アカバネーゼのささやき

夫の裏切り!妻の仕返し!夫婦とは?自立に目覚めた私が起業するまで!

モデルルームの秘密

2006年05月02日 | Weblog
マンションのモデルルームの見学に行った事がありますか?


バラの花が一杯ついていて、倍率なんかもあって、あっという間に完売して…

・・なんていうのはほとんど嘘です


これについて少し暴露いたしましょう!


モデルルームに来場した際、営業マンがたびたび「スタッフ控え室」に消えますよね?

そこでは、どんなお話が繰り広げられていると思いますか?


・購入意欲があるか?(当物件に対して購入希望意識が高いか)

・購入可能条件を満たしているか?(収入、就業年数、ローンの有無、頭金の有無、援助者など)

・一番のネックは?(資金、駅距離、間取り、向き、環境…など)


営業マンは、案内しながら瞬時に全てを把握して、上司に報告し、今後の話の進め方を判断し、資料や関連する話題に結び付けて、またお客様のもとに帰ってくるわけです


裏のスタッフルームにも同じ価格表が貼ってあり、契約登録が入ればもちろん拍手喝采でバラの花が付きます


しかし、今後の販売促進のために、モデルルームに展示されている売れ行きの部分は多少アレンジします

そのアレンジやテクニックが「所長」となった営業マンの腕の見せ所なわけです


『こんなに売れているんだ!」

『このタイプの部屋は、やっぱりもうあと1戸しかないんだ!急がなくては!』


・・な~んて、お客さんが思ってくれたら大成功!



とても意欲が高いのに、その部屋が次期分譲だったリ、登録済みだった時に、

「お客様にだけ、特別に、ここだけ・・のお話」

と称して、こっそりご案内したりするのもテクニックです


「実は、今、ここを登録していらっしゃるお客様がローンの審査中なのですが、ちょっと資金的に難しいお客さまでして、もしも、難しい場合は○○様のほうに、すぐにご連絡さしあげましょうか?」

・・というかたちで、ご案内するわけです


人間というのは、誰かに買われそう!と思ったり、ボクは資金では余裕があるから勧められたのか~…なんていう意識があると、気持ちが動くわけですよね


ですから、販売センターを訪れた時、所長クラスの営業マンが自分たちに付いた場合は、かなり「意欲の高いお客様」とみなされているわけです


見るからに、他物件からのスパイ?と思われる人や、ただの見物人…とはっきりわかるお客様には、研修中の人や、案内だけのアドバイザーさんがつくわけです



私も趣味と勉強を兼ねて、他物件の市場調査をしますが、販売の営業マンは本当に会社によって違います


昔ながらのイメージの「不動産屋のおっちゃん!」風な人や、いかにも胡散臭い「今ならお得だよぉ~お客さんだけだよぉ」というおじさん

きちんと応対して、お客さんの方が「この営業マンにいい印象を持たれたい!」なんて、思わせるようなエリートタイプもいます

「いやぁうちの物件はねぇ…、実を言うとねぇ…、ここだけの話しねぇ…」とペラペラ物件の暴露ばかり話すおじさん・・・

自分の知識ばかり披露して、こちらの話を聞いてくれない営業マン・・


本当にさまざまです


あまりお奨めできない販売は・・

まず最初から割引やサービス(エアコン付けますよ~とか)の話をしてくるデベロッパー(不動産会社)はダメです

本来マイホームは、そこに住む事で家族がどれだけ快適に過ごせるか、家族の夢がどれほど実現できるかが大切なはずですよね

売るほうは、そうした点をアピールするべきなのに、値引きやおまけを競っているとしたら、それは、とても残念なことです


「大手」というのは、やはりブランドです

ですから、やはり同じ条件でも少し他よりは価格は高額です

「大手」じゃなくても、とてもクオリティの高い物件もあります

ただ、やはり「大手」だと、後のメンテナンスや管理などに、広いネットワークを持っているので、そこで「差」ができたりするのではないでしょうか?


「モデルルーム」というのは、本当に「モデル」であって演出です

決して、こんなリビングに私も住める!なんて騙されないで下さい

最近はキッチンの壁を取り払って、とてもオープンで明るいキッチンにしてあるモデルも多いですが、実際は壁で囲まれていたり、標準だとかなりダサい面材であることもしばしばです

また、モデルとして選ばれる部屋は、ほとんど最上階であったり、角住戸であることが多いです

残りは、ほとんどが中住戸なのですから、窓のない洋室、窓のないリビングのイメージをきちんと把握し、想像力をたくましくして下さい

壁や、備品のコーディネート、そこのモデルのために特注した家具に騙されないで下さい

よく、子供部屋…と称した洋室にかわいいベッドや子供用の作業用ボードなどが置いてありますが、すべて、それは部屋の隅の梁(はり)をカバーするための小細工ですから、十分に注意してください

子供部屋あたりの天井にも、よく梁がありますので、二段ベッドを検討している方などは、高さににも十分気をつけてください

安い部屋には必ず理由があります



…すみません

ついつい、マンション談義となると、熱くなってしまいました・・・


また、たびたび『アカバネーゼのマンション購入講座』を投稿いたしますので、これからマンションのご購入予定の方、おられましたら、どしどしご質問を受け付けております


では、また本題にもどります・・


…つづく