ここには確かにあの街があったんだ。むかしむかしの話だ。

たどり着く場所なんて考えてはいなかった。歩いてきた。ゆっくりとだ。はじまりの場所は,はっきりと覚えている。

琴線に触れる

2018年09月30日 00時18分26秒 | 日記
心惹かれる歌声がある。ネットを徘徊していると、ときに魅力的な歌声に出会う。先日、Hさんの歌声に会った。いっぱいみつけた。しつこく聞いた。繰り返し繰り返しだ。彼女は他の人のかいた楽曲も歌っていた。僕は惹かれてしまった。僕は気付いた。彼女の歌声に似ているのだ。けれど、やがてわかった、彼女以上ではない。彼女の歌声を越える歌い手にはまだ出会っていない。出会えていない。彼女の声はもう聴けないのだ。僕の持っているカセットテープはもうワカメになってしまった。
歌声に出会って、さびしい気持ちになった。さびしい・・そうじゃない。さびしいとは少し違う。最近やっと理解したのだ。彼女はもういないのだということを。わかってはいても認めたくなかったのに。いや、これもちょっと違う。Hさんは歌が上手い。彼女の歌い方が好きだ。そう言いたかっただけなのだ。

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