ゆきずりだけど
あなたに 淋しさ覚えて
恋の苦さを 知りました
似た人 声かけられて
それだけで
着いてゆくゆく 後から
夜の淋しさ なみだの女
あゝゆきずりだけど…
すべてを 許したけれども
戯れだけど 悔やまない
それでも あなたの代わり
ひるまない
覚悟していた この人生を
軋むベッドで 夢まぶた
あゝゆきずりだけど…
今夜も 恋のたずね人
愛が淋しい 傷跡埋め
あなたを どこか探して
胸なだめ
孤独なだけの 裏切りを
恨まずいても なみだです
あゝゆきずりだけど…
海風に揺れる 黒髪が素敵
笑った笑窪の可愛い
そんなお前だった
ハーバーライト 綺麗だね
お前の影が 思い離さない
ひとり横浜
だから横浜 あゝ・・
口びるが赤い 化粧の薄い
星空に消えたけれども
思い残した女
逢いたくても もう逢えない
偲ぶ思いの 胸沈むなみだ
ひとり横浜
だから横浜 あゝ・・
赤い糸引く こころが濡れる
未練の恋が
寒い 寒いわ
体に沁みる 酒でも飲んで
あなた思って 眠りたい
未練の小雨に
この身が濡れる あゝ・・
あなたに泣いた 別れの思い
肌に沁みつく
何で 私を
捨てたのかしら 困らせないで
女ひとりが 夢に散る
未練の小雨に
嘆いた私 あゝ・・
赤い糸引く こころが濡れる
未練に泣ける
辛い 辛いわ
地獄に落ちて 恋に叫んで
悪あがき 泣いてみて
未練の小雨に
涙のしずく あゝ・・