合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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どうして関節技と言わないのか-合気道は

2021年11月24日 | 合気道
合気道の技に
一教(一箇条)~五教。四方投げ
小手返しがあります。
相手に
関節をきめて投げたり
関節技で抑えたりするのが合気道

ある種の動画などで見たら
そういうものに合気道は見えます。
また、
関節技=合気道だという人もあります。
関節(二教の手首まげなど)を決められれば痛いものですし、
これで相手を制すると考えます。

しかし、
合気道から護身術や武術を深く学んでいけば
やがてその考えはちょっと的外れだとわかります。

関節で痛めるとか
(痛みが効かない[薬物や深酒などの理由で])
相手を脅す(恐怖)など
それらが通じない相手を目の前にしたとき

どうするんだろうということです。
合気道に限らず
空手道や様々な拳法などでも共通する考え方です。
けして
各種関節技は必要ないと言っているわけではなく
また
それで大丈夫な場面も確かにあります。

しかし、
それでは片手落ちであることは確かです。
護身術を使う場面には、
ちょっと不安だということです。

では、痛みが効かない相手に対しては
どう対処していくのか?
それには、
(私が直接出会った)
答えを出している武術の先生はいます。

いくつかその対処方法、戦術はありますが
ただ
身体操作(技)のみの工夫では絶対にその方法はわかりません。
しかしまた、
その対極にある
むすびが分からなくてもできる術はあります。
その一つの答えが「入身」です。

しかし、
入身もムスビと@をとれていることが前提ですから
結局はむすびができていることが要ります。

護身術は、関節技を習っただけでは
100%安心ではありません。
一つの手段とはなりますが。

【呼吸投げ】
呼吸投げは、本来
相手とむすびができていることが前提の技です。
むすびの手段としては
2番目の合気道の原則「リラックス」が必要です。
でも絶対とまでとは言いませんが
力を抜いていた方がやりやすいのは確かです。
呼吸投げの本質は、ムスビ技ですから

呼吸投げ
護身術に使うというより
犯罪に使えます
(例えば相手に騒がれず・周りに気づかれず@致も可能)
そのために本質的な伝授は
すべての道場においては
相手を見て必ず行っていると思います。
ですから
多分ですが
合気道人口を100としたら
植芝盛平翁級や達人佐川幸義氏級の呼吸投げ
ができるのは、0.001の方くらいかもしれません。
確かな事は言えませんが
そのくらいのような気がします。


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