先日も述べたように、我が家近辺の風景はまだ花盛りではない。しかし、視線を下に向けて歩くと、小さな花が咲いている。上には枯れ枝かと思えるが、よく見ると木々には芽が出ている。外気温は23度を超えていた。初夏の陽気だ。だが、室内はひんやりとしている。上着を羽織りたくなる。
さて、この時期地面に張り付くように咲き、鮮やかなブルーの小さな花がある。もともとヨーロッパ原産で19世紀末に日本に入った外来種で、洋名はベロニカ・ベドゥンクラリスという。和名はオオイヌノフグリだ。よく言われるように「みっともない和名」の代表格だ。
この花を愛でるときは、和名は忘れた方がよい。
「ベロニカ(ヴェロニカ)」には、もっと聖心な意味がある。
ヴェロニカは、カトリック教会・正教会の聖人の名とのこと。
エルサレムの敬虔な女性であるヴェロニカは、十字架を背負いゴルゴダの丘へ向かって歩くキリストを憐み、額の汗をぬぐうようにと、ヴェロニカが身につけていたヴェールを差し出した。キリストはその好意に応え、ヴェールで汗を拭きヴェロニカに返した。すると、奇跡が起こり、ヴェールに、キリストの顔が浮かび上がったという。

スーパーの駐車場脇に群生していたベロニカ

我が家の庭に、まばらに咲くベロニカ

ベロニカの隣には咲くナズナ

芽を出したフキノトウ

開きだしたフキノトウ

高台に咲くヤブレガサの若葉

林を背に芽吹きだしたオオデマリ

岩を背景にまだ咲いているスイセン

沈丁花の芽も出だした

挿し木のモミジも芽が出ている
芽吹きを題材に探してみると、庭の別な姿が浮かび上がった。とにかく今日は、みっともなくない「ベロニカ」の美しさと清らかさを味わった。
さて、この時期地面に張り付くように咲き、鮮やかなブルーの小さな花がある。もともとヨーロッパ原産で19世紀末に日本に入った外来種で、洋名はベロニカ・ベドゥンクラリスという。和名はオオイヌノフグリだ。よく言われるように「みっともない和名」の代表格だ。
この花を愛でるときは、和名は忘れた方がよい。
「ベロニカ(ヴェロニカ)」には、もっと聖心な意味がある。
ヴェロニカは、カトリック教会・正教会の聖人の名とのこと。
エルサレムの敬虔な女性であるヴェロニカは、十字架を背負いゴルゴダの丘へ向かって歩くキリストを憐み、額の汗をぬぐうようにと、ヴェロニカが身につけていたヴェールを差し出した。キリストはその好意に応え、ヴェールで汗を拭きヴェロニカに返した。すると、奇跡が起こり、ヴェールに、キリストの顔が浮かび上がったという。

スーパーの駐車場脇に群生していたベロニカ

我が家の庭に、まばらに咲くベロニカ

ベロニカの隣には咲くナズナ

芽を出したフキノトウ

開きだしたフキノトウ

高台に咲くヤブレガサの若葉

林を背に芽吹きだしたオオデマリ

岩を背景にまだ咲いているスイセン

沈丁花の芽も出だした

挿し木のモミジも芽が出ている
芽吹きを題材に探してみると、庭の別な姿が浮かび上がった。とにかく今日は、みっともなくない「ベロニカ」の美しさと清らかさを味わった。