「はてナ？Q＆A」第4回 歯科技工所から出るゴミの処理方法

歯科技工所運営対策部
「はてナ？Q＆A」
第4回 歯科技工所から出るゴミの処理方法※（『日本歯技』07.6月号）

Q：歯科技工所から出るごみ(廃棄物)について注意することは何しょうか?
A：歯科技工所からも様々なゴミが出ます。それらは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律（昭和45年法律第137号　以下「廃棄物処理法」）により、他の事業所と同様に事業所ごみとして適正な処理が求められます。法改正により、産業廃棄物の排出者責任の明確化が進んでいます。歯科技工所は、最終処分に至るまでの適正処理責任を負います。
また、個人情報保護法に関連し関連廃棄物の適正な処理も求められます。

Q：産業廃棄物処理委託契約とは何しょうか?
A：産業廃棄物の処理を委託するときは、都道府県知事（保健所設置市においては市長）の許可を受けた収集運搬業者や処分業者（許可業者）と委託契約を結ぶ必要があります。許可業者かどうかを許可証の提示を求める等して十分確認してください。
契約書に必要な記載事項、添付書類等については各都道府県（保健所設置市においては市）の担当部署までお問い合わせください。

○まとめ
　歯科技工所も、地域社会と地球市民の一員として社会的責任を果たし、誤りの無い廃棄物等の処理が必要です。歯科技工所の法的・社会的責任を自覚し、「歯科技工所の構造設備基準及び歯科技工所における歯科補てつ物等の作成等及び品質管理指針」（平成17年3月18日厚生労働省医政局長）を遵守し、誤りの無い歯科技工所運営と廃棄物等の処理をお願いいたします。

詳しくは日本歯科技工士会ホームページ
「歯科技工所運営対策部/情報」を御覧下さい
http://www.nichigi.or.jp/

大切なことは　適切な委託業者選択⇒間違いの無い契約⇒確実な契約の履行