共産圏の軍服は、旧ソ連の影響が強いです。
(ただベトナム社会主義共和国のベ人民軍などは、旧日本陸軍や中華系の影響が強い）
旧ソ連の軍服はやはり、大きな階級章や華美なまでの勲章・略綬の使用に有ります。
いかにも権威的かつ、好良いです。
自衛隊の制服はあまりにも米軍のコピーなので、もっと旧軍に似せて欲しいかも。
ソ連軍の軍服は今も、中国人民解放軍・モンゴル軍・トルキスタン諸国では名残が有りますが、
北朝鮮の朝鮮人民軍はより、ソ連軍の影響が強いです。
最近、ロシア連邦政府はシリアやイランに武器や軍事技術の提供をしていますが、
シリアやイランは露軍よりも米英軍に近い軍服です。
↑朝鮮人民軍の人民海軍の将校ら。
北朝鮮海軍は大日本帝国海軍の軍服に近い(冬服は黒い詰襟）服装だったが、
2012年3月の反李明博集会では、ダブルスーツのような旧ソ連海軍型の物が確認された。
↑右から、朝鮮人民空軍・空軍・陸軍の将校。
陸軍将校と空軍士官の軍服が似ているのも、ソ連邦の特徴だ。
北朝鮮は今、かなりヤバイ状態です。
北朝鮮の各、道・市では相次いで「軍民集会」
なるもの開いている。
ここでは「反民族・反統一の李明博政権を打倒する」誓いが行われているのだ。
朝鮮労働党は現在、「朝鮮半島の統一の障害は、李明博保守政権である。」
として、『聖戦』を主張している。
つまり韓国打倒をあからさまに主張しているのだ。
外交過激派・右派の李明博大統領は、北朝鮮の国旗を、韓国軍の射撃訓練の的にしたり、
アメリカ軍・在韓米軍と共に、対北演習を行うなど、露骨に北朝鮮当局を挑発している。
またペクト山で、金日成・金正日・金正恩を誹謗中傷する垂れ幕を、韓国の右翼活動家が掲げたりした。
南保守派による北朝鮮糾弾も強まってる。
２０１２年は北朝鮮の、国家再建計画の元年であり、民族統一も国家再建計画の一部として挙げられている。
北朝鮮政府の主張は「空威張り」「口先だけ」だった事も多いが、
今回は外交的なパフォーマンスでは無くて、本気の可能性が高いです。
↑、北朝鮮の労働組合の集会で、演説する朝鮮労働党党員。
人民服・国民服に近い詰襟型の制服を着ている。
(ちょっと民主党右派の前原誠司に似ている）
北朝鮮の国営ラジオたる「朝鮮の声」放送では、毎日のように李政権粉砕が叫ばれている。
これから、北朝鮮政府の主張する「聖戦」は果たして行われるのだろうか？
