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歯科技工士・岩澤 毅

杉岡範明 着実に前進させるために

2020年04月01日 | 森元主税
杉岡範明 

着実に前進させるために



人生100年時代に活躍する歯科技工士の在り方 歯科技工士の業務見直しが始まる!



杉岡範明氏 「着実に前進させるために」について


2020年3月24日に入手した日本歯科技工士連盟役員選挙(会長選挙)に際しての、杉岡範明候補(現職、3期6年)の「着実に前進させるために」と題する文書を検討します。
当初の選挙投票予定日は3月14日の日本歯科技工士連盟の第1回評議員会でした。西澤隆廣候補は、この日程に従って文書を評議員に送付しています。
これに刺激されたのか、或いはこの西澤候補の文書の有権者への浸透に対する対抗策としてか、杉岡候補がこの時点で「着実に前進させるために」と題する文書を送付したといわれています。
本来、「横綱相撲」を取るべき現職会長としては、いわば「後出しじゃんけん」の形です。

前文
「同じ目標に向かっていると思っていた者同士」
→会内の役員選挙(会長選挙)ですか、同じ会員の間での選挙となるのは当たり前のことです。大きくは「同じ目標」を共有していることは、当然の前提ではないでしょうか。
ことさら役員間の選挙であることを指して言っているのであれば、過去に杉岡氏が会長そして当時の副会長の時見候補と争った時もあり、選挙戦をことさら避けたい様に受け取られる姿勢は如何なものでしょうか。

「信を問う」
有権者が立候補者の中から最もそのポストに相応しいと思う候補に一票を投じる、正に「信を問う」ことこそ選挙の役割と思います。「信」を得られた者だからこそ、信任を得ていることに迷うことなくそのポストの役割を果たせるのだと思います。

「内外に混乱」
→正当な選挙制度を「混乱」と捉える表現です。民主的な選挙をネガティブに捉えていると思います。会員にとって基本的権利である民主的な選挙制度に対する理解が不足していまと思います。会員の権利を評議員が代表して行使する大切な仕組みが今回の役員選挙です。
有権者にとっては、投票の機会、意思表明の機会が奪われる無投票になってしまうことこそ不利益です。立候補者数が定員内であれば、信任投票の機会の無い現行制度では、今回の会長選挙で投票の機会、意思表明の機会が出来たことは会員・有権者にとって有益なことです。
選挙に慣用的な表現に「有権者の審判を受ける」「有権者の審判が下る」「選挙の洗礼を受ける」等があります。「審判」も「洗礼」も、宗教的意味合いも併せ持つ言葉です。選挙・投票という行為の厳粛さ、立候補者が選挙を通じて経験する有権者によって様々な角度から厳しく審査され、その後に当選することによって正当性を得ることができる民主制の崇高性から選択され、慣用となった表現と思います。
百人規模の皆がお互いを良く知り、顔見知りの団体であれば、話し合いということもあり得るでしょうし、現実に各種の団体に散見されます。しかし、全国規模の職能団体の代表としては、選挙戦を避けようとする意識と心のありようは、相応しくないと言わざるお得ないでしょう。
全国規模の団体の代表選挙は、団体の内外に団体の今後の方向性等を明らかにする絶好の機会として生かすべきものです。
友好団体の自由民主党総裁は、総裁選挙を経て選出された総裁が大いに力を発揮してきた歴史があります。小渕総裁の突然の御不幸の後を継いだ森総裁、安倍総裁の病気辞任の後を継いだ福田総裁はともに不本意な形で辞任しています。選挙の洗礼・審判を受けることで、当選後は力を発揮できるのです。小泉総裁の総裁選挙とその後の総裁としの業績を思い出して頂ければ、選挙を経て信任を得ることの効用をご理解頂けると思います。
アメリカ合衆国の大統領選挙が予備選挙を含めあれだけ大規模なのは、大国の指導者、世界の指導者を選ぶ上で必要不可欠なことと思います。

見出し1
「6年前に戻るのか」
→6年前の杉岡会長スタートの時点の方が、会員数が多かったわけです。杉岡氏の会長時代は、会員を減らしているのです。この点は重要な現職の会長に対する評価基準です。杉岡氏にとって、「6年前」の前会長の古橋氏の最後の年はどんな年だというのでしょうか?
杉岡氏は、自身の就任時よりも会員を減らしたことに対する反省や何らかの思いは無いのでしょうか?はなはだ疑問な言葉です。

「目前に近づいた成果」
→何を言いいたいのでしょうか?意味不明です。何を指して「成果」と言っているのでしょうか?「目前」には、何があるのでしょうか?「成果」は、どこにどんな形であるのでしょう。「目前に近づいた成果」という、我々会員・有権者には知らされていない隠し玉でもあるのでしょうか?評議員会当日、我々会員・有権者の「眼前に」突如として「成果」が天から降ってくるのでしょうか?地から湧いてくるのでしょう?

本文1
「私は歯科技工士の代表として」
→杉岡氏「個人」が「歯科技工士の代表」をしているのではないのです。役職としての日本歯科技工士会会長が、日本の歯科技工士を「代表」をして対外活動をしているのです。そのことを勘違いしている様です。これは、極めて深刻で重大な勘違いと言えます。役職・ポストに伴う「代表」であり、属人的に杉岡氏個人が「代表」しているのではありません。

「かつて無いほど様々な政策や事業を提案」
→杉岡氏から行政に積極的に提案しているような言い回しをされていますが、過去に他団体や地域組織で取り組まれた事業を参考にさせて頂いていることに対する言及や敬意が感じられないのは、残念なことです。
歯科技工士学校・養成所への志願者減少と歯科技工士学校・養成所数そのものの減少を背景に、歯科技工士学校・養成所の設置者による世論や行政への働きかけが、行政の施策を引き出している事実にも謙虚でありたいものです。
歯科技工士志願者減少と学校・養成所数減少は、この6年間ことに著しかったことが行政の施策を生んだ背景にあることは、だれの目にも明らかではないでしょうか。この志願者減少と学校・養成所数減少に正に向き合うべき時期の団体の代表として何をしたのか、大いに疑問です。
行政側にとって確実に事業を推進する上で、先行事例を参考・研究すること大切なことであり、関係団体と協調することは行政側にとっては変わらぬ基本と言えるでしょう。特定個人の手柄話の様に描くのは、事実にも反し品位に欠ける話と思います。

見出し2
「現実を直視し理想に向かう」
→杉岡氏の文章には、「現実」も「理想」も具体的な内容の定義がありません、説明がありません。何を示しているのか不明です。内容の定かでない空疎な言葉を雰囲気のみで使っています。いわば、表面だけを取り繕った様な言葉遣いと言って良いのではないでしょうか。
現在も過去も、杉岡氏から「理想」が語られたときはあったでしょうか?何時のどの文書に記されているでしょう?会員・有権者は、杉岡氏の「理想」を知りません。

本文2
「ある団体」
→日本歯科医師会、日本歯科医師連盟としか思えない団体を例に挙げていると思いますが、この団体は過去2度までも司法のお世話になるなど世間から許されない行為を行い、いまだマイナスからの回復のための活動をしている団体です。歯科技工士会・連盟と比較するべき団体ではありません。比較するのであれば、日本医師会、日本薬剤師会等が順当と思われます。
いやしくも日本歯科技工士会、日本歯科技工士連盟の会長の職にある者が、このような役員選挙の局面で、関係の深い他団体である歯科医師の団体の言及する手法は如何なものでしょうか。
さらに、看護、衛生検査、理学療法、診療放射線等の各団体は、確実に業務範囲を広げ社会的地位を向上させ、経済的にも前進しています。杉岡氏は、これらの団体から学ぶ姿勢が見られません。残念なことです。
過去、地域連盟組織の会長が、他団体、歯科医師団体の運営をあたかも揶揄する文書を公開するなどということがあったでしょうか?ましてや、全国団体の代表です。我々会員・有権者の常識とは異質なものです。

「組織内国会議員」
→「組織内国会議員」と言う場合、通常は組織の構成員出身の議員を指します。日本歯科医師会・連盟の組織内国会議員であれば、会員である議員です。
日本歯科医師会・連盟では、前回の参議院選挙に比例区で歯科医師組織の推薦を得て出馬した会員である沖縄の女性歯科医師の立候補者の方は落選しています。杉並区長を経験し現在は参議院議員である山田宏氏は日歯連盟組織の「推薦議員」です。ですので、日本歯科医師会・連盟は今現在、本来の「組織内国会議員」を持っていません。
歯科医師であり会員である参議院議員に島村大議員がいますが、神奈川選挙区選出であり「組織内国会議員」という言い方にはなじみません。
言葉のセンス、言葉の使い方が、日本歯科技工士連盟会長としては大いに疑問です。軽率な言葉遣いと言えるでしょう。
杉岡氏はご自分の「着実に前進させるために」なる文書が、歯科医師会関係者に出回った際に歯科医師側の受け取るメッセージによる今後起こりえる歯科技工士側の損失、ダメージ等に対する配慮は出来ないのでしょうか?現職の会長の立場を併せ持つ自身を、このことをどの様に考えているのでしょうか、極めて残念なことです。そして、他団体に対し礼節も礼儀にも欠けた行為と思います。
歯科関係団体間の「協調」「協力」「共闘」は、眼中にないのでしょうか?

「経済課題」
→文脈からは歯科医師の団体の「経済課題」を指しているわけですが、内容の定義がありません。意味も内容もこの文章からは不明です。「解決できませんでした」と記述していますが、「解決」とは何を指しているのか、全く不明です。そして、「解決できませんでした」と断定しています。歯科医師からも歯科技工士からさえも「不遜な言葉」と捉えられる場合も大いに考えられるでしょう。日本歯科医師会の経済課題とは?漠然とした用語法です。

「幻想」
→杉岡氏の全体の主張の弱さを、相手候補に「幻想」というレッテルを張ること乗り切ろうとする手法と思われます。杉岡氏には3期6年目の現職の会長です。当然にも「横綱相撲」の選挙戦を期待されますが、とても考えられない異質な手法です。過去の突然土俵を去り故国に帰った横綱の様な取り口です。

「出口の見えない道を示すことは無責任」
→杉岡氏は3期6年間、日技・日技連盟会長のポストにありながら、前進しなかったことに反省が無いことこそ「無責任」と思われます。
杉岡氏は、どこに「出口」を置き、どこに「道を示」しているのでしょうか?この6年間、一度としてそれを示したことは無かったのではないでしょうか。
一度口から発せられた言葉は、結局は自分に帰って来るものであることを思い起こして頂きたものです。

見出し3
「戦略」
→杉岡氏はこの3期6年間、一度として「戦略」を示すことはありませんでした。いわば、「場当たり」であり、「右往左往」でした。悪く言えば、その場しのぎでした。

「着実に前進させること」
→まったく意味不明です。「着実」も「前進」も、この3期6年間のことを考えれば、空疎と言われても致し方無いものと思われます。言葉だけであり、文字だけです。

本文3
「信頼」
→杉岡氏に最も身近にいる周囲の方から「信頼」が無いから、二度までも自身の副会長が対立候補として立候補している現実が見えていないと思われます。

「最後のチャンス」
→この「チャンス」とは、杉岡氏がポストに留まる「チャンス」でしかないわけです。歯科技工士の運命に、杉岡氏が一方的に「最後」を付けるとは、余りにも断定が過ぎ不遜と思われます。

「皆さんの一票には大きな責任があります」
→驚くべき言葉を会員・有権者に投げかけています。3期6年間の会長在任期間の総括のできていない方が、有権者に向けて書くべき言葉ではありません。評議員の皆さんは、この言葉をどのようにお読みになるのでしょうか?

「信頼」できる多くの仲間と共に
→何方を指して「仲間」と言っているのでしょう。
ご自分が指名した副会長の方々は、その「仲間」に入っているのでしょうか?
日本歯科技工士会の西澤副会長、森野副会長、山下副会長は、この「仲間」に入っているのでしょうか?
日本歯科技工士連盟の石原副会長、小川副会長、秋山副会長は、この「仲間」に入っているのでしょうか?

3期6年間在任した会長として、誠に残念な誠意の感じられない、文書「着実に前進させるために」です。

困難な状況ですが、歯科と歯科技工士にとって有意義な役員選挙となることを願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。








杉岡範明氏 「着実に前進させるために」について

2020年3月24日に入手した日本歯科技工士連盟役員選挙(会長選挙)に際しての、杉岡範明候補(現職、3期6年)の「着実に前進させるために」と題する文書を検討します。

当初の選挙投票予定日は3月14日の日本歯科技工士連盟の第1回評議員会でした。西澤隆廣候補は、この日程に従って文書を評議員に送付しています。

これに刺激されたのか、或いはこの西澤候補の文書の有権者への浸透に対する対抗策としてか、杉岡候補がこの時点で「着実に前進させるために」と題する文書を送付したといわれています。

本来、「横綱相撲」を取るべき現職会長としては、いわば「後出しじゃんけん」の形です。

前文

「同じ目標に向かっていると思っていた者同士」

→会内の役員選挙(会長選挙)ですか、同じ会員の間での選挙となるのは当たり前のことです。大きくは「同じ目標」を共有していることは、当然の前提ではないでしょうか。

ことさら役員間の選挙であることを指して言っているのであれば、過去に杉岡氏が会長そして当時の副会長の時見候補と争った時もあり、選挙戦をことさら避けたい様に受け取られる姿勢は如何なものでしょうか。


「信を問う」

有権者が立候補者の中から最もそのポストに相応しいと思う候補に一票を投じる、正に「信を問う」ことこそ選挙の役割と思います。「信」を得られた者だからこそ、信任を得ていることに迷うことなくそのポストの役割を果たせるのだと思います。

「内外に混乱」

→正当な選挙制度を「混乱」と捉える表現です。民主的な選挙をネガティブに捉えていると思います。会員にとって基本的権利である民主的な選挙制度に対する理解が不足していまと思います。会員の権利を評議員が代表して行使する大切な仕組みが今回の役員選挙です。

有権者にとっては、投票の機会、意思表明の機会が奪われる無投票になってしまうことこそ不利益です。立候補者数が定員内であれば、信任投票の機会の無い現行制度では、今回の会長選挙で投票の機会、意思表明の機会が出来たことは会員・有権者にとって有益なことです。

選挙に慣用的な表現に「有権者の審判を受ける」「有権者の審判が下る」「選挙の洗礼を受ける」等があります。「審判」も「洗礼」も、宗教的意味合いも併せ持つ言葉です。選挙・投票という行為の厳粛さ、立候補者が選挙を通じて経験する有権者によって様々な角度から厳しく審査され、その後に当選することによって正当性を得ることができる民主制の崇高性から選択され、慣用となった表現と思います。

百人規模の皆がお互いを良く知り、顔見知りの団体であれば、話し合いということもあり得るでしょうし、現実に各種の団体に散見されます。しかし、全国規模の職能団体の代表としては、選挙戦を避けようとする意識と心のありようは、相応しくないと言わざるお得ないでしょう。

全国規模の団体の代表選挙は、団体の内外に団体の今後の方向性等を明らかにする絶好の機会として生かすべきものです。

友好団体の自由民主党総裁は、総裁選挙を経て選出された総裁が大いに力を発揮してきた歴史があります。小渕総裁の突然の御不幸の後を継いだ森総裁、安倍総裁の病気辞任の後を継いだ福田総裁はともに不本意な形で辞任しています。選挙の洗礼・審判を受けることで、当選後は力を発揮できるのです。小泉総裁の総裁選挙とその後の総裁としの業績を思い出して頂ければ、選挙を経て信任を得ることの効用をご理解頂けると思います。

アメリカ合衆国の大統領選挙が予備選挙を含めあれだけ大規模なのは、大国の指導者、世界の指導者を選ぶ上で必要不可欠なことと思います。


見出し1

「6年前に戻るのか」

→6年前の杉岡会長スタートの時点の方が、会員数が多かったわけです。



767名減少



杉岡氏の会長時代は、会員を減らしているのです。この点は重要な現職の会長に対する評価基準です。杉岡氏にとって、「6年前」の前会長の古橋氏の最後の年はどんな年だというのでしょうか?

杉岡氏は、自身の就任時よりも会員を減らしたことに対する反省や何らかの思いは無いのでしょうか?はなはだ疑問な言葉です。

古橋氏に噛みついたか?!


「目前に近づいた成果」

→何を言いいたいのでしょうか?意味不明です。何を指して「成果」と言っているのでしょうか?「目前」には、何があるのでしょうか?「成果」は、どこにどんな形であるのでしょう。「目前に近づいた成果」という、我々会員・有権者には知らされていない隠し玉でもあるのでしょうか?評議員会当日、我々会員・有権者の「眼前に」突如として「成果」が天から降ってくるのでしょうか?地から湧いてくるのでしょう?





本文1

「私は歯科技工士の代表として」

→杉岡氏「個人」が「歯科技工士の代表」をしているのではないのです。役職としての日本歯科技工士会会長が、日本の歯科技工士を「代表」をして対外活動をしているのです。そのことを勘違いしている様です。これは、極めて深刻で重大な勘違いと言えます。役職・ポストに伴う「代表」であり、属人的に杉岡氏個人が「代表」しているのではありません。



「かつて無いほど様々な政策や事業を提案」

→杉岡氏から行政に積極的に提案しているような言い回しをされていますが、過去に他団体や地域組織で取り組まれた事業を参考にさせて頂いていることに対する言及や敬意が感じられないのは、残念なことです。

歯科技工士学校・養成所への志願者減少と歯科技工士学校・養成所数そのものの減少を背景に、歯科技工士学校・養成所の設置者による世論や行政への働きかけが、行政の施策を引き出している事実にも謙虚でありたいものです。

歯科技工士志願者減少と学校・養成所数減少は、この6年間ことに著しかったことが行政の施策を生んだ背景にあることは、だれの目にも明らかではないでしょうか。この志願者減少と学校・養成所数減少に正に向き合うべき時期の団体の代表として何をしたのか、大いに疑問です。

行政側にとって確実に事業を推進する上で、先行事例を参考・研究すること大切なことであり、関係団体と協調することは行政側にとっては変わらぬ基本と言えるでしょう。特定個人の手柄話の様に描くのは、事実にも反し品位に欠ける話と思います。


見出し2

「現実を直視し理想に向かう」

→杉岡氏の文章には、「現実」も「理想」も具体的な内容の定義がありません、説明がありません。何を示しているのか不明です。内容の定かでない空疎な言葉を雰囲気のみで使っています。いわば、表面だけを取り繕った様な言葉遣いと言って良いのではないでしょうか。

現在も過去も、杉岡氏から「理想」が語られたときはあったでしょうか?何時のどの文書に記されているでしょう?会員・有権者は、杉岡氏の「理想」を知りません。


本文2

「ある団体」

→日本歯科医師会、日本歯科医師連盟としか思えない団体を例に挙げていると思いますが、この団体は過去2度までも司法のお世話になるなど世間から許されない行為を行い、いまだマイナスからの回復のための活動をしている団体です。歯科技工士会・連盟と比較するべき団体ではありません。比較するのであれば、日本医師会、日本薬剤師会等が順当と思われます。

いやしくも日本歯科技工士会、日本歯科技工士連盟の会長の職にある者が、このような役員選挙の局面で、関係の深い他団体である歯科医師の団体の言及する手法は如何なものでしょうか。

さらに、看護、衛生検査、理学療法、診療放射線等の各団体は、確実に業務範囲を広げ社会的地位を向上させ、経済的にも前進しています。杉岡氏は、これらの団体から学ぶ姿勢が見られません。残念なことです。過去、地域連盟組織の会長が、他団体、歯科医師団体の運営をあたかも揶揄する文書を公開するなどということがあったでしょうか?ましてや、全国団体の代表です。我々会員・有権者の常識とは異質なものです。
 日技連盟、日技本会の会員はこのような最も身近で、かつ頼りにしなければならない他団体の内政干渉をする杉岡を糾弾すべきである!!




「組織内国会議員」

→「組織内国会議員」と言う場合、通常は組織の構成員出身の議員を指します。日本歯科医師会・連盟の組織内国会議員であれば、会員である議員です。

日本歯科医師会・連盟では、前回の参議院選挙に比例区で歯科医師組織の推薦を得て出馬した会員である沖縄の女性歯科医師の立候補者の方は落選しています。杉並区長を経験し現在は参議院議員である山田宏氏は日歯連盟組織の「推薦議員」です。ですので、日本歯科医師会・連盟は今現在、本来の「組織内国会議員」を持っていません。

歯科医師であり会員である参議院議員に島村大議員がいますが、神奈川選挙区選出であり「組織内国会議員」という言い方にはなじみません。

言葉のセンス、言葉の使い方が、日本歯科技工士連盟会長としては大いに疑問です。軽率な言葉遣いと言えるでしょう。

杉岡氏はご自分の「着実に前進させるために」なる文書が、歯科医師会関係者に出回った際に歯科医師側の受け取るメッセージによる今後起こりえる歯科技工士側の損失、ダメージ等に対する配慮は出来ないのでしょうか?現職の会長の立場を併せ持つ自身を、このことをどの様に考えているのでしょうか、極めて残念なことです。そして、他団体に対し礼節も礼儀にも欠けた行為と思います。

歯科関係団体間の「協調」「協力」「共闘」は、眼中にないのでしょうか?


「経済課題」

→文脈からは歯科医師の団体の「経済課題」を指しているわけですが、内容の定義がありません。意味も内容もこの文章からは不明です。「解決できませんでした」と記述していますが、「解決」とは何を指しているのか、全く不明です。そして、「解決できませんでした」と断定しています。歯科医師からも歯科技工士からさえも「不遜な言葉」と捉えられる場合も大いに考えられるでしょう。日本歯科医師会の経済課題とは?漠然とした用語法です。

 多くの歯科技工士は、個人生活や法人の経営状態を良好にするために、大量生産と長時間労働によってそれぞれの経済を整えてきた!

 経済という語句を使用するのならば、歯科技工士が望む(期待する)良好な経済を手に入れるには、解決のための筆頭課題である「自由経済で売買される補てつ物」からの脱却である。

 つまり、『法的地位=介補者』からの脱却である。


けい ざい [1]【経済】

( 名 ) スル

① 物資の生産・流通・交換・分配とその消費・蓄積の全過程、およびその中で営まれる社会的諸関係の総体。

② 世を治め、民の生活を安定させること。「男児の事業を為して天下を-するは/花柳春話 純一郎」

③ 金銭の出入りに関すること。やりくり。 「我が家の-は火の車だ」

④ 費用が少なくてすむこと。節約。 〔「経世済民」または「経国済民」の略。「和英語林集成」(1867年)に訳語として economy と載るのが早い例〕

「幻想」

→杉岡氏の全体の主張の弱さを、相手候補に「幻想」というレッテルを張ること乗り切ろうとする手法と思われます。杉岡氏には3期6年目の現職の会長です。当然にも「横綱相撲」の選挙戦を期待されますが、とても考えられない異質な手法です。過去の突然土俵を去り故国に帰った横綱の様な取り口です。

「出口の見えない道を示すことは無責任」

→杉岡氏は3期6年間、日技・日技連盟会長のポストにありながら、前進しなかったことに反省が無いことこそ「無責任」と思われます。

杉岡氏は、どこに「出口」を置き、どこに「道を示」しているのでしょうか?この6年間、一度としてそれを示したことは無かったのではないでしょうか。

一度口から発せられた言葉は、結局は自分に帰って来るものであることを思い起こして頂きたものです。


見出し3

「戦略」

→杉岡氏はこの3期6年間、一度として「戦略」を示すことはありませんでした。いわば、「場当たり」であり、「右往左往」でした。悪く言えば、その場しのぎでした。



「着実に前進させること」 どこにも透明性はない ⇒ 役員、理事全員が前進を認識していないのに何が透明性だ!





→まったく意味不明です。「着実」も「前進」も、この3期6年間のことを考えれば、空疎と言われても致し方無いものと思われます。言葉だけであり、文字だけです。


本文3

「信頼」

→杉岡氏に最も身近にいる周囲の方から「信頼」が無いから、二度までも自身の副会長が対立候補として立候補している現実が見えていないと思われます。


「最後のチャンス」

→この「チャンス」とは、杉岡氏がポストに留まる「チャンス」でしかないわけです。歯科技工士の運命に、杉岡氏が一方的に「最後」を付けるとは、余りにも断定が過ぎ不遜と思われます。
 チャンスを与えられても、折角のチャンスを活かしていないのは杉岡氏でしょう。


「皆さんの一票には大きな責任があります」

→驚くべき言葉を会員・有権者に投げかけています。3期6年間の会長在任期間の総括のできていない方が、有権者に向けて書くべき言葉ではありません。評議員の皆さんは、この言葉をどのようにお読みになるのでしょうか?

  おまけに自己反省もない!

「信頼」できる多くの仲間と共に

→何方を指して「仲間」と言っているのでしょう。

ご自分が指名した副会長の方々は、その「仲間」に入っているのでしょうか?

日本歯科技工士会の西澤副会長、森野副会長、山下副会長は、この「仲間」に入っているのでしょうか?

日本歯科技工士連盟の石原副会長、小川副会長、秋山副会長は、この「仲間」に入っているのでしょうか?


3期6年間在任した会長として、誠に残念な誠意の感じられない、文書「着実に前進させるために」です。


困難な状況ですが、歯科と歯科技工士にとって有意義な役員選挙となることを願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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