aiahhh

太鼓と赤い自転車と地球がともだちの、よしだあいのでんぐりがえり

うずまき問題

2009-05-30 | Weblog
ゆうべ寝る前に本を読んでいたら、

「うず巻きのように広がりのあるぐるぐる」

という言葉が出てきて、「?」ってなった。
うずまきはとじていくイメージが頑固にあって(こう、うずまき書くなら絶対外側から内側へぐるぐる書いちゃう)、一瞬意味が分からなかったのだ。
そうか逆もありだった!と、そこだけに2分くらい引っかかった。

うずまきは内へとじるか外へひらくか、根拠はないけど、平面だけで考えると、みんな固定のイメージがどっちかにあって、逆はイメージしづらいんじゃないのかなあ。
…と、いつものように内へ内へとぐるぐるうずまく。


ご存知かと思いますがライブをやります。

MANGADORON
■5/31(日) 高円寺クラブライナー
~This Is Pop vol.25~
(w.PLEGLICO/ひらくドア/エレクトリックトイズ/Luie/楽しいよふかし)
OPEN/START  18:00/18:30
前売り2,000(ドリンク別)

直前だからしつこく告知!
ねえ外はどうせ曇りだか雨だし、ライブハウスの中はあたたかくてほかほかのごはんがあるよ。ごはんはうそです。つめたいビールです。

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5月、長かったなあ

2009-05-30 | Weblog
高熱入籍高熱お葬式、と怒涛の5月のしめくくりにライブやります!


■5/31(日) 高円寺クラブライナー
~This Is Pop vol.25~
(w.PLEGLICO/ひらくドア/エレクトリックトイズ/Luie/楽しいよふかし) OPEN/START  18:00/18:30
前売り2,000(ドリンク別)

4番目、20:00出番であります。
新曲もあります!アレンジ曲もありますです!
ぜひぜひ見に聴きにきてくださいな!!!


さて。ここからはまたとりとめのないことを書くので、とりあえずなにはともあれライブのことだけ覚えていてくれたら幸いです。


あれこれやってきた積み重ねが、そろそろなんらかの形を見せ始める時期、というのがほんとにあるのだなあと実感する出来事があって、それが起きたのはわたしではなく昨日永福町で飲んだ友達なのだけど、やっぱり「選ぶ」ってすごく大切なんだなあと考えているところ。

昔から大の苦手だった「選ぶ」こと。
人一倍の優柔不断だし、決めたことに絶対一度は疑問を抱いて自信持って貫けないし、あいまいで茫洋としたことを好む気質もあり。
でもこのひと月で、目の前にあるモノゴトをじいっと見つめて考えて選んで動かなきゃいけないことが押し寄せてきた。

選びつづけた結果はかならずしも結果という形を取らなくても、おっきなひとつの流れを確実に創り出すのね。
たくさんの支流をつなげてたはずの流れはだんだん太く太くひとつになって、その流れを、わたしはどんな気分で流れていけるんだろうか。
小さな支流をいまでもどんどん創っているけれど、たぶんそこでは流れる手を止めてひと息ついたり、モメゴトをしてみたり、ただただ楽しいおまつりをしたり、一刻立ち寄る場所に過ぎないんだと思う。
おっきな流れに乗ったとき、はじめて、それと気づくくらいの。

このひと月は、とても長くて、長いのに、まばたきするくらいにピュウッと流れていく。
すごく濁って栄養や汚泥がうずまいて、生き死にの気配が濃厚な流れ。

色々あったけど、まずはドラムを叩こうって思った。
暗闇みたくていねいな気持ちでドカンと叩いて唄おう。
はっきりした意思を持って選んできたものはわたしにはそれしかないし、そこから沸きだした水はたぶんおっきなところに流れ込んでる気がするから。

友達と、ひとつライブ企画やろうって話を、かわるがわる赤子を抱きながら話した。
直後に訃報を聞いて、しくしく泣き出したわたしと一緒に、友達も泣いた。

永福町で飲んだ友達もうひとりには、バジルをいただいた。
苗を育てはじめた頃の心持ちが大切なものだったことをすいと思い出した。

お台場の温泉に7時間、友達とお風呂浸かったりビール飲んだりアカスリしたり、ふやふやになってまた別の友達と合流して、くたくたになる元気、という稀有な体験をした。

うどん屋で日本酒を傾けながら、友達とこれからのアイデアをゆっくり話して、わくわくした。
エンジンかかって日本酒飲みはじめるまでに1時間半くらい必要で、ちょっと過呼吸気味になった。
動悸がひどくて脳にうまく酸素がまわらない。生ビールひとつ飲むのに1時間。
話したいことがありすぎて、一体なにをどこからしゃべればいいのか、はたしてこの時間内で話し尽くせるのか自信がなくてどきどきしたんだと思う。
たまにしか作れない大切な大切な時間は、あんまりにも短すぎて混乱してしまう。

最近、大好きな友達とお酒を飲むとき、吐いてしまう。もちろんトイレでだけど。
たいして飲んでなくても、かならずと言っていいくらいに吐く。
一緒にいることしゃべれることが嬉しくて興奮して、でも溜めてきた気持ちを言葉にしたいのにうまくできなくて、まるで消化不良を起こしたみたく、げえげえ吐いてしまう。
そして笑う。ようやっとラクになって、心底安心する。

選んできた、なんておこがましいけど、でも一緒にいたいって思う友達や旦那さんを選んだ自分をちょびっとほめてやりたい。

結局のところ、けしてきれいじゃないどろどろを流れて生きている。
友達とゲロとまじめとふまじめとアルコールと音楽と愛にあふれた、あれれ、なんだか大好きな、ないまぜの濁流になってるじゃないの!

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バイバイおばあちゃん

2009-05-19 | Weblog
今日は、おばあちゃんのお葬式でした。
33年間生きてきて、初めて身近なひとが亡くなって、お通夜も告別式も、つめたい頬に触ったのも、生まれてはじめてのこと。
わたしはずっと死に関することが怖いとしか思えないまんま大人になって、お通夜に行くのにも、怖くて怖くて、受け止められるか自信がなくて、もうすっかり大人なのに(!)、体がコチコチになってました。

おばあちゃんがもう長くないことは、GW連休のうちに分かってたことで。
こどもの日にえいやっと入籍した前後に高熱を出してしまったので、会いに行けたのは連休明けの日曜日。
もうひと月くらいごはんを食べられなくなってたおばあちゃんはすっかり痩せこけてしまって、会いに行ったときには、ずっと寝たり醒めたりのぼんやりした状態だった。
わたしは、おばあちゃんはもうなんにも分からなくなっちゃってるのかと思ってた。それくらい、目には力がなくて。
なんだかもう死にゆく入り口にいるんだ、って思うと、しばらくこっちが呆けてしまって。

電動のベッドをすこしだけ起こして話し掛けると、しわくちゃの口をぽかんと開けたまま、ほんのすこしだけ、うっすら目をあけた。黒目が、黒目なのに、白いような透明なような目だった。
おばあちゃん、アイ結婚したんだよ、って耳元で話し掛けたら、うつろな表情だったおばあちゃんが、すごくゆーっくり、だけど、にっこりした。

おばあちゃんが亡くなったことを聞いてから、繰り返し自分に言い聞かせることはもう決まっていて、
おばあちゃんは老衰で、寿命だったんだから。
痛いことも苦しいこともなかったんだから。
毎日身内が誰かしら会いに行っては声をかけてたんだから。
最後もおじいちゃんのそばで息を引き取って、大往生の、幸せな最期だったんだから。
だから、悲しくない。

悲しくないけど、すごくすごくさみしいのは?
次の朝、おじいちゃんが折鶴おりながら泣いていたって。

お通夜で、おばあちゃんの死にゆく旅へのお手伝いをした。
わたしは、伽半の紐を結んだ。途中でほどけないように、かたむすび。
告別式で、お坊さんにお経を唱えてもらってお焼香をして、いっぱい花をかけた。
おばあちゃんは真っ白い旅の装束に、おじいちゃんの折鶴と、ふかふかのお布団と、花びらと、大好きだった品々と、なんだかちいさくちいさくなった体に色んなものをかぶせられて、みんなに頬や頭をなぜられて、ああ、やっぱり幸せなのかな。
棺が扉の向こうに押しやられて、ガチャンと音を立てて、もうからっぽになった体をゴオと焼かれた。

「喉仏が、きれいに仏様のかたちです。」
さいごまでシャンとしてたね、おばあちゃん。

わたしは想像する死の世界ばかりに気を取られてて、こういうふうにゆっくりと死を理解することなんて初めてだったので、知らなかった。
色んな死に方をするひとがいると思う。
弔ってもらえないひとだって、もしかしたら、その死を悲しんでもらえないひとだって、若くして亡くなったり理不尽に亡くなるような、周りがかなしみに暮れてしまうひとだって。
でも、少なくともおばあちゃんの死は、なんにも怖いことはなかった。

だけど、わたしがさんざ怖がってきた、遠くてもう分からないくらい遠い宇宙の死とかよりも、もっと寄り添ってきてもっともっとさみしい。

だけど、おばあちゃんは、なんてわたしに優しく死んでいったことか。
亡くなった日はびゅうと風がつよくて、風にまぎれてわあわあ泣けたこと。
お通夜のどきどきする気持ちを鎮めてくれるようなひんやりした空気。
今日、おばあちゃんのお骨を収めて、外に出たときのすこんと抜けた空。

つめたいほっぺたに触ったときに、つい「またね」って言ってしまったけど、それもきっと間違いではないような気持ちになったお葬式だった。
おばあちゃんがいなくなってみんなさみしいけど、さみしくて涙が出たけど、なんでか、いなくなったおばあちゃんに、みんなそれぞれ頭を撫でられたような、そんなお葬式。

こんなの、大人なのに感傷的で幼稚なこと、書かなくてもいいのは分かってるんだけど、あーあ、ってため息を出すみたいについ。

お葬式が終わって夕方帰ってきて、疲れてうたたねしてる時に見た夢は、
「リンスインシャンプーにシャンプーを加えて新発売!」
ってでかでか書いてあるシャンプーボトルを見てぽかんとする夢。

おばあちゃん、こんな日にくだらない夢を見てごめん。
寝ながら、アイ笑ってたって。
バイバイおばあちゃん、またねー。

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2009年5月5日

2009-05-06 | Weblog
こどもの日、ロビさんと入籍しました。

めでたいことに、ドットマンセンアー片割れのムサシも同じ日に入籍。
ムサシとのシンクロはいつだってうれしいことばかり。
合同パーティを企画しなければ!

ロビさんと一緒に暮らしはじめて2年10ヶ月。
ようやくようやくの入籍で、あたまもからだもフワフワフワーン。
なぜって、もう4日間も発熱しつづけているから!!!

元気になったら、入籍までの顛末でも書いておこうと思います。





フワフワだから、単純に、いま幸せです。
コメント (5)
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