まずは二戸。米田さんのそばえ庵の名物は冠婚葬祭のセット。要予約ですが…
こんにゃく刺し、そばがきの揚げ出し、柳ばっとなど八戸から岩手県北の「南部」らしい一品。
もちろん十割そばもあります。自家製のたれも味わいがありますね。
米田さんの願いは「岩手県北のこうしたコナもん食文化を伝えたい」とのこと。
つぎは浄法寺の「キッチンガーデン」。
やはり小麦粉、大豆の餅や饅頭が主流。中でも豆しとぎ(豆銀糖もそれに近いですが)は僕は大好きですね。
小麦粉、砂糖、くるみなどで浄法寺の柏餅「きゃば餅」を作るスタッフ。昔は塩味のシンプルなものだったそうです。
また、秋冬にオープンする田舎の家では野菜天と手打ちそば。東京じゃちょっと味わえないような定食も…
それから雑穀でできた水飴も。これは砂糖じゃない自然な甘さで、きなこやはったいと合わせたり、あと南部せんべいに塗るのもいいですね。
さぁ、次は遠野。
まずは豆腐、豆乳の新里とうふ店。今や遠野市唯一!
なんと朝早く足を運ぶと、立ち食い寄せ豆腐(150円)が食えるぞ!ということで、楽しみが増えましたね。
続いて伝承園。ずいぶん前に訪れました。
中にある菊池家、5000体のオシラサマなどありますが、食事はひっつみ(鶏だし醤油)とけいらん!。遠野の「けいらん!」はおやつです。これの餅というのを焼いた焼き餅もあります。
盛岡は確か八幡町に「ぶちょほまんじゅう」がありますが、そことそっくり!
最後は奥州市(江刺)の蕎麦屋で。
南蛮もちというものですが、結婚式のシメに振舞われたいわゆる雑煮ですが…
特徴は具材を刻む、唐辛子で味をつけるという点。岩手県南の餅文化と言えば一関が有名ですが、江刺の南蛮そばも忘れないように…
そばセットにも当然南蛮もち雑煮はついてきますよ。
こうして見ると、岩手には先人の知恵を活かす食文化というのがあるもんですね。
我々若い世代がこうしたものを引き継いでいけるようにしなければ…
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