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歯科技工士・岩澤 毅

鎌倉 孝夫 (著), 佐藤 優 (著)  はじめてのマルクス

2014年01月03日 | amazon.co.jp・リストマニア
宇野経済学の総括と葬送, 2014/1/3

By 歯職人

 本書のタイトルが、「はじめてのマルクス」であることは、一つの冗談か?マルクスの読み方は他に無いとの主張か?そこは、判然としないが、宇野経済学をある程度かじっていなければ、本書を読み通すことは辛いのではないか。
 団塊世代が若き日に、講座派、労農派、宇野経済学に一定の知識を持ち、その後その世界から離れていた方が、読むには適してているだろうが、入門書と思い「はじめてのマルクス」として本書を紐解いた方は、愕然とするのではないか。
 佐藤優氏の著作に馴染んだ方であれば、佐藤氏の高校時代の鎌倉孝夫氏との関係はすでに承知されているだろうが、ここまで宇野弘蔵氏とその弟子たちの動向、宇野学派の変遷に関する記述あることに驚かれると思う。
 あえて言えば、時代に挑戦する出版と言えよう。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4906605923/ref=cm_cr_mts_prod_img

はじめてのマルクス

鎌倉 孝夫/佐藤 優【著】

価格 \1,365(税込) 金曜日(2013/11発売)

サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 19cm
商品コード 9784906605927
NDC分類 331.6

内容説明

成果至上主義に疲れ切っている社会人、仕事にやりがいを見つけられない公務員、将来が不安でたまらない学生が急激に増えている。なぜこういう状態になっているかを、わかりやすく解き明かす。師弟対談が読み解く『資本論』。

目次

第1章 資本主義は命を奪う
第2章 まやかしの金融工学
第3章 価値は労働から生まれる
第4章 新自由主義者は頭が悪い
第5章 ソ連はなぜ崩壊したのか
第6章 マルクス経済学の重要性
第7章 『資本論』をどう読むか

著者紹介

鎌倉孝夫[カマクラタカオ]
1934年生まれ、経済学博士・埼玉大学及び東日本国際大学名誉教授。埼玉大学文理学部を卒業後、東京大学大学院経済学研究科博士課程を修了。埼玉大学助手、講師、助教授、教授を歴任。2000~2006年、東日本国際大学学長を務める

佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。作家、元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館や本省国際情報局分析第一課などに勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、09年、執行猶予付き有罪判決が確定した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

カネで命が奪われる!いまこそ高まる『資本論』の重要性。現代社会における資本主義の矛盾を『資本論』で解き明かす、師弟対談。

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