だが、今回はＦリーグオールスターの模様。
仙台・ゼビオアリーナで開催された10th記念大会をお伝えしよう。
入場時、外はあいにくの雨。芋煮振る舞いのテントで雨宿りをしたほどだ。
場内に入ると、ベガルタ仙台ＯＢとヴォスクオーレ仙台ＯＢ（清水誠、渡辺一城、米山和樹ら）を主体とした宮城県チームの試合が行われていた。
ベガルタＯＢは平瀬智行監督（ブランデュー弘前に年一参加してますが）。現在子供たちにフットサルを教えているという永井篤志（永井兄弟の弟、といってもわからないか。福岡、山形にもいました）が大活躍で宮城県チームに勝利。
ちなみに宮城県チームでプレーしていたパンサーの尾形さん、途中でベガルタＯＢに寝返る騒動も…これ、バレーボールなら即１失点ですよ！
その後Ｆの10年を相根澄さんが語るトークショーもあり、徐々に集まる各地のサポーターと共にキックオフを待った。
そして選手入場。EASTはエスポラーダ北海道、ヴォスクオーレ仙台に東京勢（バルドラール浦安も含め）という構成、一方WESTは絶対王者名古屋オーシャンズに不死鳥久光のいる湘南ベルマーレが主体となっている。
試合は立ち上がり前述の久光のシュートから始まった。当然大挙した湘南サポーターも乗っていた。対するEASTはボラ（湘南→フウガドールすみだ）、室田（今期北海道からペスカドーラ町田へ移籍した）のシュートだが、枠を捉えられず…
一進一退の攻防が続くものの、東西GKの健闘が光った。ベテラン稲葉（浦安）、"バナナ"ヴィニシウス（シュライカー大阪、一度ステラ戦で見た）などもシュートを放つが、それを止める。
前半0-0の無得点、これでは見ている私も不満足である。だが、後半はEASTが前半とスターターを代えてきた。そう、水上玄太（ステラミーゴいわて花巻→北海道）をスターターに起用したのだ。
開幕戦に強く、「ミスター開幕」と呼ばれるが、花巻と北海道の創設時メンバーでもあり、個人的に一番応援したい選手だった。そして、やはり開幕男はやってくれた。
ボラから受けたボールをシュート、これが先制点となった。WESTのGKは名古屋の守護神関口（彼も北海道から移籍）だったが、これをぶち抜く一撃！一瞬北海道サポーターと共に立ち上がってしまった。
その後WESTも名古屋のシンビーニャがすぐに同点ゴール。ここからEASTが次の１点を挙げてもWESTが追いつくという流れになった。
圧巻は最後の１分だ。3-2でWESTリードの場面、EASTはGK藤原(浦安)を加えたパワープレーで勝負に出たが、ここで"レジェンド"と呼ばれる甲斐修侍(町田、彼も花巻で見た)からのパスを西谷（Fすみだ）が決めて同点に追いつく。
だが直後にヴィニシウスがゴールを決めてWEST再度勝ち越し。これでほぼWEST決まったかに思われたが、フットサルはこれで終わらなかったのだ。
残り数秒でボラが奇跡の同点ゴールを決めたのだ。この時のEAST応援団の喜びようと言ったら、言葉にならないほどであった。
4-4の同点、しかしここは引き分けとはならずPK戦に突入。
先攻のWEST、３人目まで成功。EASTも西谷、水上がしっかり決めて3-3のタイだ。
４人目、WEST安藤（名古屋）が藤原に止められた。対するEASTは見せ場を作った稲葉、百戦錬磨のキックがWESTゴールに突き刺さり、EASTの勝利が決まった。
普段はWESTを構成する名古屋オーシャンズ、シュライカー大阪に虐げられてる（と思ったが、現在の首位はフウガドールすみだ）EAST勢が意地を見せた結果となった。
途中私は呟いた。
「ステラがFにまだいたらなぁ、内村俊太出ただろうに」
ちょっと口惜しそうな感じだ。それをEAST応援団の人や仙台ファンの人に呟いたのだから…どんな気持ちになっただろうか？
取りあえず現在のFリーグ順位。
首位 すみだ
２位 名古屋
３位 大阪
・・・・・・・・・
最下位 仙台（浜松と４点差）
ヴォスクオーレ仙台の次回ホームは塩釜での湘南戦、勝てば何とか下位争い踏ん張れそうだ。
ただし10.22は東北Fリーグが東山であるので、どうしようか考え中。
（その前に大分行くんだよな、仁部屋には気をつけろ～！）
