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秋津蛉のモンスターリストⅡ

モンスターの生態情報に特化したブログです。咆哮、捕食シーン、生態行動、素材、防具、武器とその説明文まで全てを網羅!

古龍種の書 天彗龍 バルファルク 下巻

2024-08-03 23:17:58 | 古龍種




・危険度、戦闘能力
敵対者と対峙すると、鳥にも似た独特な咆哮を上げて威嚇する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1537796591725080578?s=19
縄張り意識が強く、己の領域に侵入する生物には容赦しない。外敵との戦闘に於いても翼脚の槍翼部を多用するが、その扱い方も他に類を見ない。







その翼脚は発達した筋肉とよく伸縮する強靭な靭帯、そして龍気の噴出孔により、それらを利用して翼脚の形状を変化させつつ、その挙動に合わせて龍気を勢いよく噴出させる事で大幅にその勢いを増し、鋭利な先端部を武器として振るう。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1537991104934490114?s=19



敵意の対象を恰も伸縮する槍の如く打ち貫き、また巨大な爪のように振るって前方を引き裂く。
なお、翼の先端が後方に向いている姿は「彗龍形態」、前方に向いている姿は「龍気形態」とそれぞれ呼称されている。





更に前述した龍気エネルギーは攻撃に転用することも可能であり、翼脚を砲台のように用いて遠距離の対象に龍気エネルギーを発射する、龍気エネルギーの塊を乱射して周囲を爆撃するといった攻撃方法も見せる。




だが、天彗龍の能力において最も恐るべき脅威となるのは、やはり規格外の飛行能力であろう。
飛翔したバルファルクはその速度故に視認することすらままならず、攻撃を加えることは勿論、繰り出される突撃を躱すことも正に至難の技である。



特に龍気の噴出による急加速を伴った突進は、頑丈な飛行船をも一撃で大破させる凄絶な破壊力を誇る。
この突進の標的が生物ともなれば、当然ながら天彗龍の突撃を避け損ねれば致命的な損害を負う事は想像に難くない。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1537799091601612800?s=19







感情が激化すると鋭い咆哮と共に胸部や鼻孔、槍翼の端々から赫熱の龍気が噴出し、赤い角や翼が生えたように見える。
これは呼吸が激しくなることにより口腔および鼻腔から龍気が漏れ出すことによるもので、体色の変化は全身に纏った龍気エネルギーの煤の影響と考えられている。空気抵抗を受ける部分は白銀の色を保っていることも、この説を後押しする。

また、この際は筋肉の収縮によって普段は閉じている吸気孔が開き、呼吸効率を底上げする。
濃密な龍属性エネルギーを纏った部位は他の属性エネルギーの影響を完全に遮断する程であり、当然バルファルク自身も逆鱗に触れてきた敵対者に対して猛攻を仕掛けるため、その危険度は加速度的に上昇する。


・利用
バルファルクの素材は音速の衝撃でも傷一つ付かない抜群の強度と軽さを併せ持ち、武具素材としては至極の逸品とされているが、飛行中に剥がれ落ちた外殻の一部は龍気や大気摩擦の影響で灼け付き変質してしまっているため、研究対象としての希少さとは裏腹に素材としての価値は高くない。



上質なバルファルクの素材には龍気の力がそのまま秘められており、その素材を用いた防具は災厄を食い止め、乗り越えた者のみが着用を許される装備とされ、彗星のような美しさで見る者を魅了しつつ畏敬の念を抱かせるという。


天彗龍の翼は多くの可動域を持ち、特別な加工技術が施される。それを利用して生産された武器は強い龍属性と圧倒的な斬れ味を誇り、ボウガンは滅龍弾の扱いに長ける。その威力は、立ちはだかる標的を彗星の如く打ち砕く。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則 2 禁忌の書 pg.174〜177.216〜219
MONSTER HUNTER×NAKED『モンスターハンター15周年展』-THE QUEST-」オフィシャルブック
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録pg.144.145.
https://www.4gamer.net/games/361/G036143/20170424086/?s=09

古龍種の書 天彗龍 バルファルク 上巻

2024-08-03 23:13:44 | 古龍種










「天彗龍」
バルファルク
Valstrax
古龍種
古龍目 天彗龍亜目 バルファルク科
全長約1995.27〜2698.15cm
・狩猟地
遺群嶺、古代林、密林、沼地、氷海、雪山、砂漠、塔




・概要、特徴
伝承の中の文言から「天彗龍」とも呼称される、超高空域に生息する古龍種。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1800101147073765567?s=19

数百年から数千年の龍脈が活性化する周期で活動と休眠を繰り返す性質から長らく実在は確認されず、古文書や伝承の中にだけ語られていたことから伝説的存在とされ、既に絶滅しているというのが定説であった。
しかし、航空技術の発達により本種が生息する超高空域の調査が可能となった事で重要調査対象種とされ、遂にその姿が龍歴院の調査隊により確認、公式の発見となった。







伝承によれば、天彗龍は数百年から数千年の周期で出現して文明を滅ぼす存在とされており、その前兆として強い輝きを放つ「赫い彗星」が観測されるという。それは伝承の中で『決して抗えぬ運命の証』『日ならず大地を絶望に染め上げる凶兆』などと呼ばれ、恐れられた。



そしてそれと同時に、バルファルクの強大さは信仰対象にもなっていたようで、遺群嶺では祭壇や御神体の痕跡が発見されており、また古代に於いては天彗龍の鱗は高値で取引され、儀式に用いられていたとされていることから、本種が崇め奉られている存在であった事が伺い知れる。





銀色に鈍く光る強靭な鱗に覆われた流線型の体躯と彗星の如く煌めく細長い尾、鋭く尖った背の甲殻、他に類を見ない進化を遂げた多くの可動域を持つ巨大な翼脚、そして他のどのモンスターとも異なる、後述の飛行能力が最大の特徴。







翼のうち槍翼と呼ばれる部位の形状としては指に近く、噴出口が指先にあたり、先端の甲殻は爪といったところ。翼の先端から龍気を噴出することから、体内器官との繋がりがわかる。
その翼脚は発達した筋肉とよく伸縮する強靭な靭帯、そして龍気の噴出孔を備え、それらを利用することで翼脚は千変万化に形状を変化させる事が可能。






・能力、生態
特異な形状の翼は羽ばたくことで揚力を得る事はないが、この翼の先端部から「龍気」と呼ばれる赫い光を放つ龍属性エネルギーを帯びた気体を勢いよく噴出し、その反作用で速度を得ることで遥か天空を飛翔する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1537992379621183488?s=19
調査によればバルファルクの鱗は有害な紫外線の反射率が高いことがわかっており、高空での生息を可能としている。



その飛翔速度は音速にも到達するとされ、燃え盛るような龍気の尾を残しながら目にも留まらぬ勢いで天を駆ける様子から、大陸各地で目撃されていた赫い尾を引く彗星の正体こそがこの”天彗龍”ではないかと考えられている。

また、翼を変形させ龍気を噴射する威力や角度を微調整することで、空中での急激なブレーキングやホバリングを行うなど、翼を持つ他の飛竜や古龍以上に精密な空中機動も可能としている。




高速且つ超高空域での飛行を補助するために視力も極めて発達しており、遥か雲の上からでも正確に外敵や獲物の位置を把握し、一直線に襲撃する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1537801948870475776?s=19




瞬時に超高速に到達する加速度、高速飛行による大気の圧力差は到底通常の生物が耐えられるようなものではなく、頑丈な前脚の鉤爪に拘束された状態でバルファルクに飛翔を許した場合、限界を超えた重力負荷により致命的なダメージを負うことは言うまでもない。
胸部にはスリット状の吸気口があり、高速飛翔時や狩猟時等に大量の吸気を行う。
気嚢器官に取り込んだ大量の空気を体内器官で龍気へ変え、翼脚から吐き出される事で爆発的な速度と威力を生み出す(龍属性は血中成分に由来するともされる)。赤く発光し明滅するのは、体内の漏れ出た龍気が大気と反応しているためである。
龍気による飛翔は、呼吸の際に吐き出す呼気(ブレス)を利用してのものなのである。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1537796018552512513?s=19
また、バルファルクの肺は極めて高い酸素吸収効率を誇り、そのために一度地上で大気を吸収すれば長時間龍気の排出だけで活動出来るという。
また、かつては身体の各部位に吸気孔を備えていたが、永い進化の過程で翼脚に特化したとの説もある。

頭部の吸気孔はシュノーケルのような構造となって口腔と鼻腔に繋がっており、また頭部の後方に位置しているため、たとえ音速で飛行していても問題なく吸気を可能としている。


前述の気嚢器官は肺から両翼脚までを貫くような形で発達しており、前述の通り吸気を直接龍気に変換した上で翼から噴出する役割を持つ。
また、吸気を龍気へと変換して吐き出す一方通行の呼吸方法が、酸素効率と噴出する翼の冷却率を高めていると考えられている。




天空を超高速で移動するバルファルクの行動範囲は極めて広く、正式な発見後は遺群嶺を中心に様々な地方にて飛来が確認されている。
龍気のブレスによる飛翔はエネルギー消費が激しく、龍脈の活発な地域に棲息することで代謝の助けとしており、龍脈の活動に沿って渡り鳥のように世界を巡る。実際、かねてより「赫い彗星」として目撃されてきた記録をたどると、常に大陸各地を移動し続けていることがわかっている。




中でもバルファルクが最初に確認された地、遺群嶺は今なお地底から龍脈に沿って龍気が湧き上がる事で山頂が天空へ伸び続けており、そこがバルファルクのねぐらになっている事が確認されている。



他の古龍種のように環境に直接作用して天災を引き起こすことこそないものの、バルファルクの出現は地上に少なからず影響を与える。
最も多く確認される被害は、飛行するバルファルクから剥がれ落ちた外殻によるものである。
本種の外殻は音速飛行の衝撃と高温の龍気に耐える強靭さを持つが、翼の先端部は代謝の早さゆえに外殻が頻繁に生え変わり、他の部位も次第に摩耗しこそげ落ちていく。
これが地上の人々に発見され、遥か高空をゆくその存在は「天より飛来する赤き星」として数々の流星伝承を生んだ。


また、バルファルクの出現によって地上の大型モンスターが活発化し、暴れ出すといった現象も確認されており、これも古文書に記された「災厄」ではないかと言われている。
・食性
肉食性。

文字数制限の関係で、本記事は分割記事となります。続きは【古龍種の書 天彗龍 バルファルク 下巻】をご覧下さい。