この間の防災訓練で小学校の校庭に迷彩色の大きなトラックが来て、無言の隊員たちが炊き出しをしているのを見た。連絡には、そんな隊員たちが来るとは知らされていなかった。校庭は市の避難訓練会場になる、とだけ書かれていた。子ども達は、何か感じ取ってわかるのかな? 「こわい。ミサイル撃たれるぞ~!」と小声でふざけながら通り過ぎていった……。町の人達は、積極的に訓練に参加している。何の疑問もないのかな。って、私もただこの日は横を通り過ぎただけ……。
先日、運動会のプログラムを子どもが持ち帰った。5,6年生が教師に指導されて計画したのだろう、かわいい印刷物だった。
「あれ? 私の頃にはあったかな、こんなプログラム。」
開会の言葉の後に、そっと“2.国旗の掲揚”なんて入ってる。おまけに閉会式の後、“国旗の降納”。つい最近、国旗に向かって起立・国歌斉唱の強制は違憲、という判決が東京都の例で出たばかり。子どもの手書きのプログラムは、子ども達が決めたのですよ、とでも言いたげだ。「教育」の中に最近、嫌な感じの「何か」が見え隠れしている。いや、隠れなくなってきている。
新しい総理になる人が、「教育基本法」を変えることにまず着手する、と言っているそう。
教育基本法の「改正」の問題点って?、
「改正」されるとこんなことに ということ知るとき、私はとても賛成できません。現在の教育基本法の10条では、不当な支配を禁じています。(教育基本法はたった11条の短い条文です。
全文を一度、読んでおきたいと思います。)
子どもたちに、春、国から配られた
「心のノート」という本。イラストいっぱい、心理学者を使って受容と共感に満ちた言葉を駆使したあの本。私は時々、
「道徳ではどんなことを教わって帰ってくるの?」
と聞くようにしています。一応、今の親たちの目は別の意味で神経質なので(笑)、各教科、どんな内容があるのか、あらかじめプリントされておりつかみやすい昨今。でも、この「心のノート」の主題には気をつけないといけないと感じます。「教科書じゃない」という名目で、教科書検定も無い、微妙な本です。やっぱり! 参考ブログ:
子どもと法21/心のノート
最後に、もう一つ。沖縄の辺野古の美しい海を埋め立てて基地を移転する計画に(もちろん非暴力で)
反対していた牧師、平良夏芽さんという方が9月25日、逮捕されたそうです。キャンプ・シュワブという基地を視察しようとした教育委員会の車に、基地の門付近で右手を轢かれ、その上、公務執行妨害として……。このムーブメントの中で、初めての逮捕者だそうです。平和国家ですから、こういうことはいけません。権力が個人の自由(しかも公共の福祉に反していないものを)を言いがかりで奪うことは、危険な兆しです。不当な逮捕に対して、釈放、を求めたいです。参考ブログ:
牧師のひとり言