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「憂鬱な朝」日高ショーコ先生

日高ショーコ作 「憂鬱な朝」に惑溺して抜け出せなくなったblog。

その3 素直じゃないですねぇ -「憂鬱な朝」 日高ショーコ先生-

2017-02-14 19:12:22 | 憂鬱な朝
ご来訪いただきありがとうございます。

憂鬱な朝が好きすぎてブログ開設に至りました。

今回は桂木智之(以下智之)について綴ってみます。

以下、ネタバレ含みます。(既刊7巻まで)
なお、年齢は、作品内の数え方をそのまま採用しています。

以降、よろしくお付き合いください。

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暁人様は、いつもいつも、閨房で智之に好き好き言っていると推察されます。
身体も言葉も全力で、その熱さを智之にぶつけています。(2巻7話10話、4巻19話、5巻21話他)

そもそも、暁人様は、高貴なお生まれ。なかなかの美男子で立ち居振る舞いもスマート。頭脳明晰で性格も良い。
何度叱責しても、めげずに近寄って来る。
そんな人に、「2人っきりだけのとき限定」で、日々「好きだお前しかいない」と抱きしめられる智之。

主人であるはずの暁人様が、かいがいしく世話をやき、体調や対面まで心配してくれています。(5巻SS)
「情緒というものが欠けている(4巻20話)」智之といえども、徐々に変化をみせるようになりました。
最初はあんなに暁人様を疎んじていたのに。

さて本題です。

7巻34話で、智之は「これ以上、暁人様のお気持ちを無視するわけにもいかないと思った」と雨宮に語りました。
この智之のセリフだけ聞くと、まるで智之は暁人様の熱意にほだされ、「仕方なく」応えてるというふうにも聞こえます。

その一方で、暁人様に抱きしめられながら「暁人様はいつから私を…好きだと思ってくれたのだろう」(6巻33話)などと考えてる智之。
言葉に出さずにこんなことを思ってるあたり、これは暁人様のことを相当好きなんだろうなぁと思います。

智之は時折、ヤキモチらしきものも焼いています。

・大河内男爵夫人から暁人様のお見合いの話を勧められたとき。(2巻9話)
・俔子様とのことをやたらと気にする。(2巻13話)
・佐条家のお姫様と破談になったことを後悔なさっているかと気にするそぶり。(6巻33話)

こうしてみると、暁人様の結婚には多少鬱屈した思いがあったようです。
おそらく智之本人にもよくわかってない感情なのかもしれませんが。

外向的でわかりやすく嫉妬する暁人様に対して、内向的で鬱々とする智之。
暁人様は、「わからないのか?僕はお前に嫉妬してるんだよ」(4巻20話)と雨宮にサラッと言えるような気質です。
もし、馬車の中で雨宮にキスマークを見咎められたのが暁人様だったならば、雨宮に弁解などせず、「そうだよ」と言って優しく微笑むだけかもしれませんね。

余談ですが、暁人様は髪の毛が伸びるのが早いですね。


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