4/2(木)の日記でも書いたとおり、
あかねの病状はホントに落ち着いていました。
食欲も元気もあるし、下痢ピーも治まって来てたし、
何より眼にチカラがあったから、
「大丈夫。きっとこのまま良くなる。
蛋白喪失性腸症だから食事制限は一生続くかもしれないけど、
あーたんが喜ぶごはんをまた考えてあげよう」
って思ってました。
主治医から
「もしかしたら病気は1つだけじゃないかも」と言われてたけど、
「これ以上の検査を望むなら地元では無理だから、東京の大学病院に
行くしかない」とも言われていたので、
あかねの身体への負担も考えてこれ以上の検査はあきらめ、
「何があっても後悔しない、我が家らしい毎日を過ごそう」と
思ったりもしてました。
雲行きが怪しくなって来たのは、今週になってから。
朝になるとだるくて起き上がれなくなり、
ごはんを食べなくなり、
水を飲む量が減り、
オシッコがまっ黄色になり…。
まるでビデオを早送りで観ているように、日に日に悪化していきました。
立ち上がるのに身体を支えてあげたり、
あかねが好きそうな食べ物をヒト用イヌ用構わずいっぱい揃えて
とにかく何か食べてくれる物はないかと片っ端からあげてみたり、
それさえも口にしない時には、嫌がるあかねの口を無理矢理開けて
ポカリ入りの水や流動食をシリンジで流し込んでみたり…。
いきなり始まった介護生活に戸惑いながらも、
大きな身体を維持するために少しでも食べて飲んで欲しいと必死でした。
その日のぽちは、朝から何だかやたらに涙もろくて、
職場で「あかねちゃん、どう?」と聞かれただけで号泣してしまったり、
仕事に集中しているはずなのに何故か泣けて来たり、
「あかねががんばってるのにアンタが泣いててどーすんの。しっかりしなさい!」って
どれだけ自分に喝を入れても涙が止まらなかったりと
不安定な精神状態を持て余していました。
そして夜中。
その頃には水を飲むことも立つことも出来なくなっていたあかねが
時々苦しみ出すようになりました。
ぽちには「あぁ、もう逝くんだな」とわかっていたので、
ずっと抱きしめていました。
(ブンの時もそうだったけど、こういうのって何となくわかりますよね)
明け方。
苦しむ回数が増えて来たので、
何も知らずに二階で寝ているダンナに声をかけに行きました。
ダンナはこういう場面が苦手なので1人で看取ろうかとも思ったけど、
家族としてそれはどーなの?と思い直したので、
本人に選択してもらうことにしたのです。
「とーちゃん。あーたん、もう長くないよ。看取るかどうか自分で決めてね」と
声をかけると、「え!死んじゃうの?そんなに悪いの?!」と驚きながらも
すぐに下りて来てくれたので、ちょっと見直しました(笑)
それから約5時間後。
家族みんなが見守る中、あかねは息を引き取りました。
7歳11か月と13日の犬生でした。
最期に30秒ぐらい低い声で唸っていたのは
単に体内の空気が押し出される音だったのかもしれないけど、
私はあかねがまおに最後のメッセージを託したのだと思っています。
どんなメッセージだったのか、私にはきっと一生わからないけど…。
ちょうど薬の調整をする受診日だったので、
葬儀を終えた後に病院に行きました。
この1か月間で10回以上受診して主治医には本当にお世話になったので
お礼が言いたかったし、
たくさん残った薬や療法食を、必要とする子に役立ててもらうために
返したかったし。
いろいろ話をしたけれど、結局主治医も確実な病名はわからないそうです。
病名がわからないのは残念だけど、
短いながらもちゃんと介護できたし(ってもたった3日だけど(^^;)、
看取ってあげることもできたし、
何より、家族の一員として本当に幸せな7年半を共有することができたので
心残りはありません。
不思議と涙もあまり出ません。
きっと「あたちがいなくなったら、かーたんは泣いてばっかりいるんでしょ」と
心配したあかねが、「それなら生きてるうちに泣かせちゃえばいいんれしゅ♪」と
朝から涙もろくしたせいに違いありません(笑)
ワンコを見送るたびに思うことだけど、
あかねにも素敵な「生きざま」と「逝きざま」を見せてもらいました。
ただ、あの子たちの存在は本当に大きいから、
寂しさは日に日に募って行くと思います。
これはもう仕方ないですよね。
だってこの寂しさこそが、あかねと暮らした証なんですもの。
どれだけ辛くても、しっかり甘受してみせますよ~(^o^)/
おりしも富山の桜は満開で、それはそれはキレイです。
満開の花々にあかねの笑顔が重なって、桜の下を通るたびに
「あーたん。アンタってば一番いい季節に逝ったね~!アンタって最高だよ!!」と
叫んでるぽちは、ちょっと怪しいヒトかもしれません(^^ゞ
長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。
そして、今まであかねに会いに来て下さって、本当にありがとうございます。
ちょっと寂しくなるけれど、これからはまおすけがひとりっ子として
未知の世界にチャレンジしてくれる予定なので、
よろしければ今後もどうぞおつきあい下さいませ。
by ぽち
あかねの病状はホントに落ち着いていました。
食欲も元気もあるし、下痢ピーも治まって来てたし、
何より眼にチカラがあったから、
「大丈夫。きっとこのまま良くなる。
蛋白喪失性腸症だから食事制限は一生続くかもしれないけど、
あーたんが喜ぶごはんをまた考えてあげよう」
って思ってました。
主治医から
「もしかしたら病気は1つだけじゃないかも」と言われてたけど、
「これ以上の検査を望むなら地元では無理だから、東京の大学病院に
行くしかない」とも言われていたので、
あかねの身体への負担も考えてこれ以上の検査はあきらめ、
「何があっても後悔しない、我が家らしい毎日を過ごそう」と
思ったりもしてました。
雲行きが怪しくなって来たのは、今週になってから。
朝になるとだるくて起き上がれなくなり、
ごはんを食べなくなり、
水を飲む量が減り、
オシッコがまっ黄色になり…。
まるでビデオを早送りで観ているように、日に日に悪化していきました。
立ち上がるのに身体を支えてあげたり、
あかねが好きそうな食べ物をヒト用イヌ用構わずいっぱい揃えて
とにかく何か食べてくれる物はないかと片っ端からあげてみたり、
それさえも口にしない時には、嫌がるあかねの口を無理矢理開けて
ポカリ入りの水や流動食をシリンジで流し込んでみたり…。
いきなり始まった介護生活に戸惑いながらも、
大きな身体を維持するために少しでも食べて飲んで欲しいと必死でした。
その日のぽちは、朝から何だかやたらに涙もろくて、
職場で「あかねちゃん、どう?」と聞かれただけで号泣してしまったり、
仕事に集中しているはずなのに何故か泣けて来たり、
「あかねががんばってるのにアンタが泣いててどーすんの。しっかりしなさい!」って
どれだけ自分に喝を入れても涙が止まらなかったりと
不安定な精神状態を持て余していました。
そして夜中。
その頃には水を飲むことも立つことも出来なくなっていたあかねが
時々苦しみ出すようになりました。
ぽちには「あぁ、もう逝くんだな」とわかっていたので、
ずっと抱きしめていました。
(ブンの時もそうだったけど、こういうのって何となくわかりますよね)
明け方。
苦しむ回数が増えて来たので、
何も知らずに二階で寝ているダンナに声をかけに行きました。
ダンナはこういう場面が苦手なので1人で看取ろうかとも思ったけど、
家族としてそれはどーなの?と思い直したので、
本人に選択してもらうことにしたのです。
「とーちゃん。あーたん、もう長くないよ。看取るかどうか自分で決めてね」と
声をかけると、「え!死んじゃうの?そんなに悪いの?!」と驚きながらも
すぐに下りて来てくれたので、ちょっと見直しました(笑)
それから約5時間後。
家族みんなが見守る中、あかねは息を引き取りました。
7歳11か月と13日の犬生でした。
最期に30秒ぐらい低い声で唸っていたのは
単に体内の空気が押し出される音だったのかもしれないけど、
私はあかねがまおに最後のメッセージを託したのだと思っています。
どんなメッセージだったのか、私にはきっと一生わからないけど…。
ちょうど薬の調整をする受診日だったので、
葬儀を終えた後に病院に行きました。
この1か月間で10回以上受診して主治医には本当にお世話になったので
お礼が言いたかったし、
たくさん残った薬や療法食を、必要とする子に役立ててもらうために
返したかったし。
いろいろ話をしたけれど、結局主治医も確実な病名はわからないそうです。
病名がわからないのは残念だけど、
短いながらもちゃんと介護できたし(ってもたった3日だけど(^^;)、
看取ってあげることもできたし、
何より、家族の一員として本当に幸せな7年半を共有することができたので
心残りはありません。
不思議と涙もあまり出ません。
きっと「あたちがいなくなったら、かーたんは泣いてばっかりいるんでしょ」と
心配したあかねが、「それなら生きてるうちに泣かせちゃえばいいんれしゅ♪」と
朝から涙もろくしたせいに違いありません(笑)
ワンコを見送るたびに思うことだけど、
あかねにも素敵な「生きざま」と「逝きざま」を見せてもらいました。
ただ、あの子たちの存在は本当に大きいから、
寂しさは日に日に募って行くと思います。
これはもう仕方ないですよね。
だってこの寂しさこそが、あかねと暮らした証なんですもの。
どれだけ辛くても、しっかり甘受してみせますよ~(^o^)/
おりしも富山の桜は満開で、それはそれはキレイです。
満開の花々にあかねの笑顔が重なって、桜の下を通るたびに
「あーたん。アンタってば一番いい季節に逝ったね~!アンタって最高だよ!!」と
叫んでるぽちは、ちょっと怪しいヒトかもしれません(^^ゞ
長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。
そして、今まであかねに会いに来て下さって、本当にありがとうございます。
ちょっと寂しくなるけれど、これからはまおすけがひとりっ子として
未知の世界にチャレンジしてくれる予定なので、
よろしければ今後もどうぞおつきあい下さいませ。
by ぽち