まったりブログ

日記であったり、趣味の小説書いたりしようかなと。。
でも更新頻度は不明だからまったりと♪

2年目のシーズン 1

2021-11-28 11:32:50 | 日記
「10番マーク!!」
「10番フリーにするな!」
自分自身が着けている背番号だからというのもあるが、自分の近くで周りが言っているため試合のたびにこんな声が聞こえてくる。
憧れていた背番号でのプレー。
正直もっとプレッシャーを感じながらのプレーになりぎこちない感じになったりするかもしれないと思っていたが、新シーズンは初戦から全く背番号にプレッシャーを感じることなくプレーすることが出来ていた。
初戦の早い段階で得点を決め、その日はその後もゴールとアシストを上げたためプレッシャーを感じることなく不安なくプレー出来ていたのかもしれない。
人数不足により苦しい試合はいくつかあったが、人数がしっかり揃った試合では他を圧倒し全く問題がないほど圧勝もしながら勝ち続けた。
本来ならばこのチームは県リーグ1部あたりでプレーしていてもおかしくはない。
一人一人のレベルの高さを見れば本当にそのリーグでやれていたと思う。
でも実際はなかなか人数が集まらなかったりするため、とてもじゃないが県リーグに参加するだけの余裕はなかった。
市内リーグでは正直敵なしで、やっているサッカーが好きだからとても楽しかった。
試合だけでも成長出来ている自分を感じることも出来た。
でも実際にこのチーム、ほんとのところはどの程度強いのか?
県リーグトップクラスのチームともやれるとは思ってはいたが、本当にそのレベルでも通用するのか?
そんなことを思うようになっていた頃、県内全ての高校、社会人を対象としたトーナメント大会が開かれることとなった。
県内1を決めるガチンコのトーナメントだ。

今シーズンのリーグ戦も半分を過ぎた頃だった。
市内1部リーグは10チームの総当たりリーグでそれを2回戦行う。
つまり1シーズンは18試合を行うことになる。
そのリーグの半分を過ぎた頃にはチームは全勝をキープしていたためすでにこのリーグで独走状態となっていた。
そんなチームが好調を維持する中で、いよいよ県内1を決める大会が行われることになった。
こういう高校、社会人の県内1を決める大会はこの年以降には行われた記憶はない。
たまたまあっただけなのか、この大会が行われた経緯は全く知らないが、この年に行われたことは本当に良かった。
自分自身が今のこのチームが一番強いと思える時期にこの大会に出れる。
そしてそれは自分自身が疑問に感じていた本当のチームの実力も知ることが出来る。
絶好の機会を得ることが出来たことは本当に嬉しかった。
ちなみにこの大会は天皇杯へと繋がる大会ではなかった。
当時は今とは天皇杯の県代表を決める形がずいぶんと違い、きちんと県内で登録しているチームであればチャンスはどのチームにもあった。
うちのチームもその資格はあったのだが、毎年この天皇杯の予選には出場をすることはなかった。
1度だけこの県内1を決める大会の後に天皇杯予選に出ようという話になりかなり盛り上がったが、予選の時期があまりにも悪くメンバーの大半が参加出来ないと分かり結局僕がこのチームに在籍している間は一度も天皇杯予選には出場することはなかった。

この大会は地区ごとに分けられ、その地区を勝ち抜いた上位4チームが本選へと駒を進める。
全てがトーナメントで行われるため場合によっては運にも左右されることもある。
そしてこの大会での1回戦、そして2回戦。
チームからしたら普通の試合だっただろうが、僕にとっては忘れることの出来ない貴重な対戦相手との試合となった。


10番への思い

2021-11-25 20:54:12 | 日記
1年目のシーズンは初アシストを記録して以来、余計なことを考えなくなったからかコンスタントに得点やアシストを挙げることが出来、個人の成績としてはまあまあ満足のいく結果ではあった。
周りからもだいぶ信用されるようにもなっていたし、慣れない社会人リーグを最終節までやりきれたことは自信にもなった。
それでも自分自身は納得のいかない部分があったことも否定出来なかった。
社会人リーグを経験して一番感じたことは体の大きさの違い。
まだ高1で身長が伸びきっていなかったのは仕方がないが、それ以前に体の線が細すぎた。
それにより当たり敗けをすることも何度となくありその度に悔しい思いをした。
スタミナのなさにも苦しんだ。
慣れないポジションをいくつも経験したが、スタミナ配分が分からないまま動いていたことや、当たり負けも多かったせいかスタミナがやたらと奪われていき試合終盤には全く走れなくなったりもしていた。
高校に入り社会人リーグを経験してからは体の細さとスタミナのなさ、この2つを特に自分自身の課題として自主練では平日の日には筋トレと毎日5kmの山へのランニングを欠かさず行うようにした。
休みの日に時間がある時はボールを触った練習もしていたが、とにかく高校時代は1から体作りをすることを一番に考えながら自主練を繰り返していた。
自分自身が一番嫌だった中1の1学期のメニューを自主練で進んでやる。
心もずいぶん成長したんだなと改めて思う。
スタミナ不足と言えばティーチャーズの試合では学校の先生ばかりの集まりの影響から土日に学校の部活があり試合に来れないメンバーも多くいた。
そのせいで試合を9人でやったり10人でやったりということも何度もあった。
そうなると自分のポジション以外のカバーやフォローが必要になるためスタミナも普段以上に使うことになる。
そのためかなり体力的に厳しかった試合も何度も経験した。
それでもこのチームは結局一度も負けることなく優勝をした。
一度こんなこともあった。
メンバーがどうしても集まらず試合放棄にならないギリギリの8人で試合に臨んだことがあった。
僕もその日はバスケットの試合がありどうしてもリーグには行くことが出来ず、前の日にも
「何とかならないか?」
と連絡がくるほど人が集まらない試合があった。
その日は僕も行けずじまいで試合がどうなったのかも分からなかったが次の日の新聞を見て結果を知ることが出来た。
当時は市内リーグの試合は新聞に毎回掲載されていて、それを知っていたため起きてすぐに結果を見た。
結果は、8-0の圧勝だった。
8人しかいないチームが8-0?
さすがに何かの間違いで新聞の結果が違ったのでは?とも疑ったが、後日メンバーから聞いた話でそれが本当のスコアだと分かった。
何だこのチームは?
本当に強すぎる。
リーグ最終戦を終え、全勝優勝をしチームとしては最高だった。
自分自身は2年目のシーズンは更に頑張って飛躍の年にしたい。
そう思っていた時にチームの10番をつけていた人から声をかけられた。
「若いんだし、来シーズンからはお前がチームの顔になれ」
そう言われ持っていた10番のユニフォームを僕に手渡してくれた。

登録の問題もありシーズンが終わってからという形にはなったが、元々10番を着ていた人は早い段階から僕に譲ることを他のメンバーにも話していたらしい。
どうしてそう思ったのか、詳しい理由は聞いてはいないが渡された時に若いんだからと言われたこのセリフが本音だろう。
それでもサッカーで10番と言えば昔からチームの中心選手が普通は着る。
そうなってほしいという思いもあったのだろうが、正直このチームのレベルの高さを考えると僕にはまだ10番を背負える資格はない。
そう思っていたが他のメンバーからも
「この背番号が似合う選手になれ」
「10番のプレッシャーを味わえ」
色々半分冗談のようなことも言われたりもしたが、結局次のシーズンからは僕が10番を背負うこととなった。
自分自身にとっては人生初の背番号。
番号負けせず気負うことなくやればいい。
そんな風に思うようにはしていたが、元々サッカーを始めたきっかけは漫画の影響で好きな選手はみんな10番をつけていた。
自分自身にとっては憧れだった背番号。
しかも今シーズン、ダントツで市内1部リーグを制したチームの10番だ。
正直言えば重くは感じていたが、絶対にこの背番号に負けない選手になり2年目は更に活躍する。
そう誓い1年目のシーズンは終わりを告げた。
ちなみに1年目のシーズンの途中からはようやくポジションを固定され真ん中のMFのポジションを任されていた。
2年目はこのポジションから暴れまくる。




ティーチャーズ 3

2021-11-23 13:54:22 | 日記
年上の人ばかりの中でのサッカーは自分自身かなり気を遣う。
1回り以上年上の人もいるしチームメイトとの会話もそんなに出来ない。
そんな状態のまま試合当日にだけ集まり試合が終われば解散する。
自分自身なかなか馴染めず、正直このチームでの自分の居場所はないのかも?
数試合を過ごし、何の活躍も成果もないまま時間が過ぎていく。
それでもせっかく誘ってもらえたチーム。
想像よりもはるかに強いチームの中で、このチームの中での自分の居場所を作りたい。
このメンバーの中においてもずば抜けた存在になりたい。
そんな風にも思うようになっていた。
実際にこのチームのチーム力は凄まじい。
この数試合僕は何も出来ていなかったがそれでもチームは全勝。失点0。
どのチームが相手でもほとんどの時間を自分達の攻撃へと費やし、たまに相手に攻めこまれてもDF陣もかなり強いため全く問題にならず、心配するような場面はほとんどなかった。
ちなみにこのチームにはキーパー経験者だけはいなかったため持ち回りでキーパーをやるようになっていた。
そんな中での失点0だからいかにDF陣が強いのかがよく分かる。
強くて当然と言えば当然かもしれない。
チームに入って分かったことだが、このチームのメンバーの大半は高校の時にインターハイや選手権経験者。
中には国体選手として国体に出た人も何人かいた。
このチームで一番サッカーで出世?した人はユニバーシアード日本代表で、様は大学日本代表として海外でも試合をしたりしていたらしい。
もっと早くにJリーグが始まっていれば間違いなくJリーグ入りしていたらしい。
そんなメンバーがたくさんいるチームに入ることが出来た。
一緒に試合に出場するだけでも自分には得るものがある。
それでもチームメイトからしたらこいつは使えない。
そんな風に思われることは正直怖い。
早く結果を出したい。
早くチームの力になりたい。
焦りもあったが、それでもようやく自分自身がチームの一員になれたと感じるきっかけは突然訪れた。

最初に紹介を兼ねて試合に来ていた中学のサッカー部の顧問の先生が久しぶりにリーグ戦に来ていた。
相変わらず土日も練習試合を多くいれているようなのでたまにしか来れないのは仕方がない。
この日の試合は来れない人も多くいて人数がギリギリだったため僕にとってはこのチームでの初めての先発フル出場した試合となった。
それでもせっかく最初から出ているにも関わらず、相変わらず味方の意図が掴めない、空回りのサッカーが続き思うようにプレーが出来ないまま前半が終了した。
ハーフタイム。
久々一緒に試合に出たサッカー部の顧問の先生から言われた。
「全然ダメじゃん。お前まだチームに遠慮しとるんか?」
「周りに合わせようとしてばかりだし。中学の頃はもっと自分に合わせるために周りを動かしよったやろ?」
「遠慮しとったらこのレベルじゃ出来んなるぞ」
周りから見たら合わせよう、合わせようとしていたプレーが遠慮したプレーにしか見えていなかったのか。
そういえば周りを気にするばかりでゴールを意識することすらなくなっていたのかも。。
先生からの言葉で目が覚めた。
今まできっとごちゃごちゃ考えすぎていた。
試合中に考えながらプレーをすることはいつもだが、社会人リーグに入ってからの試合では考えていたことはどうやって周りに合わせるか。
そればかりだった。
確かにチームメイトを理解するのはとても大事なこと。
でも逆にチームメイトからしたら自分がどういうサッカーをするのかをはっきり見せないことにはいつまでたってもチームメイトからは認められないし理解もされない。
先生からの言葉でごちゃごちゃ考えることはやめ、プレーに集中することだけを心掛け後半に臨んだ。
こういう気持ちで試合に入るのは中学の時以来だった。

この日のポジションは右WG。
これまでやったことすらなかった不慣れなポジションではあったがそこは関係ない。
自分が今いるポジションをどう活かすかだ。
後半開始からも相変わらずうちのチームが攻めこんでいる。
そして後半最初の1タッチ目。
かなり集中した中でのプレーとなったからかは分からないが、これまでに経験したことのない景色を自分自身が見ることとなった。
ボールをトラップした瞬間から寄せてくるDFがスローになり、周りの選手もスローモーションのような動きになり、敵も味方もいる位置がはっきりと見えていた。
右サイドをドリブルでかけあがりワンフェイントで相手を置き去りにしセンタリング。
味方の選手が走り込んでくるのもはっきり見えていたためそこにボールをあげるだけだった。
そしてこのセンタリングを味方がヘディングで決める。
これが自分自身のこのチームでの初アシストとなった。
嘘のようなほんとの出来事。
人に話しても理解されにくいが、確かにこのアシストをするまでの一連のプレーは全てのプレー、景色がスローモーションだった。
とにかくこのアシストが浮上のきっかけになったことは間違いなかった。
この日はけっきょく2ゴール1アシスト。
後半からの数字だと考えたらかなり活躍出来た試合となった。
初ゴールは中学の時にもやったことがない味方のセンタリングを胸で落とし、左ももに当ててからの左ボレー。
左足でのゴールは公式戦では初めてだった。
試合後、チームメイトからはシュートを決めたことよりもアシストをしたことをかなり誉められた。
「教科書通りのアシストだった」
ようやくチームの一員となれた気がした試合となった。


今この瞬間だけです。次回からは通常です。

2021-11-20 20:49:41 | 日記
寂しさもピークがくるとどうでもよくなる。

今日の俺はそんな感じ。

いつも笑ってるわけじゃない。

いつまでも気にしてるわけじゃない。

離れた心を取り戻そうなんて今はもう思わない。

それでも心は弱ってく。

誰にも話したことはない。

親友にすら。。

抱える辛さは自分の犯してきた罪を考えると当然の報いだろう。

幸せは願えない。

でも不幸になってほしいとは思うはずもない。

どうしてこうなった?

結局俺では満たされない何かがあるんだろうな。。

隠してるつもりでも全部分かるよ。

嘘は昔から下手なんだから。。

俺はそこまで強くはないよ?

後ろを振り返らず、脇目もふらず、前だけ向いて。

そんな風に真っ直ぐ生きていけたらな。

まもなく崩れていく自分自身。

どうしたらいい?

俺には頼れる人は誰もいない。

自己解決。

誰かに相談とか苦手だから本気で悩むことがあっても、相談されることはあっても相談をしたことはない。

だから今ももがいてる。

解決策のない今、今日この瞬間もあの日止まった時間から動きだすこともない。

あれから約5ヶ月。

俺の時計はいつ動き始めるんだろう。

強くあれ。

早く自分の思い描くステージへと上がり
過去を振り返らないですむ男になりたい。

でも今この瞬間だけ。

一言だけ弱音を吐きたい。

やっぱり寂しいよ

ティーチャーズ 2

2021-11-20 10:46:14 | 日記
このチームに所属している先生達は普段は学校が忙しく部活をもっている先生も多数いるということで、もちろんチームとしての練習など全く出来ない。
チーム練習が出来ないと分かっているからこそきちんと1試合を通じて走れる体を作る。
そのため各自が走り込みなどは行っているらしく、正直ベンチから前半の試合を見ていた感想としては、日頃からチーム練習を行っている相手チームよりも運動量が多く相手チームを圧倒していた。
そしてその試合内容はというと。。
一人一人がみんな強くてうまい。
それだけだった。
チーム練習をしていないぶん味方同士の意思疎通が思うようにいかない部分は感じたが、それぞれが今自分がやっているプレーは次に繋げるこういう意味があるとか、こういう動きをしてほしいとか、そういうメッセージが一人一人から伝わってくる。そんな動きをしていて、ベンチから見ているぶん周りの動きもよく見えたおかげで個人個人の意思はよく分かった。
そして個人としてだけでなく、一瞬の遅れも問題なく次のプレーへと繋げていく発想や展開力、それらのレベルの高さにかなり驚かされた。
少なくとも自分がいた中学の誰よりも個々のレベルは高いと感じた。
それと同時にこの中で自分が入りやっていけるのか?
そんな不安を感じていた。
中学のサッカー部の顧問の先生が言っていたこのチームは強いという話。全くデマでも何でもなく事実だった。
そして僕自身のイメージしていたチームよりも遥かに強く驚いた。
このチームに入って自分自身がやれること。
走るだけのスタミナは問題ない。
でも今ベンチから見ているような試合の動きの中で味方の意図を感じながらプレーをする余裕はあるのか?
不安が募りながら見ている試合で自分自身が硬くなっていることに気付く余裕すらなくなっていた。

「じゃあ後半からメンバーチェンジでいこうか!」
チームのキャプテンらしき人に声をかけられ後半から出場する機会をもらえた。
この時はただただ緊張していただけだったが、チームメイトからすれば僕自身の品定め。
そんな状態だったのではないだろうか。
中学上がりのまだ体も完全に出来ていない中での社会人チームでのデビュー。
どんな思いで見てくれていたのかは分からないが、今考えるときっとチームには馴染めないだろう。
そんな風に思われていたようにおもう。
前半のスコアは3-0
チームとしては危なげなく試合を進めていた。
とにかくおもいきりやるしかない!
そう心の中で思ってはいたが、それ以上に緊張で顔も体もこわばっていた。
中1のまだ全く自分に自信がもてていなかったあの頃に戻った、そんな感覚すらあった。

そして後半開始から出場。
チームは5-0で圧勝だった。
そして自分自身のプレーはというと。。
正直何一つ覚えていない。
ピッチをウロウロしていただけで試合が終わった。
そんな感じだった。
ボールに触る機会はもちろん何度もあったが、意図を汲み取る余裕すらなく味方へのリターンパスばかり。
多分仕掛けるチャンスをくれるようなボールも来ていたはずだが、周りを見れていなかった僕はそのチャンスを勝手に潰していたと思う。
正直話にならなかった。
中学の顧問の先生からチームのメンバーがみんなうまくて大変だと言われていた意味はよく分かった。
このチームはチーム練習も出来ない、試合だけに集まる寄せ集めのようなチームだけど確実に強い。
そしてチーム練習のない状態からでも味方同士が周りの意図を汲み取り動けるセンスをみんなが持ち合わせている。
このレベルに早くなれないと自分の居場所はない。
でも今日の自分は技術的にどうだとか視野が狭いとかどうこうよりもメンタルの弱さを露呈しただけでまだ何も出来ていない。
「動きかたかったね~」
「考えすぎずもっと自由におもいっきりやりなよ」
「仕掛けれる場面もパス返してきたね」
試合後、何人かのチームメイトが笑いながら声をかけてくれてはいた。
でもその言葉の中には今のレベルじゃここでは無理だよ。
そう言われている気がしていた。
周りに合わせて笑顔でいるようにはしていたが、内心は全く笑えず悔しさだけが残るデビュー戦となった。