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札幌・円山生活日記

【特別展】第90回記念「独立展」北海道展@「北海道立近代美術館」

1930年(昭和5年)に三岸好太郎ら14名の気鋭の画家たちによって設立された「独立美術協会」が主催する日本有数の絵画公募展「独立展」。毎年秋に東京で開かれる本展の北海道巡回展が6年ぶりに「北海道立近代美術館」で開催中です。美術界の第一線に立つ代表的な会員の作品と厳選な審査による入賞作品あわせ約80点の迫力の大作が展示されています。
本日は「北海道立近代美術館」で開催中の「第90回記念独立展北海道展(主催・独立美術協会、北海道新聞社)」鑑賞です。会期は3月23日(土)~3月31日(日)の約1週間。混雑が予想される週末を避けて出かけてきました。大変な迫力でした。
会場は「北海道立近代美術館」1階の展示室B。
会場へ入ったところ。大作が並びます。圧倒されます。
会場内は写真撮影OKです。寛大さに感謝です。
代表的な会員の絹谷幸二氏の《うずもれしは砂の愛Ⅱ》。現役時代に絹谷氏の中国での個展に関与したことがあります。その際に三越伊勢丹の会長さんから『絹谷先生の展示即売会を開くとかなり高額な値が付く作品でも売れる。現代画壇を代表する人だ』と聞いたことがあります。そんな作品が普通に並んでいました。

以下では入賞作品と北海道で活躍される会員の方の作品を何点か紹介します。
こちらは江別市の(会員)波田浩治さんの《ある日の休日》。
(会員)高橋進(千歳市)《赫月》。
(会員)輪島進一(函館市)《水の惑星を救え(怒り)》。

(会員)高橋正敏(苫小牧市)《碧穹~二人、勇払原野に佇む》。

入賞作品の展示コーナー。


【独立賞】(「独立展」の最高賞「独立賞」を受賞した4作品を展示)。
(準会員)渡辺貞之(深川市)《箱船「23時59分の座礁」》。

(準会員)小金井ケイコ《Face'23-響影》。
(準会員)岩田泰子《変身》。

(準会員)大部雅子《鳥になる日》。

【協会賞・会員推挙】(「独立展」では90周年を記念して従来の賞に加え「協会賞」(45歳以下の最優秀作品を対象、独立賞と同等の価値が与えられる賞)ほかを新たに設置。会場では受賞4作品を展示)
(新会員)市川光鶴《Daydream》。

(新会員)棚澤寛《まつりごと》。
【協会賞】

(準会員)佐々木ゆか(札幌市)《Persona〜虚実を壊して〜》。
(準会員)佐藤仁敬(札幌市)《Humanism Ⅱ》。

【佳作賞】(準会員)安藤和也(江別市)《常夜の迷宮》。


入賞作品展示コーナーに引き続き会員等の作品の展示です。
独立展90周年記念「奥田博・絹谷幸二によるビッグ対談」のビデオ放映。
独立展のガイドブック『独立ノート』(第12号)を会場にて無料配布中でした。とても見応えのある大変な公募展でした。ありがとうございます。

【特別展】第90回記念「独立展」北海道展
開催場所:北海道立近代美術館
住所:札幌市中央区北1西17(MAP)
開催期間:2024年3月23日(土) ~ 31日(日)
時間:午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分)*月曜休館
料金:一般800円(600円)、大学生以下無料 ※かっこ内は前売り料金
主催者:独立美術協会、北海道新聞社
(2024.3.27)


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