音読みすると、夫も妻(婦)もおんなじ。はっきり言って今までこの四字熟語がどっちが夫で婦なのか分からなかった。いまだに意味を良く知らないまま使う私って・・・。
この度、夫婦になったのですが(相手がいて)、夫婦についての見解、諭し、コラム、今まで意識的にも無意識にもたくさんそーいうものを見たなあと思う。
一番自分が見た中で濃いのは、森瑤子ではなかろうか?
大学3年の頃、いきなりはまり(母親が好きだったらしく、家の本棚には一杯あった。)夢中で呼んだ。同級生で読んでる子はいなかったなあ。
当時(1998年)で、Realtimeの作家じゃないしね。93年に亡くなっているし。
テーマもあまり大学生にとって身近ではなかったのかも。
表面的にはね。
不倫がストーリに入っているものが少なくありませんが、決して「不倫」自体が軸ではないの。生生しい場面もないとは言えないが、少なくとも現在日○新聞朝刊で連載している連載小説よりはさっぱりしているのでは・・・
(わたしは朝からアレだめ・・・・・先が気になるから読むけど、頼むから、朝から色々エロスの世界を繰り広げないで~。。。渡辺淳一は嫌いじゃなかったが)
森瑤子の小説は、日本列島がバブルに浮かんでいた80年代の上澄みをすくいとった色をしている。
わたしが80年代について、結構色々な映像や記憶が鮮明なのは、この人の小説で二次体験したのもあるかもしれません。
(ひょうきん族とかについての話題はまんま自分の記憶だが)
後でその時代を感じさせるものってすごく好きだ。
自分もそういう風にしたいが、わたしはなまけもの&好き嫌い多しなんで無理だろな。
森瑤子自身は英国人の夫の妻であり、3人の娘。最初は専業主婦(だんなさんの仕事を手伝っていたのもあるようですが)だったのが、鬱積する心をノートに吐き出したところすばる文学賞を取って文壇デビュー。(それがデビュー作の「情事」)
こう書くと、他人事だし、なんか楽でよさそうでお金もありそうって見える・・・。
彼女はエッセイも多数出していますが、「のたうちまわって」「胃がキリキリして」「それなのにアナタはどうしてこういうときにこういうことをするのよっ!」と、こちらも胃が痛くなるような壮絶なエピソード。
だから、結婚をいいもの、憧れるものとは、当時決して思いませんでした。
(そういう人もいなかったから憧れすらなかったし)
彼女のエッセイにおける、旦那様の言い分(嫌味、甘え)を読むたびに、人事ながら、わたしも「ちくしょう、こいつうざい」とか思ってしまったり。(人の旦那なのに)
もちろんそれだけじゃないし、とどのつまり愛情や尊敬があるから成り立つ、夫婦も人間関係なのだ、ということを繰り返し教えられた気がします。
それを胸に、今後の長い人生を歩んでいこうと思います。
うーん、間違っているかなあ・・・今は、もちろん夢も見ているし、まだまだご主人に恋もしていますけどね。。
ps;彼女の秀逸なエッセイは、週に締め切り10本とかいう悪夢のような状況の当時に書き綴ったもの(多分、ライブ)や、やはりため息をオブラートで包んだ系(何だそれは)だと思う。著作権がコワいのですべては書けないが、「英国風レディにするつもりで入学させたのに、ブタにして返してよこした」という下りは腹がよじれました。
→10代だった娘さんを、英国のカレッジ(詳しくは知らず。マナースクールみたいなものか?)に入れたら、数年後大変太って戻ってきたというエピソードだった。プログラムに入っている「コルドンブルーのお料理教室」のせいだと先生は見解を示されているが。。。
この度、夫婦になったのですが(相手がいて)、夫婦についての見解、諭し、コラム、今まで意識的にも無意識にもたくさんそーいうものを見たなあと思う。
一番自分が見た中で濃いのは、森瑤子ではなかろうか?
大学3年の頃、いきなりはまり(母親が好きだったらしく、家の本棚には一杯あった。)夢中で呼んだ。同級生で読んでる子はいなかったなあ。
当時(1998年)で、Realtimeの作家じゃないしね。93年に亡くなっているし。
テーマもあまり大学生にとって身近ではなかったのかも。
表面的にはね。
不倫がストーリに入っているものが少なくありませんが、決して「不倫」自体が軸ではないの。生生しい場面もないとは言えないが、少なくとも現在日○新聞朝刊で連載している連載小説よりはさっぱりしているのでは・・・
(わたしは朝からアレだめ・・・・・先が気になるから読むけど、頼むから、朝から色々エロスの世界を繰り広げないで~。。。渡辺淳一は嫌いじゃなかったが)
森瑤子の小説は、日本列島がバブルに浮かんでいた80年代の上澄みをすくいとった色をしている。
わたしが80年代について、結構色々な映像や記憶が鮮明なのは、この人の小説で二次体験したのもあるかもしれません。
(ひょうきん族とかについての話題はまんま自分の記憶だが)
後でその時代を感じさせるものってすごく好きだ。
自分もそういう風にしたいが、わたしはなまけもの&好き嫌い多しなんで無理だろな。
森瑤子自身は英国人の夫の妻であり、3人の娘。最初は専業主婦(だんなさんの仕事を手伝っていたのもあるようですが)だったのが、鬱積する心をノートに吐き出したところすばる文学賞を取って文壇デビュー。(それがデビュー作の「情事」)
こう書くと、他人事だし、なんか楽でよさそうでお金もありそうって見える・・・。
彼女はエッセイも多数出していますが、「のたうちまわって」「胃がキリキリして」「それなのにアナタはどうしてこういうときにこういうことをするのよっ!」と、こちらも胃が痛くなるような壮絶なエピソード。
だから、結婚をいいもの、憧れるものとは、当時決して思いませんでした。
(そういう人もいなかったから憧れすらなかったし)
彼女のエッセイにおける、旦那様の言い分(嫌味、甘え)を読むたびに、人事ながら、わたしも「ちくしょう、こいつうざい」とか思ってしまったり。(人の旦那なのに)
もちろんそれだけじゃないし、とどのつまり愛情や尊敬があるから成り立つ、夫婦も人間関係なのだ、ということを繰り返し教えられた気がします。
それを胸に、今後の長い人生を歩んでいこうと思います。
うーん、間違っているかなあ・・・今は、もちろん夢も見ているし、まだまだご主人に恋もしていますけどね。。
ps;彼女の秀逸なエッセイは、週に締め切り10本とかいう悪夢のような状況の当時に書き綴ったもの(多分、ライブ)や、やはりため息をオブラートで包んだ系(何だそれは)だと思う。著作権がコワいのですべては書けないが、「英国風レディにするつもりで入学させたのに、ブタにして返してよこした」という下りは腹がよじれました。
→10代だった娘さんを、英国のカレッジ(詳しくは知らず。マナースクールみたいなものか?)に入れたら、数年後大変太って戻ってきたというエピソードだった。プログラムに入っている「コルドンブルーのお料理教室」のせいだと先生は見解を示されているが。。。