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処理水放出1か月 中国の日本産水産物の輸入停止 影響広がる

2023-09-24 07:55:13 | 合唱
処理水放出1か月 中国の日本産水産物の輸入停止 影響広がる
2023年9月24日 6時21分 福島第一原発 処理水
東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出が始まってから、24日で1か月となります。
放出に反対する中国政府は、日本産の水産物の輸入を全面的に停止していて、日本からの輸入が大幅に減るなど影響が広がっています。
中国政府は、福島第一原発にたまる処理水の放出に反対し、処理水を「核汚染水」と呼んで「直ちに放出をやめ、近隣諸国を含むすべての利害関係者と十分に意思疎通を図るべきだ」などと主張しています。

中国では処理水の放出計画を受けて、7月以降、各地の税関当局が輸入規制を強化したほか、放出が始まった先月24日からは日本産の水産物の輸入を全面的に停止しました。

その結果、先月の日本からの水産物の輸入額は、日本円でおよそ30億円となり、去年の同じ月と比べて67%余り減少するなど、影響が広がっています。

処理水の放出直後には、北京にある日本大使館にレンガの破片が投げ込まれるなどしたため、中国国内でのデモが警戒されましたが、これまでのところ大きな抗議活動は伝えられていません。

また国営メディアによる放出に反対するキャンペーン報道も放出から1か月がたち、次第に減ってきています。

ただ日本政府関係者によりますと、北京にある日本大使館には、依然として1日に5000件から2万件程度、嫌がらせの電話がかかってきているということで、日本政府は中国側に対応を求めています。
中国の日本料理店でも影響続く
 
中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止する中、現地にある日本料理店では、日本の水産物が仕入れられなくなり売り上げが大きく減るなどの影響が続いています。

このうち、上海中心部にある、谷口義忠さんがオーナーシェフを務める日本料理店では、中国政府が日本産の水産物などの検査を厳しくする方針を示した7月上旬以降、日本からの水産物を全く仕入れられない状態が続いています。

谷口さんは、日本から仕入れていた魚を、中国国内などで水揚げされた魚に代えましたが、日本産の魚とは品質や鮮度が違うため、調理方法を工夫するなどの対応を余儀なくされました。

しかし処理水の海洋放出が始まった先月24日以降は、中国人の客は以前に比べて8割ほど減り、全体の売り上げも3割ほど落ちているということで厳しい経営が続いているといいます。

谷口さんは、日本からの水産物の輸入再開にめどがたたないなか、日本料理でも使える品質や鮮度の水産物を自分の目で見つけようと、今月からは国内の海鮮市場を回り始めています。

今月中旬には、沿海部・山東省煙台にある海鮮市場を訪れ、市場に並ぶ水産物の種類や鮮度などを確認し、刺身で食べられるカワハギやウニ、それに、イイダコなどを仕入れていました。

谷口さんは、店に戻り、仕入れたイイダコを下ごしらえしてからゆで、酢みそをかけて提供していました。
谷口さんは「日本人の料理人としてひと手間かけて日本料理を提供しています。厳しい状況は長く続くかもしれませんが経費も削減しながら今、手に入るもので、勝負するしかありません。下を向かずに納得できる料理を出していきたい」と話していました。
中国国内の水産物も消費落ち込みか
 
中国では国内で水揚げされる水産物の消費も落ち込んでいるとみられ、現地の関係者から懸念の声が上がっています。

このうち、中国国内有数の水揚げ量を誇る山東省にある海鮮市場を、今月中旬に訪れると、魚やさまざまな種類の貝などの水産物が並び、貝の殻をむく作業をしたり、買い付けに訪れたりする人の姿が見られました。

水産物を販売する男性は「日本の『核汚染水』の影響が大きく、売れ行きはあまりよくないです」と話し、貝を販売する女性も「『核汚染水』が出ているのに、どうやったら、商売できると思いますか」と話していました。

またカニなどを販売する女性は「日本が、放出している水をちゃんと処理しているのか知りませんが、しっかり対応するよう希望しています」と話していました。

また国民の間にも中国で水揚げされる水産物への警戒感が広がっていて経済都市・上海では、海鮮を食べるのは避けているという声が聞かれました。

このうち70代の女性は「以前は海鮮を食べることが、一番好きでしたが、『核汚染水』の体への影響を心配して、今は食べていません」と話したほか20代の女性も「上海で水揚げされた海鮮は、日本に近いので食べないようにしています」と話していました。

また30代の男性は「みんな『核汚染』という言葉を敏感に捉えています。実際にどんな影響があるのか本当のところよくわかっていませんが国が『確実に影響がある』としている以上、影響はあるだろうから、できるだけ食べないようにしています」と話していました。

弁当で食中毒“食材の受け入れに問題の可能性”八戸市保健所

2023-09-24 07:35:37 | ニュース
弁当で食中毒“食材の受け入れに問題の可能性”八戸市保健所
2023年9月24日 5時39分 健康
青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで食中毒となった問題で、八戸市保健所は、外部から納入された食材の受け入れに問題があった可能性があるとみて、原因の究明を進めることにしています。

青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が下痢やおう吐などの体調不良を訴えた問題で、八戸市保健所は23日、弁当が原因の食中毒と断定し、「吉田屋」を営業禁止処分にしました。

今月21日までに全国で270人が食中毒と判明したとしていますが、これまでに300人余りが体調不良を訴えていることから、さらに増えるものとみられるということです。

吉田屋によりますと、弁当のごはんの一部は県外の委託業者から仕入れていたということで、食中毒の原因について吉田屋は23日、会社のホームページで「受け入れる際に必要な作業を十分に行っていなかったことが考えられる」と明らかにしました。

保健所も、23日の会見で調査中だとしながらも外部から納入された食材の受け入れについて「外部から納品するときの検証の方法は大丈夫だったのか。何かエラーがあったのか、吉田屋には突き詰めてもらいたい」と指摘しています。

保健所は、外部から納入された食材の受け入れに問題があった可能性があるとみて原因の究明を進めることにしています。