の日記』…映画

　　　監督…ジョン・タートルトーブ
　　　出演…ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、ジャスティン・バーサ…
　　　お気に入り度…★★★★☆

《公開時コピー》すべての謎は「禁断の暗号」を解く鍵。

『ナショナル・トレジャー』待望の第２弾！
今なお多くの謎に包まれているリンカーン大統領暗殺事件
そのリンカーン暗殺犯の日記の一部が発見され、
そこには、ベンの祖先トーマス・ゲイツが事件の黒幕だと記されていた
ベンは先祖の無実を証明しようと日記を調べ、そこに「暗号」が隠されて
いることに気づくのだった。

歴史的な建造物や古文書から難解な暗号を読み説き、隠された秘密を解き
明かしていく…ワクワクしないわけがない。(^^ゞ
なぞ解きは『ダヴィンチ・コード』、宝探しは『インディ・ジョーンズ』
この２つの要素を併せ持つと言われる『ナショナル・トレジャー』
『ナショトレ』がちょっと違うのは
何と言ってもちょっとオタク系ボケキャラの主人公のベン！
愛敬たっぷりおとぼけキャラの相棒ライリー
そして美しいヒロイン・アビゲイル
この３人が絶妙のバランス。
特にニコラス・ケイジのちょっと情けないおひとよしキャラが
主人公のベンをより魅力的にしているようです。
頼りなさそ～なベンがいざという時には行動力抜群となって活躍するのです

トントン拍子に謎解きが進むのが、ちょっとな～って感じですが
地下黄金都市の発見はハラハラしておもしろかたったです
ついつい夢中になってしまいました。

今回はアメリカ大統領まで巻き込んでしまいます
この大統領がいい人で…。^_^;
大統領にだけ伝わる「秘密の本」
４７ページがとても気になります
私が気付かなかっただけなのか…誰か教えて～

『神雕侠侶』…ＤＶＤ

　　　２００６年作品
　　　監督…ユー・ミン、チャオ・ジェン、 リン・フォン
　　　出演…ホァン・シャオミン、リウ・イーフェイ、ワン・ルオヨン、コン・リン…
　　　お気に入り度…★★★★☆

中国ＴＶ　全１１巻、４１話。

『射雕英雄伝』から十数年後のお話がメイン。
なので同じキャタクターの登場人物が多く活躍します
独立した物語としても成り立っているので、このお話から見ても
よいけれど、『射雕英雄伝』を見ておくとより楽しめます。

お話は１３世紀、南宋の時代。
郭靖の義兄弟で、祖国の裏切者として死んだ楊康の息子・楊過と、
人知れぬ山中の岩穴で秘伝の技を修行し暮らしていた絶世の美女・小龍女の
ラブストーリー。

楊康の息子・楊過に手をやいていた郭靖は、全真教に楊過を預けることを決める
しかし、楊過は全真教の師匠、先輩たちのいじめに耐えかね
岩穴へ逃げ込んでしまう。
そこは古墓派の修行をしている小龍女が住む活死人墓であった。
楊過は小龍女の弟子となり古墓派の基礎を習得する。
やがて愛し合うようになる楊過と小龍女。
しかし、師匠と弟子が恋に落ちることが近親相姦に等しい背徳行為とされていた
時代であったため、２人は世間の激しい風当たりに苦しめられ悩むのであった。

長い年月をかけて運命の嵐と闘い、翻弄されながらもようやくその愛を
成就させたころ、郭靖が守る襄陽城に、蒙古軍の本隊が突入を開始していた
楊過と小龍女は祖国を守るため襄陽城に向かうのであった。

闘いの舞台となる襄陽城は約20億円をかけて作られ
加えてＣＧ製作費として3000万円を投入しているそうな…
恐るべし中国ＴＶ。
闘いのシーンはおもしろい
けれど、なんど楊過と小龍女の「もう２度と離れない」と語り合うシーンを
見たことか…ひつこいぞ～
武侠を志すものがこんなに恋愛におぼれてよいのだろうか…
ひつこすぎるラブシーンが余計だった

であったころはガキだった楊過が、白髪まじりになるまで成長する間
まったく変わらない小龍女。
年齢を気にしないにもほどがあるよ～な

今回も登場する女優さんは
本当に皆かわいい＆美しい。