昭和46年(1971年)開業の南円山の老舗洋菓子店「パールモンドール南6条店」。“最高の洋菓子を追求し、おいしさのためには一切妥協しない”がモットーです。厳選素材と厳しい鮮度・品質管理で作り上げた洋菓子が自慢で長く愛されてきました。建物の⽼朽化等で8月末で閉店を予定されており最後となる人気商品「まるごとピーチパイ」を販売中です。
今日は昭和46年(1971年)開業の南円山の老舗洋菓子店「パールモンドール南6条店」の季節限定人気商品「まるごとピーチパイ」です。昨年は紆余曲折の末に運良く取り置きをお願いすることが出来て「まるごとピーチパイ」を購入することができました。今年も発売開始を心待ちにし頃合いを見て店のウェブサイトを見たところ何と!本年8月31日を持って閉店するとの告知が出ていました。本年の「まるごとピーチパイ」の販売予定も気になるところですが店のウェブサイトでは何の言及もありません。そんな折に妻の誕生日ケーキを購入すべく「パールモンドール南6条店」に立ち寄って「まるごとピーチパイ」販売状況を確認するとともに、そのまま南円山の別のフランス菓子店でケーキ購入すべく家を出ました。結果的には最初に立ち寄った「パールモンドール南6条店」で運よく「まるごとピーチパイ」を購入することができました。8月末を持って閉店ですのでおそらく最後の「まるごとピーチパイ」となることでしょう。
今日は昭和46年(1971年)開業の南円山の老舗洋菓子店「パールモンドール南6条店」の季節限定人気商品「まるごとピーチパイ」です。昨年は紆余曲折の末に運良く取り置きをお願いすることが出来て「まるごとピーチパイ」を購入することができました。今年も発売開始を心待ちにし頃合いを見て店のウェブサイトを見たところ何と!本年8月31日を持って閉店するとの告知が出ていました。本年の「まるごとピーチパイ」の販売予定も気になるところですが店のウェブサイトでは何の言及もありません。そんな折に妻の誕生日ケーキを購入すべく「パールモンドール南6条店」に立ち寄って「まるごとピーチパイ」販売状況を確認するとともに、そのまま南円山の別のフランス菓子店でケーキ購入すべく家を出ました。結果的には最初に立ち寄った「パールモンドール南6条店」で運よく「まるごとピーチパイ」を購入することができました。8月末を持って閉店ですのでおそらく最後の「まるごとピーチパイ」となることでしょう。
「パールモンドール南6条店」の外観。「パールモンドール」は小樽で修業した故下出正三氏が昭和46年(1971年)に円山で洋菓子専門店「フランセ」として開業。翌年店名を「パールモンドール」へ変更し現在に至ります。
立派な門構えの「パールモンドール南6条店」。同店は創業者の故下出正三氏のご長男が継承し昭和48年(1973年)にオープンした2号店 「二十四軒店」はご次男が継がれているそうです。
「パールモンドール南6条店」店内。常に次から次へと客がやってきます。
生ケーキの冷蔵ケース。本日すぐに「まるごとピーチパイ」が購入ができるとは期待しておらず何らかの表示が出ていれば取り置きを予約しようと見ていると・・。
何と「まるごとピーチパイ」が3ケ並んでいるではありませんか!聞けば取り置き分ではなく購入可能とのこと。早速1ケを注文し確保しました。
図らずも他の誕生日ケーキも同店で選ぶことになりました。冷蔵ケースには開業当時からの長年の人気商品という「パリジェンヌ」や「ロイヤルプリン」などが並びます。悩んだ末に購入商品を決めます。
更に折角ですので焼き菓子も購入することに。店に入った右側は贈答用パッケージ商品を含め焼き菓子のコーナーです。
こちらは近年の人気商品だという「レモンケーキ」や「ピスタチオケーキ」など。
そして“パールモンドールといえばモンデリカ”という位の50年続くロングセラー「モンデリカ」。贈答用の詰め合わせの他にバラ売りもしています。
会計時にカウンターを見ると『閉店のおしらせ』が貼られていました。
『閉店のおしらせ』
昭和 46 年 5 ⽉ 10 ⽇の開店から今⽇現在まで沢⼭のお客様にご愛顧を賜り ⻑年にわたり成⻑させていただき営業を続けてくることができました。全てのお客様に⼼より感謝を申し上げます。
そんなお客様の期待にお答えできない結果となってしまい⼤変に⼼苦しいのですが パールモンドール南 6 条店は 令和 5 年 8 ⽉ 31 ⽇をもって 52 年の営業を終了し、閉店いたします。
昨今の社会情勢の激しい変化と、60 数年を過ぎた建物の⽼朽化で お客様に満⾜していただける形での営業を継続していく事が困難であると判断し 苦渋の選択ではございましたが、閉店という決断をさせていただきました。
営業終了によりお客様にはご迷惑ご不便をおかけします事 ⼼よりお詫び申し上げます。何卒ご理解賜れましたら幸いでございます。
開店した時には、ただただ先代が作ったお菓⼦作りの理念を守り
お客様に喜んでいただきたい、その⼀⼼でやって参りました。たくさんのお客様に⽀えられ 52年間営業させてもらう事が出来ました。本当に感謝しかございません。
残り短い時間ではございますが、最後の最後まで初⼼を忘れず お客様にご満⾜いただけるように、努⼒し続ける所存でございます。 閉店まで何卒よろしくお願い申し上げます。
尚、⼆⼗四軒店は通常営業でございます。
52 年間、誠にありがとうございました。
代表 下出邦博
カウンター内の先代の教えという「洋菓子の心」の額書きがビニール仕切りで揺れていました。
60数年の間に何度もTV番組等で取材を受けてきたのでしょう。
本日購入の「まるごとピーチパイ」ほかのケーキ類。
たぶん最後となる「まるごとピーチパイ」。1ケ税込み680円。商品名の通り「まるごとピーチ」が小さな「パイ」生地とスポンジの上に鎮座しています。シロップでコーティングされ生クリームと桃片がトッピング。圧倒的な存在感の外観です。
桃の種をくり抜いた部分にはたっぷり生クリームが詰まっています。瑞々しいフレッシュな桃と風味豊かな適度な甘さの生クリームが共演する美味しいスイーツです。
定番人気だという「ベリーベリーショート」(同510円)。ショートケーキのスポンジに挟まれた苺にプレーンの生クリームと苺味の苺クリームが特徴的なケーキ。昔ながらの安定感ある安心の味わいです。
「モンブラン」(同610円)。こくがあるのに口当たり軽やかな栗のクリームに和栗と洋栗のトッピング。丁寧な味わいです。
「DXエクレア」(同480円)はチョコレートコーティングがしっかりしたエクレア。こちらにも甘すぎずスマートな生クリームがたっぷり使われているのが特徴です。“鮮度が命”の生クリームは風味豊かで店が自信を持っているのが判ります。
「モンデリカ」シリーズの2種。「カカオ」(同270円)と「プレミアムルビーモンデリカ」(同310円)。バター風味のサクサク食感のクッキー生地でそれぞれのクリームを挟んだもの。何となく懐かしい安定の味わいでした。生ケーキも含め全体的にオールドファッション的な姿と味わいに老舗を感じますが先端的なスイーツを求める人たちには若干物足りないかもしれません。逆にそんなところが昔からのファンはじめより多くの人に長らく愛されてきたのでしょう。店舗建物の老朽化とともに一つの時代の終わりなのかも知れません。長年お疲れ様でした。
店のロゴマークに描かれた「双子の山」には創業者である故下出正三氏の二人の息子に切磋琢磨しより高みを目指して欲しいとの想いが込められているとか。西区二十四軒の二号店は引き続き営業を続けられるそうです。「双子の山」の片方は欠けますが創業者の「洋菓子の哲学」と想いは「二十四軒店」で継承されることでしょう。
「パールモンドール南6条店」
札幌市中央区南6条西23丁目4-1
営業時間/AM9:30~PM6:30(元日のみ休み)
TEL/011-551-4811
FAX/011-551-4800
営業時間/AM9:30~PM6:30(元日のみ休み)
TEL/011-551-4811
FAX/011-551-4800
(2023.7.15訪問)