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おおむねごはんばかり。

ついつい何時もの惰眠が心地よくて

2011年05月23日 | ありきたりな毎日

 朝一でモーニングドトールと洒落こもうかと思っていたけれど、ついつい何時もの惰眠が心地よくて、遅刻ギリギリまで布団の中で冬眠中の獣と化す。春はもう終わりなのにも関わらず、獣を気取れるのは肉体も精神も本能の衝動に抗わずに済む状態だからなのかもしれない。おはよう代わりの雄たけびも頼もしく、肌蹴たTシャツの裾あたりも夢見を振り切れた証拠なのかも知れないだとか。
 出勤時刻から少し過ぎて、無理やり掻き起こされたラッシュの目覚ましの痕跡を拭い去ることのできた辺りの街並みがとてもクリーンで、光の束が黎明の一筋とはうって変わって、曖昧な輪郭を散らして燐粉みたいな細かな粒子を可視できるかのよう。巻き起こり始めた朝の埃は黄土色よりもブルーに近しく、立ち昇る度合いに連れて赤みを増して行く。朝の紫陽花の美しさはこれに準ずるのだなと思われる。
 今の職場に移って以降、一日に一つは必ず何かをやらかしてしまっている。やらかしてしまった内容は一つひとつ異なり、昨日してしまったことを修正して、今日に備えたは良いものの、備えた事に得意満面の笑みを浮かべて気を抜いた当にその箇所に現れている。
 わからないことを、わかることを援用して誤魔化そうとする悪癖が、わからないをわからないままにしてしまう。そういった事を未だに注意してくれる隣の同期に感謝しなければならないね。呆れられたら、それまでだ。

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