陸前高田＃３

陸前高田の街はまさに壊滅という状態　
沿岸の平らな場所　気仙川の奥深いところの集落までの広い地域

街が、人や車ごとジューサーミキサーにかけられ　絞りかすがぶちまかれた。
そんな所になっていた。


一カ月が経ち
残された人々は
もうあっけらかんと　「ちょうどいいときに来たな。」
「ほら道も出来たところだ　車も通れら」

ご遺体が出てきたら　よかった良かった　身元が判ればそれはよがった。　　と

我々のようなボランティアは来ているようで　多くはなく
散発的のよう。

家はほとんどが流されてバラバラになり　泥を被った家があまりなく
泥カキはいらね　重機がネナ（足りない）

先週にようやく「一部地域に電気が通った」　と

テレビは付くがニュース見たって生活は変わらない　だから見ない
おんなじニュースばかりで　・・
被災地にいない人が作ってる番組だからね
9割は電気がまだ
電気を通すには電柱を建てないと　そこに人が居ないか最終捜索終え　
家の残骸の撤去　足りない人、重機、順番があります・・


上水道　下水の施設も大きなダメージを被り　復旧の目処が経っていない　1年はかかるか　と

不便でした。　ひねれば出てくる　当たり前の　水道
１～2日おきの水の配給にたより

なるべく食器は洗わない　　
　洗いものは最小限に済ますように　紙皿にサランラップ（耐熱の低いスーパーマーケットオリジナル品は駄目押しされてます）
　
トイレは仮設トイレのみ
仮設トイレは共同使用で当然外　女性は夜中に真っ暗闇に懐中電灯をたよりに。。

おばあちゃんたちはゴロゴロと音立てながら　台車で坂下の沢の水をくみに何度も往復している。

駅前の大きな商店街も流され平らになり　コンクリート製の大型スーパーマイヤも津波でがらんどう

２万人の人口の市内は一軒の仮設スーパーのみ
ほとんどの物資は配給
自転車屋、バイク屋は数件あったお店も無くなった　みんな死んでしまった・・と

情報も隅々から吸い上げるような人海戦術も　出来上がらない

応援物資を集める施設も防災本部（給食センター）のみ

小中学校はまだ始まらない。

子供たちはお日様が暖ければケラケラと遊んでいる。
　私たちが修理していると寄ってきては「おじさんアメッコちょうだい」
「これも空けていい？」　「旨ンマ」「旨め」　とたんにニコニコ

　　たったの「ドロップ一粒」で・・・
自分たち関東でのあたりまえのギャップが　大きすぎて

僕らには被災地さんのこと　何にも語ることなんて　出来ない。
ただただ喜んでもらえる事を　笑顔を絶やさず　気持ちよく　やることのみ。

おじさん　ここで自転車屋　やってけんろ　
みーな居なくなってしまったから。

おじさんは寒いの苦手だから　自転車乗るのと海は好きだから　考えちゃおうかな　と軽口を　言ったら

子供たち　　「　うみは　きらいだ　」
自分もみなも　下を向くしかなし。　



物資を貯めとく施設が不足している。
大型倉庫テントあるといいかな。
仮設住宅をとにかく早く作らないと
教室が空かない

子供たちの小中学校の使える部屋のほとんどは　「避難所」「遺体安置所」

これだけのことを　一度に把握すると
どうしようもなさ過ぎて
頭が処理しきれなく　まずダウン　個人の無力感　絶望します　落ち込みます。
　
なんでもいいから自分が出来ることをすれば　今なら　なんでも貢献できます。
　
私らは　「自転車　な　お　し　た　い」　で掘り出されてきた自転車の整備　修理をしました。

みなさんできること　なんでも　「　○　◆　○　な　お　し　た　い　」　「　笑　わ　せ　た　い　」「　おべんきょ　み　て　あ　げ　た　い　」
「　カ　ラ　オ　ケ　や　ら　せ　た　い　」　「　こ　こ　ろ　な　お　し　た　い　」「お　い　し　い　も　の　た　べ　さ　せ　た　い」「花をさ　か　せ　た　い 」

私は「　I　LOVE　RIKUZEN　」ですが　
もっと北の方や　マスコミから取り残された　街や集落がたくさんあります。

自己完結形でみなさん行きましょう　望んでみませんか！

→被災地のことを　陸の孤島　「陸前高田」を　皆さんの力で是非クローズアップしてください　まだまだ助けが必要です皆さんも続いてください！。