恋するCinema

見た映画の感想などをネタバレ気にせず
気ままに綴っております。

『舞妓 Haaaan!!!』・・・映画

2007-06-28 00:22:15 | 映画
   監督…水田伸生
   出演…阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、小出早織、京野ことみ …
   お気に入り度…★★★★★

《公開時コピー》京都は日本の宝どす。

卒業旅行で訪れた京都で迷子になってしまったところを親切にしてくれた
舞妓さんに一目ぼれしてしまった鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、お茶屋で
舞妓さんと野球拳をすることを夢みるようになる。
ある日、鬼塚は東京から京都支社への転勤が決まり、いよいよお茶屋デビューと
うかれきって京都入りするのだった。
そんな鬼塚にあっさり振られてしまった同僚OLの大沢富士子(柴崎コウ)は
内緒で京都を訪れ舞妓修行を始めるのだった…


『舞妓 Haaaan!!!』がスクリーン2で20:50~
『大日本人』がスクリーン3で20:45~
観客がめちゃめちゃ少ないな~と思いながらもしばらく予告を見てました
そして、松本人志がスクリーンに登場…
もう既に公開している『大日本人』の予告?????と
?がいっぱいになるが、まだ間違えたことに気付かず…
あまりに長い松本人志の映像に…まさか…
このまま『大日本人』を見ようか~ということになったけど
全然おもしろくなさそうなので移動~(^^ゞ
『舞妓 Haaaan!!!』は当然始まっておりました。グス。

作り手のお笑いへの思いを込め過ぎたと思われ
見る側として全く笑えなかった『監督、バンザイ!』
『大日本人』もそんな予感がするけれど…
そういうのに比べると、はじけきっているこの映画はおもしろい
ラストは、ちょっとダウンしてきたものの常にハイテンションで
笑わせてくれました。阿倍サダヲ最高~!!!
『医龍』の麻酔科医役の時も一番気になる存在だったし
個性的でいい味してるよね~
堤真一は最近こういうキャラが多くなってないかしらん
阿部サダヲのハイパーテンションの演技が浮き上がってしまうこと
なく上手くおさえながらも、盛り上げていってます
伊藤四郎もいいですね~
いくら仕事で成果をあげたからといっても
あれだけ常識はずれの社員をなんの不思議もなく相手している姿が
なんとも味わい深い。
北村一輝のお医者さん!うさんくさくていいね~

最後までこの鬼塚って信用ならん奴でした
最初の大沢富士子を振るところの発言から
駒子ちゃんにいつか泣かすようなことを言いいそうで…

柴崎コウと阿倍サダヲのからみが見れるのかと思って
おりましたが、駒子ちゃんとのからみの方がメインみたい
柴崎コウのようなはっきりした顔は舞妓さんメイクは似合わないのかな~
柴崎コウの舞妓姿はキレイだろうな~と期待しただけに
ん~~ってな感じです。
小出早織ちゃんのようなまん丸お顔のほうがかわいらしくて
舞妓さんらしかったな~

“一見さんお断り”の私のような一般人には縁のない世界のルールや
お茶屋遊びの様子や舞妓さんになるまでなどを上手く解説しながら
ストーリは展開していきます
これで舞妓オタクが増えるのかしらん
まー女の私が見ても「いいな~」って感じるもんね~

今後の阿倍サダヲは要checkですね~

『 ハイスクール・ミュージカル』…DVD

2007-06-25 22:42:18 | 映画(DVD)
   2006年作品TVムービー
   監督…ケニー・オルテガ
   出演…ザック・エフロン、ヴァネッサ・アン・ハジンズ、アシュリー・ティスデール…
   お気に入り度…★★★★★

イースト高校バスケ部のキャプテン・トロイは、冬休みの旅先のパーティーで
デュエットしたガブリエラに心惹かれる
新学期、イースト高校に転校してきた数学の天才少女ガブリエラは、
トロイと一緒に演劇部のミュージカルのオーディションを受けることに
なったが、2次選考の日程がバスケの試合と学力コンテストと同じ日に
なってしまう…


話題の作品をやっと見れました~
私のツボをムギューっと押す作品です。(^^ゞ
歌のシーンは何度も見てしまいました。
DVD買おうかな~…サントラは即買いしてしまいましたよ~
“together together”が頭の中でrepeat!

バスケの動きに合わせて踊り歌う
なかなか見応えありますよん

自然に身体がリズムをとりだします
元気になりたい時にはいい1枚かもね。

『 ハイスクール・ミュージカル2』も作成中~らしいので
楽しみです。


『 パッチギ! LOVE&PEACE 』…映画

2007-06-24 21:22:26 | 映画
   監督…井筒和幸
   出演…井坂俊哉、中村ゆり、西島秀俊、藤井隆、風間杜夫、手塚理美…
   お気に入り度…★★★☆☆

《公開時コピー》生きぬくんだ、どんなことがあっても。

1974年。アンソン(井坂俊哉)は難病に侵された息子の治療のために一家で
東京へ引っ越してきていた。
甥の治療費を稼ぐため、妹のキョンジャ(中村ゆり)は、
芸能界に入ることを決意する。


まったく期待しないで見に行った「パッチギ!」で、めちゃ感動
したのを覚えてます。
キャストも一新されて、6年後を描いたこの作品
今回は、心に訴えてくるものを感じませんでした。
「パッチギ!」を観た時は、在日問題など真剣に考えさせてくれる
ものがあったのだけど、今回は在日朝鮮人すら問題になっていないような
ところどころで「在日」という言葉は出てくるけれど
深刻な問題としては受け入れられず、逆にその差別から
在日朝鮮人の人たちが好き勝手しているようにも観えました

アンソン一家も在日ではなく、日本人の家族という感じでした
「パッチギ!」では日本の男の子から見た在日朝鮮人の人との
関係を描いていたけれど、今回はアンソン一家から見ていたからかもしれません
藤井隆演じる佐藤さんから見る在日の人たちへの思いを
もっと描いていたら違っていたかもしれないな~

所々で、アンソン&キョンジャの父親の回想シーンが入ってくるけど
どれが父親なのか…^_^;
キョンジャが主演した戦争映画。
愛する人に、戦争でお国のために死んできてくれなんてことは
おかしいと思うキョンジャのセリフ
この辺りから、回想された戦争のシーンとキョンジャが主演した映画
そして愛する人のためにどんなことがあっても生き抜く
それがカッコ悪いことでも後指さされるようなことでも
生き抜くことこそが大事…というメッセージに収束していく
この辺りは上手くまとめたな~と思う

それにしてもチープな印象の戦争映画といい
お国のために命を落としていく戦争映画が最近上映されていることへの
井筒監督への挑戦状なのでしょうか…
ほぼ同時期に上映されていた石原都知事監督作品への批判とも
とられているようで、この2人は仲がよろしくないのかしらん
そういうライバル心が入っているようで、
なんだかな~という思いもしないでもなかったです。(^^ゞ

『パッチギ!』では、イムジン河がしばらく頭の中をグルグル回っていたけれど
今回は…アリラン?…どんな歌やったかな~。^_^;

前回はパワーのあったパッチギも、今回はなんだかな~
無理矢理パッチギを入れたって感じです。
いらんかったかも




『 秒速5センチメートル 』…映画

2007-06-23 21:59:06 | 映画
   監督…新海誠
   声の出演…水橋研二、近藤好美、尾上綾華、花村怜美 …
   お気に入り度…★★★☆☆

《公開時コピー》どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。


第1話「桜花抄」
小学校の卒業と同時に離れ離れになった遠野貴樹と篠原明里との
ほのかな恋の物語。
中学1年生が、東京から栃木へと電車で女の子に会いに行く…
何も学校が終わってから行かなくても、日曜日の朝から行けば~??
って思ったのはわたしだけではないはず。
待ち合わせの時間がせまってきてもどうしようも出来ない焦りは
とてもよく伝わってきて、観ている側も何故か焦ってきてしまう。

第2話「コスモナウト」
種子島で過ごす高校時代、貴樹に思いを寄せる澄田花苗の視点で描かれる
高校時代の貴樹は弓道に打ち込む純朴少年だが、
いつからか出す宛てのないメールをうつようになっていた。

第3話「 秒速5センチメートル 」
東京で疲れ果てている貴樹。
何か大切なものを失ってしまったことにきづいた貴樹は仕事を辞めてしまう
踏切ですれ違う女性…明里との出会いに思いを馳せているのだろうか…

第1話、第2話は学生のころのほのかな思いをおもいださせてくれるような
懐かしい思いで見てました。
第1話では、これからのとても大きな人生というものへの不安
第2話では、無限の可能性がある宇宙へと打ち上げられるロケットのように、
自分のこれからの人生への期待
第3話…
時間だけが流れてしまった貴樹は昔の思い出から逃れられないでいる
一方の明里は、貴樹のことはいい思い出となり別の男性と結婚

フラッシュバック映像だけの第3話は
何が言いたいのかわかるようでわからない
なんかいじましい感じを受けたけれど
山崎まさよしの名曲「one more time,one more chance」
が流れてやっと何が言いたいのかわかった感じ
長~いミュージックアニメーションのよう~

秒速5センチメートルとあるように
全編で風を感じる作品です。
とても丁寧で絵もきれいです。
1秒1秒無駄なところはまったくないって感じがします
上映時間が短かったので
もう少し長めのストーリーで観たかった


けれど、私はこういう作品はアニメでなく実写でみたい
ジャニーズJr.のような男の子に演じてもらいたい。^_^;

アニメには非現実的な世界を期待してしまうので
日常をアニメで見せられても感動は薄いな~







『 パイレーツ・オブ・カリブアン/ワールド・エンド 』…映画

2007-06-17 12:18:24 | 映画
   監督…ゴア・ヴァービンスキー
   出演…ジョニー・デップ、 オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ …
   お気に入り度…★★★★☆


世界制覇を目論む東インド会社のベケット卿は、深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズ
と手を組んでついに海賊たちの一掃作戦を開始した。
海賊たちは“伝説の9人の海賊”を招集して彼らに全面対抗することに…
その伝説の海賊のひとりがジャック・スパロウであることが判明し、
海の墓場へとジャックを探すことに…

ジャック・スパロウ登場までが長すぎ~
やっと登場した時には、さすがの存在感!
やっぱジャック・スパロウを見に来たようなものだもんね~

前作でクラーケンに飲み込まれ海の底に消えていったジャックは
海の墓場にいた。
ジャックの分身が数多く登場するシーンは好きなシーンのひとつです。
ウンパ・ルンパみたい。(^^ゞ
もともとおかしいジャックなので、
生き地獄と言われる海の墓場でも、めげてない感じですな~
こういう精神の持ち主はある意味うらやましい

パイレーツ・オブ・カリビアンといえばジャック・スパロウなのに
今回はウィルに主役を持っていかれている…。
なんかパッとしなかったな~
おバカさ加減も物足りない…
もっとはちゃめちゃなジャックを見たかったな。

ジョニー・デップがジャック・スパロウを演じるにあたりアイメイクを
参考にしたというキース・リチャーズが、ジョニーのたっての願い
ということで父親役として登場~
貫禄ありました。
父親登場と同時にジャックが小さくなっちゃいました。

“伝説の9人の海賊”も“カリプソ”も
かなり期待させておきながら、おもいっきり落してくれました。
まージャックがその一人なのだから他も想像はつくけれど…
最初に登場したサオ・フェンは伝説の9人の海賊の貫録あったかな…
“カリプソ”はいったいなんだったの?
大量のカニはいて、渦巻きおこして終わり?
その渦巻きの中に、かつて愛し合ったデイヴィ・ジョーンズが飲み込まれ
これはこれでハッピーエンドになった?…?

最後の闘いはおもしろかった、渦の巻き込まれそうになりながらの闘い
ロープアクションが盛り上げましたね~
どんどんカッコよくなっていくウィルとエリザベス!
ウィルは途中、父を助けるために裏切ったりとわけわからん行動があって
イライラしちゃったけれど…
闘いの最中での結婚!バルボッサが神父役というのは何故?
賊長が認めないと結婚できないのかしらん?
けれど2人には悲しい結末が…。
エリザベスの足にキスをするウィル…いいっすね~(^^ゞ
エンドロール後に登場したウィルはめっちゃカッコいい~!!

長すぎ&ごちゃごちゃしすぎ&脚本まるでダメ
などなど酷評ありますが、
私的には、ジャック・スパロウのキャラがおさえめだったのが
物足りないぐらいで十分楽しめました~!(^^)!



『 アジアンタムブルー』…DVD

2007-06-16 15:00:54 | 映画(DVD)
   2006年作品
   監督…藤田明二
   出演…阿部寛、松下奈緒、小島聖、佐々木蔵之介、村田雄浩 …
   お気に入り度…★★☆☆☆

《公開時コピー》あなたがくれた、いちばん美しい時間

エロ雑誌の編集者山崎隆二は、水たまりの写真を撮るちょっと不思議な魅力
のあるカメラマン続木葉子と出会い、恋におちる。
幸せな日々を過ごしていた2人だが、ある日葉子が余命1ヶ月だということが
わかり残り少ない日々をニースで過ごすことにする


ストーリー的にはありがちなので展開は明白
何のひねりもありません
最近のお約束事
愛する彼女が不治の病に…
美男美女が愛し合い
残りの命をニースで過ごす

2人と共にニースの町並み、景色を楽しむ映画でしょうか…。

こんなストーリーでよく映画化されたな~
本当に美男美女を見て、ニースの街を眺めるだけだった

ただ、葉子の撮る写真が気になりました。
水たまりの写真
水たまりに映り込むものを写真に撮るっていうのがよいね~
そして阿部ちゃんの後姿がカッコいい~
後姿がカッコいい男性の写真を私も撮りたいんだな~
タバコを持っている斜め後からのショットとか
後姿の身体半分を写してとか…
楽しそう~



『 監督、ばんざい! 』…映画

2007-06-08 22:40:17 | 映画
   監督…北野武
   出演…ビートたけし、江守徹、岸本加世子、鈴木杏、吉行和子…
   お気に入り度…★☆☆☆☆

《公開時コピー》映画を愛する全人類に捧ぐ
         ウルトラ・バラエティ・ムービー


あるおバカな映画監督が様々な映画を撮ろうとするものの
次々頓挫していくという物語。

私は勘違いをしておりました。^_^;
ギャング映画を得意とする映画監督キタノ・タケシ。
彼はある時、“ギャング映画は二度と撮らない”と宣言してしまい、
これまで撮らなかったタイプの映画に挑戦することに。
と映画のCMで流れておりました。
私は“ギャング”を“ギャグ”と間違えておりました。
キタノ監督がまじめに作った映画か~と…

「座頭市」と「ドールズ」を見て以来キタノ作品は見ていません。
私には理解出来ない映画を作る人と思ってしまったから…

キタノ監督の作品は真っ二つに評価がわかれている
この映画も理解出来る人がいるのだろうな~
私には人のいうキタノ監督のクオリティの高さというものが
さっぱりわからなかった。

最初はそれなりに楽しめました。(^^ゞ
笑い声もそこそこ聞こえておりました。
…が、わけのわからん借金まみれの親子が現れて、井出らっきょが
出てきてからは、いつでも席をたってもいいぞ~ってな感じです
わけわからん!

松本人志の「大日本人」
見ようかな~と思ったけど、見終わった後に
この映画と同じような思いをしそうなのでやめようかな~



『 眉山 』…映画

2007-06-05 21:57:55 | 映画
   監督…犬童一心
   出演…松嶋菜々子、大沢たかお、宮本信子、円城寺あや、山田辰夫 …
   お気に入り度…★★★☆☆

《公開時コピー》母だから、言えなかった。
        娘だから、聞けなかった。
        そして今、私は母の想いにたどり着く。


徳島で一人暮らしをしている母・龍子(宮本信子)が入院したという報せを受けて
帰郷した咲子(松嶋菜々子)は、母が末期ガンに冒されていることを知る。
何でも一人で決めてしまう母に寂しさを感じながらも看病をする咲子は、
死んだと知らされていた父親が生きていることを知る。
そして、秘められた母の過去の恋を辿っていくのだった…。


眉山では菜々子姫の魅力は十分だしきれてないような気がする
宮本信子の動の演技に、菜々子姫の静の演技
宮本信子にくわれちゃいましたね~
菜々子姫も美しいのだけど、年齢を重ね潔く生きてきた女の強さを持った
母の美しさが圧倒的です。
あのたたずまいに女の本当の美しさを感じました~

菜々子姫の演技はこういう映画にはまだまだなのかな~
「花より男子」のお姉さまのような役や「美女か野獣」のバリバリの
キャリアウーマン役が似合ってる
最初は、旅行代理店で働くやり手のキャリアウーマンだったのに…
あんなに休んで大丈夫~?仕事のことはいいの~?って心配になっちゃいました
バリバリではないけれど働く女性として、母が倒れた時に
看病してあげれるのかな~と考えたりもしました。

母一人子一人だったから、これだけ絆が強いのか
母の昔の恋を辿るなどは、母を女として見ないかぎり出来ないだろう
父親との再会シーンは、とても静かだったけど熱くこみあげてくるものを感じます
夏八木勲が良かったです

全体に気になるのは、場面が変わりすぎ!
ブツ切れ状態でブチ壊している感じです
そして、徳島を必要以上にアピールしすぎ!
ラストの阿波踊りのシーンは阿波踊りの中継かっていうほどひつこい
確かに阿波踊りはすごかった。
見に行ってみたいって誰もが思っただろうけれど
この映画ではそこまでいらんだろう~って思う。

眉山って?
って思うほど印象薄い。
この映画名でもあるのにかかわらず
眉山の魅力はまったく伝わってきませんでした。


『 しゃべれどもしゃべれども』…映画

2007-06-02 22:23:19 | 映画
   監督…平山秀幸
   出演…国分太一、香里奈、森永悠希、松重豊、八千草薫 …
   お気に入り度…★★★★★

《公開時コピー》みんな、何とかしたいと思ってる
        このままじゃ、だめだから

二つ目の落語家・今昔亭三つ葉(国分太一)は、古典落語を人一倍愛してはいるが
思うように腕が上がらず行き詰まりを感じていた。
そんな時三つ葉は、ひょんなことから落語を通しての話し方教室を開くことになる
その教室に集まるのは、無愛想な美人・十河五月(香里奈)、バリバリの関西弁の
少年・村林優、元野球選手で毒舌の解説者・湯河原太一(松重豊)。


一度だけ寄席で落語を観たことがあります。
TVではあまり興味なかったけど、実際に寄席で観るとおもしろかった!!
この映画は、落語の面白さが十分に伝わってきて寄席に行ってみたいって
思わせてくれる。
帰りに落語のDVDをレンタルしたくなりました。!(^^)!

映画では「まんじゅうこわい」と「火焔太鼓」が披露されますが
はしょりながらもその内容が十分にわかります。
落語の場面をだすだけで演目の内容などわからないだろうと思っていただけに
この映画でいかに落語を大切に扱っているのかがわかります。
噺家を演じるTOKIOの国分太一がgoodです。
才能のある役者さんなのでしょうか…
噺家としてまったく違和感なかったです。
間の取り方や表情、本当にプロの噺家を目指してがんばっている人のようでした。

太一くんの「火焔太鼓」もまだまだなんだけど
一皮むけたっていう役そのものだったような気がします。
着物姿もよく似合ってて、着物姿の男性もいいな~って思いました。
話し方教室に通ってくる無愛想な女性、関西弁の男の子、毒舌なのだけど
あがり性の元野球選手の3人、三つ葉の祖母と見事なキャスティングです。
不満なのは、三つ葉が好きだった女性
全然魅力的に思えなかったのと、三つ葉が思いを寄せているのがこの女性
だっていうのがまったくわからなかった。

言いたい事が言えないもどかしさってよく感じます
言わなければ伝わらないってこともよくわかります
でも、難しいよね~。(^^ゞ
最初は、話し方を教わるのに何故に落語?って思ったけれど
村林くんが同級生を招待して催した『東西落語対決』の発表会で
あの五月が「火焔太鼓」を披露した時に納得した。
丸暗記したものを披露するのだけど、人前であれだけ饒舌にしゃべれたら
自信に繋がるよね。恥ずかしいという思いをふっきるのも大切。

元野球選手が実況中継で毒舌をはく姿を見たかったな~
まー無理にしゃべろうとせず自分の向いた道を選ぶ!
というのもありなのだネ

下町の人情が感じられる作品です
見終わったあとなんとなく心地よいです。



『 リトル・ミス・サンシャイン』…DVD

2007-06-02 11:37:03 | 映画(DVD)
   2006年作品
   監督…ジョナサン・デイトン
   出演…グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、アビゲイル・ブレスリン …
   お気に入り度…★★★★★

《公開時コピー》夢と希望を乗せて、黄色いバスは行く


7歳のオリーヴは、カリフォルニアで開かれるミスコンに出場することに。
そこで一家は旅費節約のため、オンボロのミニバスに家族全員で乗り込み、
はるばる開催地のカリフォルニア目指して出発するのだった。
道中に様々な問題に直面し、現実と向き合うことで崩壊寸前だった家族の再生への
道のりを描くロード・ムービー


ラストのダンスシーンで全てぶち壊しってほど
ラストはやりすぎだったような気がします。
大好きなおじいちゃんの振り付けってことはわかりますが…
まだオリーヴちゃんが違和感なくノリノリに踊っていたら良かったのだけど
どこかやらされ感があってノリきれてなかったのが痛かった
それでも、家族全員が舞台に上がって踊っている姿は
一生懸命でオリーヴちゃんを思う気持ちが十分に感じられて感動的。

オリーヴちゃんが何故ミスコンに出れるのかも不思議でした
どーしてもあのお腹に目がいってしまう。(^^ゞ

この一家の中心人物でもあるオリーヴちゃん
皆が自分のことだけでなく、オリーヴちゃんのことを考えるから
そしてそんなオリーヴちゃんの夢をかなえてあげようという思いが
あったからこそ再生できたのでしょう
お兄ちゃんが、色弱だとわかりパイロットの夢を断たれた時も
お父さんの勝ち組になるための「9段階システム」なるものの出版が
立ち消えになってしまっても、
オリーヴちゃんお夢をかなえることが彼らの救いでもあった
おじいちゃんが急死した時に、コンテストに間に合わないからと
遺体をトランクにのせるのはちょっとね~とは思うけど。^_^;

この映画の魅力はなんといってもVWの黄色のミニバス!
かわいい。黄色って大好きな色。
一目で気にいりました。
押しかけしないとかからないエンジン
世話がやけるほどかわいい~

自殺未遂をしたホモの叔父さん役・スティーブ・カレルが気になりました
ついつい注目してしまう。
オリーヴちゃん役の子役の子も良かったです。
子役ながらに周りを意識しての演技がすごい
ちゃんと内容を理解して場の空気を読みながら演じているのがわかる

最後に皆が黄色のミニバスに走り乗る姿は
本当に清々しい。

負け組みフーヴァー一家の旅を通しての再生物語です。