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徒然あかね日記

バーニーズのひよたんの毎日を 徒然に綴っちゃいます。

あかねの顛末

2009年04月10日 23時43分28秒 | あーたん&まおすけ
4/2(木)の日記でも書いたとおり、
あかねの病状はホントに落ち着いていました。
食欲も元気もあるし、下痢ピーも治まって来てたし、
何より眼にチカラがあったから、
「大丈夫。きっとこのまま良くなる。
 蛋白喪失性腸症だから食事制限は一生続くかもしれないけど、
 あーたんが喜ぶごはんをまた考えてあげよう」
って思ってました。

主治医から
「もしかしたら病気は1つだけじゃないかも」と言われてたけど、
「これ以上の検査を望むなら地元では無理だから、東京の大学病院に
 行くしかない」とも言われていたので、
あかねの身体への負担も考えてこれ以上の検査はあきらめ、
「何があっても後悔しない、我が家らしい毎日を過ごそう」と
思ったりもしてました。


雲行きが怪しくなって来たのは、今週になってから。
朝になるとだるくて起き上がれなくなり、
ごはんを食べなくなり、
水を飲む量が減り、
オシッコがまっ黄色になり…。
まるでビデオを早送りで観ているように、日に日に悪化していきました。

立ち上がるのに身体を支えてあげたり、
あかねが好きそうな食べ物をヒト用イヌ用構わずいっぱい揃えて
とにかく何か食べてくれる物はないかと片っ端からあげてみたり、
それさえも口にしない時には、嫌がるあかねの口を無理矢理開けて
ポカリ入りの水や流動食をシリンジで流し込んでみたり…。
いきなり始まった介護生活に戸惑いながらも、
大きな身体を維持するために少しでも食べて飲んで欲しいと必死でした。



その日のぽちは、朝から何だかやたらに涙もろくて、
職場で「あかねちゃん、どう?」と聞かれただけで号泣してしまったり、
仕事に集中しているはずなのに何故か泣けて来たり、
「あかねががんばってるのにアンタが泣いててどーすんの。しっかりしなさい!」って
どれだけ自分に喝を入れても涙が止まらなかったりと
不安定な精神状態を持て余していました。

そして夜中。
その頃には水を飲むことも立つことも出来なくなっていたあかねが
時々苦しみ出すようになりました。
ぽちには「あぁ、もう逝くんだな」とわかっていたので、
ずっと抱きしめていました。
(ブンの時もそうだったけど、こういうのって何となくわかりますよね)

明け方。
苦しむ回数が増えて来たので、
何も知らずに二階で寝ているダンナに声をかけに行きました。
ダンナはこういう場面が苦手なので1人で看取ろうかとも思ったけど、
家族としてそれはどーなの?と思い直したので、
本人に選択してもらうことにしたのです。
「とーちゃん。あーたん、もう長くないよ。看取るかどうか自分で決めてね」と
声をかけると、「え!死んじゃうの?そんなに悪いの?!」と驚きながらも
すぐに下りて来てくれたので、ちょっと見直しました(笑)

それから約5時間後。
家族みんなが見守る中、あかねは息を引き取りました。
7歳11か月と13日の犬生でした。

最期に30秒ぐらい低い声で唸っていたのは
単に体内の空気が押し出される音だったのかもしれないけど、
私はあかねがまおに最後のメッセージを託したのだと思っています。
どんなメッセージだったのか、私にはきっと一生わからないけど…。



ちょうど薬の調整をする受診日だったので、
葬儀を終えた後に病院に行きました。
この1か月間で10回以上受診して主治医には本当にお世話になったので
お礼が言いたかったし、
たくさん残った薬や療法食を、必要とする子に役立ててもらうために
返したかったし。
いろいろ話をしたけれど、結局主治医も確実な病名はわからないそうです。

病名がわからないのは残念だけど、
短いながらもちゃんと介護できたし(ってもたった3日だけど(^^;)、
看取ってあげることもできたし、
何より、家族の一員として本当に幸せな7年半を共有することができたので
心残りはありません。
不思議と涙もあまり出ません。
きっと「あたちがいなくなったら、かーたんは泣いてばっかりいるんでしょ」と
心配したあかねが、「それなら生きてるうちに泣かせちゃえばいいんれしゅ♪」と
朝から涙もろくしたせいに違いありません(笑)
ワンコを見送るたびに思うことだけど、
あかねにも素敵な「生きざま」と「逝きざま」を見せてもらいました。

ただ、あの子たちの存在は本当に大きいから、
寂しさは日に日に募って行くと思います。
これはもう仕方ないですよね。
だってこの寂しさこそが、あかねと暮らした証なんですもの。
どれだけ辛くても、しっかり甘受してみせますよ~(^o^)/


おりしも富山の桜は満開で、それはそれはキレイです。
満開の花々にあかねの笑顔が重なって、桜の下を通るたびに
「あーたん。アンタってば一番いい季節に逝ったね~!アンタって最高だよ!!」と
叫んでるぽちは、ちょっと怪しいヒトかもしれません(^^ゞ


長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。
そして、今まであかねに会いに来て下さって、本当にありがとうございます。
ちょっと寂しくなるけれど、これからはまおすけがひとりっ子として
未知の世界にチャレンジしてくれる予定なので、
よろしければ今後もどうぞおつきあい下さいませ。

by ぽち

あかねーたん

2009年04月09日 10時06分29秒 | あーたん&まおすけ
今朝9時半。

抜けるような青空の下、
満開の桜の中を虹の橋に向かって旅立ちました。

今週に入ってから急に容体が変わり、
急ぎ足で逝ってしまいました。

覚悟もしていたし、
家族みんなで見送ってあげられたので、
今のところ心残りはありません。

詳しいお話はまた後ほど。

今後の「まおすけのひとりっ子日記」にも乞うご期待!
・・・って、コレが一番の心配のタネかも。
生まれてこの方、ほとんど独りの時間を過ごしたことのないヤツだからなぁ(^^;

by ぽち

室内トイレとワンコ貯金

2009年04月02日 18時47分44秒 | あーたん&まおすけ
この一週間、
下痢ピーが続いたと思ったら時々形のあるンコが出たり、
膵臓にも炎症が見つかってすごいニオイの消化酵素を摂り始めたり
(かーたんには不評れしゅが、豚しゃんが主原料なのであたちは大喜び♪)、
今まで吐いたことはなかったのに夜中に突然ゲロし出したり、
何度も病院に行ったり、レントゲン撮ったり、血液検査したり・・・
何だかバタバタに過ぎて行っちゃいまちた。

あたちはゲロしたりお腹が痛い時にはさすがにグッタリだけろ、
基本的には今まで通り元気で食欲もありましゅ。
体調はまだまだ不安定だけろ、レントゲンには気になる影もなかったし、
血液検査の結果も前回と変わっていないので、
様子を見ながら薬を調整していましゅ。

かーたんももう開き直っちゃったみたいで、むやみに不安がるのはやめて、
あたちが下痢ピーの体勢に入ると後ろでトイレシートを構えて
「よっしゃ、今日もナイスキャッチ。これでピーの片付けも楽々よん♪」ってやってましゅよ(^^;
(かーたんの不安は、まおたんの精神状態に直結しちゃうことにも気づいたみたいれしゅ)


さて、今回のあたちのこの騒動で、かーたんが必要性を痛感している物が2つありましゅ。
それは「室内トイレ」と「ワンコ貯金」。

うちは、あたちが小さい頃から「年とった時に必要になるかもしれないから」って
室内と庭の2ヵ所でトイレが出来るようになっていまちた。
でも、室内にあたち達のトイレがあるとどうしてもニオイが気になるので、
若くて元気な時には「もう撤去しちゃおうか」という話も出ていたそーれしゅ。
それが今回、ステロイドを飲んで多飲多尿になったあたちが頻繁にチーするのと、
留守番の時にも下痢ピーしたくなっちゃうことがあるので、
室内トイレがものすごく活躍していましゅ。
あたちもしたくなった時にできるので、
トイレに対するストレスは全く感じていましぇん(^o^)v
「ほらね、やっぱり室内にもトイレは必要なんだよ。臭かったけど続けて良かったね♪」って
かーたんが自慢げれしゅ。

もうひとつの「ワンコ貯金」は、「やっときゃ良かった」って方なんれしゅが…。
検査にも治療にも、やっぱりそれなりのお金がかかりましゅ。
おまけにあたち達は大きいので、薬代も療法食代も半端じゃありましぇん。
こーゆー時に備えてワンコ保険にも入ってるけど、
保険を使っても負担額はかなり大きいみたいで、
「あーたんがうちの子になった時から毎月1万円ずつ貯めときゃ良かったねぇ…」って
かーたんがボヤいていましゅ。
ボヤいてるわりには、毎日の晩酌の量が減らないのがあたちには不思議れしゅけろね(--;


ってな感じで、あたちは自分の身体とうまくつきあって行く方法を模索中なので、
なかなか更新できないかもしれないけど、心配しないでくらしゃいね~(^o^)/

チョー花マル♪

2009年03月25日 23時30分04秒 | あーたん&まおすけ
昨日のせんせーの診断はビンゴだったみたいで、
今日の夕方にはチョー花マルなンコが出まちた(^o^)/
このンコを待ち望んでいたかーたんは、「出たぁぁぁぁ♪♪♪」って
ンコに頬ずりしちゃいそーな勢いで喜んでまちたよ。

強い薬だから勿論それなりの副作用も出てるし、
ンコもまだ完璧に復活とはいえないけど、
フードの量も順調に増えてお腹ペコペコな状態から解放されたし、
下痢ピー独特のお腹の不安定な感じもなくなって、
すっかりご機嫌なあたち。


夕飯の時の、とーたんにベッタリも再開れしゅ。

あかね「さぁとーたん、何でも落してくれていいれしゅよ♪」
かーたん「何言ってんの。あーたんはまだ療法食以外はダメです(--;」




あかね「お手手にもアゴ乗っけちゃうれしゅ♪」
かーたん「とーたんがお汁飲めないでしょ(--;」




いつものお仕事が出来るって、やっぱりいいれしゅね♪

かーたん「お仕事じゃなくて、イタズラでしょ(--;」



あたちとかーたんが何度も病院に行ってる間、
ピーピー鳴きながらとーたんと一緒にお留守番してくれたり、
体調の悪いあたちを気遣ってかーたんに甘えることをちょびっと
遠慮してくれていたまおたんも、ひと安心れしゅ。

まお「かーちゃぁぁん。ゆっくりラブラブしたかったじょ~(ToT)」
かーたん「はいはい(^^;」


闘う相手

2009年03月24日 14時14分46秒 | あーたん&まおすけ
その後も、形があったりなかったりを繰り返していたあたちのンコ。
元気も食欲もバッチリあるのに、
フードの量を増やすとピーになっちゃうから1食80gぐらいしか食べられなくて、
1日3食にしても必要量の半分にも満たなくて…。
「このままじゃ栄養面でも心配だし、さすがにこれはただの下痢じゃないよね」ってんで、
今日またかーたんとまおたん(←付き添い)と一緒に病院に行って来まちた。

血液検査の結果、「蛋白喪失性腸症」だろうという診断が出て、
具体的に考えられる病名として「慢性炎症性腸症」ってのと
「腸管リンパ管拡張症」ってのと「リンパ腫」ってのが告げられて、
すぐにでも治療を始めた方が良いからと、前回とは違う療法食と
ステロイドのお薬が出まちた。
先月の健康診断の時にやった血液検査では全然異常なかったのに、
やっぱり来る時はいきなり来るもんれしゅね(^^;

あんまり嬉しくない診断結果なので超心配症なかーたんの反応が心配だったんれしゅが、
意外に平然としていましゅ。
だってこの2週間、あたちが下痢ピーするたんびに
「悪い病気だったらどうしよう…」
「バニに多い悪性の病気なんじゃないだろうか…」
(どうやらあたちは悪性組織球症の家系みたいれしゅ)
って漠然とした不安でいっぱいになっちゃって、
そのたびに「どういう病気であれ、これがあーたんなんだ。
あるがままを受け入れて、この子らしい犬生を送れるようにしよう」
って無理矢理前向きに思うようにしてたので、
今さら「リンパ腫かも」って言われても、
「あぁ、やっぱそーですか」って感じなんだそーれしゅ。
逆に、闘う相手がわかってスッキリしたし、具体的な治療も始まるから、
今までより気分的にはず~っと楽なんだそーれしゅ。

お腹を開いて患部を切り取って検査に出せばハッキリとした病名がわかるらしいけろ、
とーたんもかーたんも「そこまでやりたくない」と言ってるので、
薬と療法食を試しつつ、定期的に血液検査をしながら対処して行くことになりそうれしゅ。


あたちとしては、とにかくお腹ペコペコなのが2週間続いてるので、
お腹いっぱいご飯を食べられればとりあえずそれでシアワセれしゅ。
せんせーが「お薬飲んで、下痢が治ったら、ご飯の量も増やしていいよ」って
言ってくれたので、早く治らないかな~って楽しみにしていましゅ♪

それと、お腹の調子が悪いとイマイチ安眠できなかったので、
花マルのンコを量産できるよーになって、
昼も夜もぐ~っすりとねんねしたいれしゅ。


あかね「何はともあれ、病院行って疲れたのでねんねしましゅ」
まお「ボクも付き添いで疲れたのら!」
かーたん「はいはい。ふたりともゆっくり寝てくださいね(^^;」