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全国的に増える、不登校の子どもたち。

2024-03-31 06:59:24 | ニュース
全国的に増える、不登校の子どもたち。都内の公立中学校は、教室に入りづらいと感じている生徒が気軽に立ち寄れる「居場所」を校内に設けました。2年生の時は不登校だった生徒は、この場所に支えられて学校に通えたといいます。この春、無事に卒業を迎えました。
■「友だちに会いたいけど会いたくない」

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しかし、まだ教室に入ることはできません。1人で本を読んだり、勉強したりしながら過ごしています。
ただ、彼女にはもう1つの居場所があります。午後1時半、向かったのは校内のとあるスペースでした。ついたての奥に入っていくと、スタッフから「やる? ここどうぞ」と声をかけられました。
不登校の生徒を増やすまいと、学校と教育委員会が連携して去年5月につくったスペース「にしまるーむ」です。教室に入りづらいと感じる生徒が気軽に立ち寄り、何気ない会話を楽しんだり遊んだりできます。彼女もここでは、打って変わって笑顔を見せていました。
この日は4人の生徒の他に、大人たちの姿も。「大富豪する?」「大富豪わかんない」「知らない? 教えよっか」と、生徒らとやり取りしていました。大人たちはNPOのスタッフで、運営に協力しています。
■増える不登校…「教員だけでは不可能」

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豊島子どもワクワクネットワーク・栗林知絵子代表
「先生たちの思いというのはすごい。こんなに生徒さんのことを思っていて尽力されているけど、全部抱えるのは難しいと思うので、少しでも先生たちの力にもなれたらいいなと思います」

ここではNPOのノウハウが生かされています。スタッフの1人は「飲み物があると長めにくつろいでもらえます」と言います。訪れた生徒のために飲み物を用意して、心が落ち着いた状態で過ごせるように配慮していました。他にも、トロフィーなど学校に関連する物が置いてある棚は、プレッシャーがかからないよう一時的に布で隠します。

教室に入れない女子生徒も「行こうと思える場所が(校内に)あるのがいいかなって。学習ルームにいても交流がないので、息抜きになるような感じの」と言います。NPOによると、安心して話ができる、“先生でも親でもない大人”の存在も大切だといいます。
■女子生徒は「居心地の良い距離感」

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この場所で過ごした6か月近い日々。女子生徒は、様々な大人や生徒と触れ合えました。その中で、未来への希望が持てるようになったといいます。「中学で青春っていうの、あんまりなかったなって。高校ではそういうの楽しみたいなって」
高校進学は決まっています。高校では青春を楽しみたい―。彼女はそう考えています。迎えた3月の卒業式。会場に彼女の姿はありませんでした。式が終わると、看板は校内の別の部屋へ移されました。不登校など様々な事情を抱える生徒に合わせ、この学校では卒業式を1日に3回行いました。
午後2時頃。彼女は2回目の卒業式に母親と参加しました。この回の生徒は9人。彼女にも卒業証書が渡されます。名前を呼ばれると「はい」と答え、佐藤校長は「おめでとうございます」と門出を祝いました。
■笑顔の新しい春…「高校で頑張ろう」


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