COMPARTMENT

またの名を「みのりんnoバ~」
短歌がメイン、日記はサブ、誰がなんと言おうとです
by Akinaka Minori

♪塩かけて思い切りよくかぶりつく赤いトマトに罪はないけど

2010年08月31日 | Weblog
熱中症対策という話を小耳に挟んで、やってみたんだけど普通においしいのでバクバク食べてしまいそうになる。塩をかけると甘みが増して感じられるのもいいね。まさに隠れてないけど隠し味。しかし場所が問題。流し台でやらないとぼとぼと落ちて駄目。それはもう人様には見せられない姿。少し暗ければ獲物を地を滴らせながら笑みを浮かべる獰猛な獣に見えそうだ。明るくてもみっともなく赤いよだれをたらしているようでまったくどうしようもない。カットして食べればいいんだけれど、なんか雰囲気が出ない感じがする。ここはがぶっといきたいんだ!と一人力んでいる夜です。

♪このキムチうまくて癖になりそうで甘くしびれるお前が欲しい

2010年08月30日 | Weblog
人が暑いお昼に冷麺を食べた日に限って、ねえおいしい冷麺があるんだけど食べに行かないって誘いが来るものだ。ちくしょー、もっと早く言いやがれ、そしたらとんかつ定食にしたのに!と自分でもセレクトが良く分からないまま、地団太を踏む無駄に元気な弥典です。みなさま、この暑いなか溶けてませんか。私の体脂肪は一向に溶ける気配がないです、ええ微塵も。
少し遅い夏休み中なので、家でぼーっとしています。何かしていないとどんどん鬱になっていくので、あれこれと動いています。当然、食べに行きましたよ、冷麺を。確かにおいしかった。でも、今日の一発目だったらもっとおいしかったのだろうと思うと誰に対してか分からない怒りを覚えるのさ。ってことで、帰ってからは地味に家で仕事してます。こんな時だけです、仕事があってうれしいのは(笑)。

♪見送りに行かないことがせめてもの心づくしと気づくだろうか

2010年08月29日 | Weblog
いや、気づかない。反語表現ですね、ここテストに出します。昨日、今日と地元の夏祭り。夏休み最後の土日とあってガキども、いや幼気な子供たちが浴衣だの、甚平だのに身を包み、自転車に仲良く二人またがって制服の人と追っかけっこしているという微笑ましい風景。もちろん、私は祭りに行くこともなく普通に買い物をしてかえってくるだけの日曜日。あの人の送別会をかねたBBQを家族や仲間たちでしているのだけれど、そんな場所にはとても顔を出せないのではじめからスルー。どうしても欲しいと思ってしまった肩書きは絶対欲しがってはならないもので、それを持っている人にはこれ以上ない嫉妬を抱いてしまった。なんて醜い。自分で線を引いたのだから、これ以上みっともないことはしたくない。夜も更けたこの時間にはもうここにはいない。たった一人町から離れただけで、この町が知らない町のように思えてくる。こんなときは仕事のことでも考えよう。そっちも十分大変だし。じゃあね、バイバイ。

♪友人のネタに泣くほど笑い出すもうこんなにも笑える自分

2010年08月28日 | Weblog
気が付いたら5年くらいあっていない友人たちのグループがいて、なんだかんだで会うことになった。会うのはいいんだけれど、地元開催予定がいきなり場所変更で難波。遠いがな、っていう思いを飲み込んでいそいそと出かける。もう布団にくるまって引きこもってやろうかってくらいの土曜日の昼下がりにしばし考えた。普通ならここで寝ているだろう、けれど今までしなかったことにチャレンジするっていうことを掲げた手前、落ち込んだままだけれどとりあえずいってみよう、駄目ならさっと帰ってくればいい。
で、友人たちの待つ高島屋へ。会うと同時に数年のブランクはどこにあるのかっていうくらいのフランクさ。お互いの近況報告をするも年が変わった以外に基本的には誰もかわってないじゃんとお互いにツッコむ始末。その頃にはもういつもの状態。なんで普通の話をそんなに膨らませることができるのかというくらいに笑いが止まらない。周りは十分笑っているのにオチまだだからとか言ってさらにネタをかぶせて笑わせるし、焼肉店だというのに周囲のことをも考えずゴキジェットの話で盛り上がるし、とにかくしゃべっている人以外は食べるか笑うかに必死。笑い過ぎて涙で肉が見えないよママン状態。それぞれ問題を抱えているけれど、みんな底抜けに笑っていた。これかなって思った。多分救われるっていうのはこういうことなんじゃないかなって。

♪どうしても欲しくて君に初めてのおねだりをした最後の写真

2010年08月27日 | Weblog
人にお願いをするって言うのがものすごく苦手。よほど急ぎのときなどに限られる。ましてさよならをする人におねだりなどもってのほか。自分が今までしなかったことにチャレンジしていくことの一つとして記念写真なるものを撮ってみた。今までは心の中から消えてしまったらそれまでじゃんと、すれっからしなことを言ってきたけれど。今までみたいな別れはしたくなかった。たいていの場合、関係が修復不可能な傷をお互いに負わせてしまうという展開だった。けれどもうそんなのは嫌だと思って、必死の思いで爪を抑え牙をしまいどうやるんだったか忘れそうな微笑みさえ動員してパウダースノーのようなサラッとしたさよならにしたのだ。その自分へのご褒美として記念写真が欲しいと相手にいってみた。理由はこじつけでも何でも良かった。とにかく絶対記憶を薄れさせたくはなかった。それが良いか悪いかは分からない、これまでやったことがないから。その写真が送られてきた。しばらくは安定剤代わりにしようと思う。

♪何事もないまま静かに過ぎていくこのまま消えてしまいそうだよ

2010年08月26日 | Weblog
あなたと離れたとたんに日常がとても静かになった。いや、騒音的なことではなくて心の動きが。覇気というものはどこにもなくて、ただ淡々と時間が過ぎていく。感傷に浸ろうにも浸りきれない。どこかに旅行にでもいって一人で過ごしたいと思ったけれど、もしそんなことをしたら部屋で泣き続けるかもしれない。そんな旅行はもったいない。まさか恋をするなんて思っていなかったから、いろいろなことが不意打ちだった。まだいい恋だったななんてことは思えないけれど、この恋の少しばかりスパイスの利いた後味はしっかりと味わい尽くそう。皿までなめる勢いで。そうでもしないと地に足が付いていない感じがする。

♪そうだけど二日酔いなら今日くらいへこんでいてもかまわないでしょ

2010年08月25日 | Weblog
起きても酒が抜けていない。というよりもさっきまで飲んでいたのだから抜けている方がおかしい。ってな状態でシャワーを浴びて仕事へ直行。もちろん、今日は電車通勤。ああ座ってるだけで移動できるなんて楽だわって当然といえば当然のことを思いながら。今回のことは誰にもいわずにいたから、こっそり愚痴る相手もいない。単純に二日酔いのへこみと見られるだろう。知られるわけにはいかなかったからこれでいい。二日酔いで良かったことなど今までに一度もないけれど、初めて今日ありがたく思った。

♪最後までさよならなんか言わぬままいつものようにバイバイをした

2010年08月24日 | Weblog
どうしようもなく寂しい。頭でも心でもこれで正解、うまくやった私!と褒めているけれど、心が裏返しになってしまいそう。寂しくて寂しくてこんなに大事な人になっていたのかと自分のうかつさに愕然とする。言おうと思っていたこと、しようと思っていたことほとんど全て実行しなかった。一番優先すると決めていたことだけはした。それ以外はもういいかという感じ。これだけは譲れないってこと以外は実はそれほど大事ではないと気が付いてしまった。それにしても私はいつまでたっても最後をバシッと決めることができない。生まれついてのピエロのようだ。

♪目の前にもうさよならが待っていて迷子になった夏の夕暮れ

2010年08月23日 | Weblog
暑さはまだまだ絶好調のようだけれど、徐々に日が短くなっている。このごろでは6時になるともう暗い。ほんの少し前までは7時でも明るかったのに。変わりないようでもちゃんと時間は進んでる。季節も変わっていく。そしてあなたも離れていく。暗くなる前に家に帰りたかったけれど、遊びに夢中ですっかり迷子になってしまってもう暮れはじめてしまった。誰も迎えには来てくれないことを知っているのは救いなのかもしれない。夜になる前に走って帰ろう。まるで迷子になんかなってなかったような顔をして。精いっぱい遊んだ顔をして。

♪指絡め笑ったことをしばらくはお守りにして暮らしてみます

2010年08月22日 | Weblog
毎日毎日たんたんと生きていくのをおろそかにしてはいけない。どんな花も栄養を吸い上げる根や茎がないと咲かない。花ばかりを追いかけて土を忘れたらいけない。次の花が咲くかどうかは分からないけれど、地道に土を耕すところからはじめるつもり。花咲く季節を胸に思い浮かべて生きていく。はしゃいだ季節はもう終わり。感傷的になるのは後回し。やらないといけないことがたくさんある。私の中に私は帰ろう。私をさぼっていた分のつけがたんまりとある。

♪どす黒い気持ち抱いて頬笑んだことを誰より知ってる私

2010年08月21日 | Weblog
嫉妬は最低の戦略とはある作家の言葉。それは今まで何度も脳裏をかすめたけれどかろうじてとらずにすんだ戦略。それがどれだけ自分を醜くさせるか知っている。せめてぎりぎりのラインで踏み止まるのが意地でもあった。けれど、今回は無理みたい。どうしても妬んでしまう。妬む対象がなければいいのだけれど、少なくとも知らないようにすれば良かったのだけれど、あまりに強欲すぎた。私は全部知りたいという誘惑を檻から放してしまった。すぐに捕まえにいかなくてはいけない。絶対きれいになってやる。

♪うかつにも恋をしました後ろ指さされることもわかっています

2010年08月20日 | Weblog
別にダメなことだから魅力的になるというわけではなく、悲劇のヒロインの空気を味わいたかったわけでもない。出会ってしまったのだ。こういうしかない。初めて見たときから好きになっていた。きっとどんどん好きになっていくのだろうなと思った。そしてその通りになった。お互いにしんどい話もいくつかあった。どうにもならないのはお互い分かりきっていた。道徳的などでは全くない。うっかりと人を好きになってはいけないのだ。若い時にしか好きになってはいけない人というのがある、という言葉が身にしみる。せめて誰も知らないうちに片を付けなければならない。

♪いくつかのことが私を打ち据えるたとえば少し幸せなキミ

2010年08月19日 | Weblog
引きつった笑いや、寂しげな笑いになどならないように、必死に言葉をつなぐようにしゃべる。相手に話す隙を与えないくらいに。ちらちらと漏れる幸せのにおいに私は泣きそうになる。しかし意地でもにっこり笑って話す。ほんとはひざから崩れそうなのだ。これほど満面の笑みの仮面が欲しいと思うことはない。幸せを素直に喜べない私自身の醜さをしばらくでいいから隠してほしい。人の幸せがこれほど自分を痛めつける力があるなんて知りたくなかった。

♪水玉のシュシュに負けないようになるための呪文を誰か教えて

2010年08月18日 | Weblog
全く誰一人名前を知らないグループの歌が流れてきて何の気なしにやつは聞くのだ。シュシュって持ってる?と。若い子はみんな持ってると言いやがる。どっからが若い子やねんと噛み付きたい気持ちをぐっと抑えて、やつが私にめろめろになってみすぼらしく捨ててやれるような呪文を授けてくれるなら、多分魂の半分位を悪魔と契約してもいいかもしれない。変な黒い執事はいらない。私はただやつだけが欲しい。

♪さみしさをうめるボトルはないようでしばし無言のカウンター端

2010年08月17日 | Weblog
浴びるほどとは言わないまでも、次の日に酒のにおいを振りまいてしまうほどに飲んでしまった。調子がいいというわけでは決してない。単にやけくそなのだ。こんな時にはなかなか酔いつぶれることができないので逆にしんどい。結局さみしさは埋まらないのだが、そうでもしていないとさみしさに飲み込まれてしまいそう。自分で起きるしかない道を歩いているのだから、ひどくこけてしまうわけにもいかない。計算づくで酔いどれ足になるのだ。それはなんてさみしい。