とか、とか、とか

アタシの新しい性に関する芽生えをアナタは嗅ぎ取って、これまでは見向きもしなかったアタシの場所をまさぐり始めた。



アタシはここに在って、アナタが今まさに撫でている場所は、アタシじゃないみたいで、意識の輪郭がとても曖昧になる。



奥さん、奥さん、驚きの感覚ですわよ。



とか、とか、とか。



性に関する事柄を露骨に表現するのは女同士のおしゃべりでしか通用しないことなのだと思っていたけど、それは言葉だから仕方がなくて、アタシは反応と動作とで、アナタにアタシが感じているあらゆる情動と情動から食み出たそれ以外の感触と、感触から食み出したあらゆる生理と、生理から飛び出したあらゆるあらゆるを伝えようとして、伝えられないでいるもどかしさがアタシの輪郭を弛ませている。



それはさておき、そろそろ寝なきゃいけないな。



明日も盛岡なので、また何枚撮ってしまうことやら予測がつかず。