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愛染隼人の女の詩集 盆帰り

2024-06-27 21:56:00 | 日記

      盆帰り
風に乗りながら 風鈴の音が聞こえる
昔どこがで聞いたような
サラサラと 駅に降り立ったなら
私を迎える どこか悲しげ
連なる山々 故郷の あゝ盆帰り…

電車のテール いつの間にか色褪せて
愛が薄らいてゆくから
侘しさに 泣いていたあの頃が
懐かしい 若き日の日々 
小川のせせらぎ
故郷の あゝ盆帰り…

恋なんてしない 泣くだけの悲しいもの
海の匂いに慣らされ
ゆめ千切れ 麦藁帽子で育つ
肌黒い あの日が返る
薄べに色した 
故郷の あゝ盆帰り…

風に乗りながら 風鈴の音が聞こえる
昔どこがで聞いたような
サラサラと 駅に降り立ったなら
私を迎える どこか悲しげ
連なる山々 故郷の あゝ盆帰り…






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