ダイヤフラムの株式会社 永島パッキング製作所

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ダイヤフラムのシール性

2011-09-20 12:29:29 | 日記
 ポンプ室のシールにダイヤフラムのフランジ部を場合、
作動圧力で内部に引き込まれないようフランジ面の
面積を大きくする。
 ガスケットシールという考え方からは、ガスケット係数
(ガスケットの接面圧力Pa/流体圧力Pの比)は1.2~1.5
とされている。

 また、ガスケットの最小有効締め付け圧力は0.3kgf/
mm2程度とされている。

 ダイヤフラムの外周に設けた0リングあるいはDリング
のつぶし代を0リングの線形φ3程度のものでは、0.4mm
~0.7mm、φ6程度の場合0.5~0.9mmで十分と思われる。

 これらについてはJIS B 2406 0リングの取り付け溝部の
寸法、形状を参考にしてください。

 ゴムは非圧縮性であるから加圧面に対し圧力の低い
自由表面への変化が生じる。

 例えば0リングの場合、断面の正円の直径をDmm,つぶ
し代をhmmとすると上下の接面幅bmmは

     b=h(2D-h)/D-h
となり、
 自由表面の伸張率

     L=(π(D-h)/πD-2b)-1x100

 断面が半円でその半径がrの場合、つぶし代h=0.215r
となる。
 この場合の自由表面の伸張率

    L=(4r-2b/πr)-1x100
 となる。

 フランジ面のシールはゴム面に対し0.3mm程度の突起
があるとシールに有効であるとされている。
 
 平面の場合接面圧力が高すぎてダイヤフラムの可動部
へゴムの変形が起こる

 とダイヤフラムの寿命を短くする。
 また、流体に侵され易くなる。
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