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新型コロナ 第一三共が開発のワクチン 国内製薬会社で初承認へ

2023-07-31 23:27:41 | ニュース
新型コロナ 第一三共が開発のワクチン 国内製薬会社で初承認へ
2023年7月31日 21時09分 新型コロナ ワクチン(日本国内)
国内の製薬大手、第一三共が開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家の部会は使用を認めることを了承しました。ファイザーなどと同様のmRNA(メッセンジャーアールエヌエー)ワクチンで、今後、厚生労働省による手続きを経て、国内の製薬会社の新型コロナのワクチンとして初めて正式に承認されることになります。

新型コロナウイルスのワクチンは、これまで国産のものがなく、ファイザーやモデルナなど海外の製薬メーカーのものが使われていますが、ことし1月、第一三共が厚生労働省に承認申請を行っていました。

このワクチンについて、31日に開かれた厚生労働省の専門家の部会で検討が行われ、有効性が確認でき、安全性も問題ないとして、使用を認めることを了承しました。

今後、厚生労働省の手続きを経て、国内の製薬会社の新型コロナのワクチンとして初めて正式に承認されることになります。

開発されたワクチンは、変異ウイルスではなく従来型の新型コロナウイルスに対応したもので、人工的に作った遺伝物質mRNAを投与することにより、ウイルスが細胞に感染するときの足がかりとなるスパイクたんぱく質の一部を体内で作り出し、免疫を高める仕組みです。

また31日は、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルスのワクチンについても検討が行われましたが、継続審議となりました。

専門家「3年で承認 今までからするとかなり速いスピード」
新型コロナウイルスの国産ワクチンが承認されることについて、ワクチンに詳しい福岡看護大学の岡田賢司教授は「ワクチンは国民を感染症から守るツールのひとつであり、危機管理の道具として日本独自で持っておかないといけない。承認されることは非常に大きな意味を持つ。開発は海外に比べると遅れをとったかもしれないが、これまで新しいワクチンを作るには少なくとも5年から10年はかかってきた。今回、3年で承認に至るのは、今までからするとかなり速いスピードだ」と述べました。