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武士道のはなし

新渡戸稲造の「武士道」。花は桜木、人は武士とか、武士道は死ぬことと見つけたりという言葉はご存知かと思います。


グルージャ発足時のメンバーAさんから武士道の話を聞かされたことがあったんです。

その武士道を噛み砕いて2010年出版化したのが東大教授の山本さん。


新渡戸稲造といえば、以前は5000円札の肖像画になりましたよね。

岩手生まれ(父・伝は青森は十和田の生まれ)の稲造は、海外に学び、帰国後は札幌農学校教授などを歴任。
後年国際連盟の事務局次長などを勤め、最後はカナダ・ビクトリアで客死。


武士道の定義とは?

・戦士が日常で行う義務
⇒ノブレス・オブ・リッジ(高貴な身分に伴う義務)

堀尾さん、菅原手習いの段を説明。
主君のために、松王丸の息子が犠牲になったというお話。

・君主と家来の「忠義」
身内や家庭よりも、ご主人様に尽くす。
そして「義」というのはこう説明している。
「義、があれば無骨ものでも武士としてできるんだ」
また、「義」のためには「勇」(勇気)が必要だ。

「智」…英知
「仁」…情け
「信」…誠実

この徳目があり、「礼」…従順があって、儒教の徳目の構造は完成します。

・「忠義」の先に
自分の血を注ぎ、言葉の誠実さを示すことで、主君の良心に訴えること。

といえばやはり竹崎季長のお話だろうか。

そして、「忠」の先に「名誉」がある。また、忠義を果たすことで名誉を得られると山本教授はいう。

主君の面前で死ぬことが最大の名誉、死ぬことも恐れなかった武士たち。


稲造は欧米と日本の比較を花に例えた。欧米人はバラを好むが、バラのごとく永遠を望む。日本人は桜を好むが、散り際の潔さは我々日本人ならではだ、そう論じている。

それがやがて玉砕の日本兵につながったのか。ビアクで散った岩手県民兵士もまた、皇国のために武士(サムライ)となったのだ。

稲造はこの「武士道」を書くことで、日本人の精神理論を世界に発信。文字通り太平洋の架け橋となった。それはビクトリアでの客死の前年のことである。


・・・岩手が生んだ墨客・論客の名著がEテレで多々紹介されています。賢治、啄木、そして今回は新渡戸稲造。
NHK教育の製作サイドに岩手県出身者がいらっしゃるのでしょうか?CXとかはいるようですが。

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