ノートとえんぴつ

あかしかのつづき

感電

2018-07-16 01:28:14 | 日々のできごと
なんてことのない一日だったけれど
日差しを避けて夕方車に乗って出かけたら
日が暮れたばかりの空に
細い細い三日月と明るい(たぶん)金星がセットで見えて
どこまで走って行っても
どこまでも見えていて
うれしかった

だから結局
今日はとてもいい日だった

***

わたしはきっと星とは
一生仲良くなれないと思う
その距離を考えると気が遠くなるし
方向音痴だから星の動きを把握したり星座を探したりできないし
弱視と乱視と複視のあるわたしにとって
星を特定したり
流れ星を探したりすることなんて
苦痛でしかない

星は
よく見えないし
何だかよくわからないけれど
なんとなく遠くから眺めていればいい
なんとなくキラキラしていて
なんとなく寂しい気持ちにさせてくれて
なんとなく世の中手の届かないものってあるんだなあなんて
思わせてくれる他人

月は
夜空で唯一わたしにも優しい星
そして
夜は夜にふさわしい明かりがあると
教えてくれる頼りになる友人
おもしろいことなんてひとつもない
缶蹴りでもしたくなるような夜に
ひょっこりユーモラスな形で
現れて笑わせてくれる

***

土曜のふたりくじらは
後半のみの参加でしたが
後ろの隅の席で
誰の目も気にせず
目を閉じて浸ったり
ゆらゆら笑ったり
口をパクパクしたりしながら
自由にらくらく聴きました
なんて楽しいんでしょう!
杉林様
中原様様
なんて愛おしいんでしょう!

くじらを聴くと
体の中の細胞が
くじらが好きっていう気持ちを
思い出して喜んでいる
喜び勇んでいる

それを感じでわたしもうれしい

デヴィッドボウイのもう片方の目
わたしの男

新曲もとても楽しかった
そして
電球王国に
静かに流れる電流に
びりびり感電しました


















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