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札幌・円山生活日記

円山の路地裏にある小さな古民家カフェ~「森彦(café MORIHICO.)」~

札幌・旭川で11店舗のカフェ/レストランを展開するコーヒーカンパニー「森彦」(MORIHICO.)の創業店。築80年ほどの古民家を改装したという小さな店はリピーターが絶えないカフェ好き/コーヒー好きの『聖地』とか。外国人観光客にも人気です。地下鉄東西線「円山公園駅」徒歩数分で路地裏にあります。

今日はかなり久しぶりの「森彦(café MORIHICO.)」創業店です。我が家から地下鉄東西線「円山公園駅」への往来や「マルヤマクラス」などでの買い物の際などに店先を通ると多くの日で入店待ち客が並んでいます。外国人観光客がタクシーで乗り付けたりもします。そんな繁盛ぶりでも行列も無く2階の人気席を見上げると空いている時もあります。通常は平日の午前中に多いので久しぶりの訪問も平日の開店早々に出かけてきました。結果的にはある程度は正解だったのですが開店1時間もするとほぼ満席になりました。相変わらずの繁盛ぶりに『カフェ好き/珈琲好きの聖地』の人気を再確認しました。店の場所は地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩5分ほどの住宅地の中で細い路地裏です(地図)。

「森彦(café MORIHICO.)」の外観。店頭で写真撮影するのは外国人観光客。店のウェブサイトでは“猫のしっぽのようにくねくねと細い遊歩道の先にある赤いトタン屋根の二階建て。蔦の絡まるゆかしい佇まいのこの場所が「森彦」である。知らなければ辿り着けない路地裏。けれど遠来が多いのは、不自由であるが故の豊かさをきっと皆知っているからだ”と紹介されています。

この木造の古民家は築80年ほどとか。グループCEOの市川草介氏が現在「円麦」のある場所に父親が開設したデザイン事務所に通勤していた時から気になっていた建物だそうです。

「森彦」と書かれた入口の暖簾。春、夏、秋、冬でそれぞれ4色と染めわけたものが用意されているそうです。
看板の「茶房森彦」という字も市川草介CEOが自分でしたため栗の1枚板にノミで掘ったものだそうです。

暖簾をくぐりガラガラと2重の引き戸を開けて入店すると正面に厨房があり・・
右手に薪ストーブが置かれ冬季は赤い炎が燃えています。

その隣の以前は台所だったというコーナーに置かれている黒電話等。店の雰囲気造りの重要な小物です。

人数を告げると「2階が空いていますのでどうぞ!」と案内され手すりを伝い階段をあがります。急な階段ですが古い民家は皆このような階段だったそうです。

2階フロアには中央の吹き抜けに面して2人掛け丸テーブルと奥に4人掛けテーブルがあります。

そして吹き抜けと出窓の間には廃材で作ったという人気の窓際の席。

窓際の席から見た2階席。4人掛けテーブルの奥には昔は「押し入れ」だったというスペースに2人掛けテーブルがあります。2階席は以上で4人掛け×1に2人掛け×3だけです。

2階席にも「森彦(café MORIHICO.)」を感じるいろいろな小物類が置かれています。こちらは古いコーヒーミル。

かちりこちりと時を刻むゼンマイ式の古時計。
2階の窓から見える鳥の餌台。
吹き抜けの梁に置かれた骨董のキャンドルスタンド。
同じくフクロウの置物。

それではメニューを拝見。以前来た時より一新されています。コーヒー類。
紅茶とケーキ類。紅茶は米国ポートランドに拠点を持つスティーブン・スミス・ティーメーカー社のものだそうです。
季節のケーキなど。
そしてシュトーレンもあります。オーダーが決まると左の呼び鈴をチリン。


2階中央の吹き抜けから見た1階の厨房付近です。

「森彦」を代表する景色です。注文を受けて淹れる珈琲の香りが二階まで立ち昇ってくるようです。
珈琲は注文を受けてから豆を挽き一杯一杯丁寧に淹れられます。


注文品は本店限定珈琲「森の雫」(税込み913円)と季節のスイーツ「洋梨とコーヒーのタルト」(同660円)。ドリンクとケーキのセットで50円引き。
「森の雫」はモカベースの中深煎り。アロマと甘みのあるコクで珈琲の原点を感じさせる特別なコーヒーだそうです。

「洋梨とコーヒーのタルト」は軟らかく煮られた洋ナシのコンポートとほろ苦いコーヒーカスタードにシナモンが香るタルト。

2品とも美味しくいただきました。「森彦(café MORIHICO.)」創業店の雰囲気の中でいただくと大変美味く感じます。ご馳走様でした。

2階席からみた駐車場。
「利用は1時間を目安に」と書かれていますが2階席もテーブルが埋まってきましたのでそれ以前に会計です。今のような人気カフェになる前のかなり昔には最長5時間長居したゲストもいたそうです。

1階へ降りる階段途中から見たストーブ。


1階席の客が帰ったところだったので拝見させていただきました。足踏みミシンの下部を利用したカウンター席です。 

そして1階左奥の大きな4人掛けテーブル席。古い傷ついたテーブルとおばあちゃんの家にあったという足踏みミシンです。
これら全てが市川CEOのコレクションで「森彦」に必要なアイテムだそうです。大変結構でした。ただ1階席も以上なので待ち客が出るのも当然かもしれません。寒くなる前は『森彦前のベンチに座った待つ私』という写真を撮る人が多く見られましたが積雪の時期は駐車場の車の中で待つ人が多いようです。


退店時。本日は店の前に「ただいまお席空いています。」と出ていました。


煙突から薪ストーブの煙が出ている「森彦(café MORIHICO.)」でした。

「森彦(café MORIHICO.)」
札幌市中央区南2条西26丁目2–18 011–622–8880
営業時間 9:00-20:00(L.O.19:00)
※5~10月のみ土・日・祝 8:00-20:00(L.O.19:00)
定休日 : なし *年末休あり
https://www.morihico.com/
(2023.12.15)



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