1995年にトンデモ本の世界―MONDO TONDEMOを読んで衝撃を受けてから、山本弘氏が主催すると学会の本は殆ど買っています。
「トンデモ本1999-このベストセラーがとんでもない」は何故か買いそびれていたので、Amazonで買ってみました。
「脳内革命」、「神々の指紋」、「猿岩石日記」と当時話題になった(でも今は全く評判になっていない)本のトンデモさを批評という内容になっていますが、確かにネタの古さを感じます。
雑誌ブルータスが「神々の指紋」の特集をやったりして、当時はそこそこインテリ層にも信じられていたように思います。しかしその内容は測量か描き方のミスで南アメリカの海岸線が伸びて、それが実は氷が無い状態の南極大陸だとか(その昔、デニケンもそのネタを使っていた)、ヴェリコフスキーの「衝突する宇宙」からの引用だったりとか、いずれにせよとうの昔にネタバレしている内容の焼き直しが中心の内容だった訳ですね。
この本で一番驚いたのが国語辞書ですら厳密に読むと変である事に気づかされた点です。
いやはや。理系的常識のある人とは本当に一握りなのだな、と感じてしまいます。
勿論、その逆の文系的常識のある人もまた一握りなので、日ユ同祖論とか、竹内文書を信じてしまう人が出てしまうのでしょう。
「トンデモ本1999-このベストセラーがとんでもない」は何故か買いそびれていたので、Amazonで買ってみました。
「脳内革命」、「神々の指紋」、「猿岩石日記」と当時話題になった(でも今は全く評判になっていない)本のトンデモさを批評という内容になっていますが、確かにネタの古さを感じます。
雑誌ブルータスが「神々の指紋」の特集をやったりして、当時はそこそこインテリ層にも信じられていたように思います。しかしその内容は測量か描き方のミスで南アメリカの海岸線が伸びて、それが実は氷が無い状態の南極大陸だとか(その昔、デニケンもそのネタを使っていた)、ヴェリコフスキーの「衝突する宇宙」からの引用だったりとか、いずれにせよとうの昔にネタバレしている内容の焼き直しが中心の内容だった訳ですね。
この本で一番驚いたのが国語辞書ですら厳密に読むと変である事に気づかされた点です。
いやはや。理系的常識のある人とは本当に一握りなのだな、と感じてしまいます。
勿論、その逆の文系的常識のある人もまた一握りなので、日ユ同祖論とか、竹内文書を信じてしまう人が出てしまうのでしょう。