原発なくそう 茨木

阿武山原子炉設置反対運動の歴史と意義
茨木市で原発なくそうの運動を!

行ってきました、なくそう原発10万人集会。

2012-07-23 16:44:29 | 日記
原発なくそうの思いで集まっている茨木市民有志グループです。
ニュース、報告、呼びかけ、お願い、短いコメントなどは
ブログなくそう原発茨木」をご覧ください。 カンパの訴えも載せています。 よろしくネ。

著名17氏の「原発を考える市民のつどい開催のよびかけ」を掲載しています。ぜひご覧ください。




投稿 「行ってきました、7・16 なくそう原発17万人集会へ」  馬場順子


ほづみ保育園関係者15人で参加してきました。
新幹線から山手線に乗換えたころから、ちらほら“それらしい姿”の人たちを目にするようになり、渋谷に降り立つと、のぼりやプラカードを持ったいくつものグループが会場の代々木公園を目指して歩き出していました。 会場に近づくにつれて、あちらからもこちらからもやってくる人たちを見て「ホンマに東京まで来てしもた!」
 私たちは第一会場をめざしました。 周りを見ると、老若男女、さまざまな年齢の人たちが、思い思いの願いを服装や持ち物で意思表示しています。そこには、原発問題は深刻で重い問題だけれど、自分のスタイルで自由に“発言”できる空気を感じました。
 数日前に会った坂本龍一さんに集会のことを聞いたという永六輔さんが飛び入りで参加されていました。 「原発はなくしたい」の願いを抱くが誰かを誘い、またその人が誰かを誘う。 会場にあふれた人たちもこうして誘い合ってきたのではないだろうか・・“原発をなくせ”の運動は、さざ波のように広がり、やがて怒涛になる準備を始めています。
 10月に茨木に来ていただく福井の中嶌哲演さんも、静かにしかしきっぱりと「ビッグピンチをビッグチャンスに変えていく時だ」と言われました。 体調に不安を抱えてられるとお聞きしていたので、炎天下のもと心配したのですが、そんなことを微塵もみせない姿に、こちらの背筋が伸びるようでした。
 集会から一晩あけても、炎天下のもと一日過ごした体には熱がこもっていました。 こもった熱を今度はエネルギーに転換して
10月26日の「原発を考える集会」を成功させたいと思います。 17万分の1の役割としても。 馬場順子


宗教者51名の声明文、全文引用

2012-07-19 18:22:48 | 日記
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「今日(7月14日)のニュースより」でご紹介した宗教者51氏が呼びかけ人になった声明の全文をここに引用掲載させてもらいます。



「宗教者は原子力発電所の廃止を求めます」                 2012・7・13
 日本大震災によって発生した福島第一原子力発電所の事故は、原発と生きとし生けるものとは共存できないことを立証しました。
 私たち宗教者は、放射性廃棄物を必然的に蓄積させ、将来にわたって「いのち」を危機にさらし、子孫に負の遺産となる原子力発電所の廃止を求めます。
拡散された放射性物質がどれほど生命に被害をもたらすのか、その影響がどれほど広域に及ぶのか、どれほど長期にわたるのか、計り知れません。 原発によって莫大な利益を手にしてきた原発推進者と推進した政府は、一刻も早く除染をすすめ、被災者とりわけ子どもたちへの長期の健康管理と、避難を余儀なくさせられている人々の生業と故郷の再生、移住希望者をふくむ関係住民の要望に対して、誠意ある賠償を行う重い責任を負っています。
核開発は原子爆弾に始まり、軍事目的の原子力潜水艦などで進展しました。 原子力発電所は、「原子力の平和利用」と称する「安全神話」をふりまきながら被爆国日本に持ち込まれました。 地域振興という妄語で、地震列島の過疎に苦しむ地に五四基もの原発が造られました。 原発で働く被曝労働者はどれだけにのぼることでしょうか。 原発立地地域はどれだけ振興したでしょうか。
事故原因未解明のまま、原発推進者は再稼働に固執し、輸出まで企てるとは、「いのち」より「儲け」を優先するものといわざるをえません。
人類が安全に暮らすことの価値を最高位に据える宗教者は、環境破壊のないクリーンエネルギ一を利用する社会、エネルギーと資源の無駄使いをなくし、命の尊厳が重んじられる世を望みます。
皆様のご賛同をお願いします。





投稿 ・・ 今日のニュースより

2012-07-14 15:21:48 | 日記
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投稿                               はるお

今日(7月14日)のニュースより
昨日も首相官邸を15万人で包囲。
 ツイッターで集まった人々が、秩序整然と平和的に団結して「再稼動反対」を唱和している姿を見ると、病で行けぬ私も「心空なり地(つち)は踏めども」(万葉集・足は地に着いているのだが、心は空を飛んでみんなの所へ行っている)の思いです。 何か新しい日本の未来が見えてくるような気がします。 ようやく遅まきながら毎日新聞や朝日新聞などはまだ、小さくて不十分な記事であるにせよ取りあげるようになって来ています。 総理はどう答えるのか、という主張も見られるようになってきました。 毎日新聞7月14日朝刊には「首相周辺は『裏から出ることもできるが、正門前でデモをやっている時に、首相がこそこそ飲みに行くなんてできない』と頭を悩ませている。」と報じています。 頭を悩ますことが違うだろ! 今の野田総理周辺の堕落ぶりを示している思いがしました。 一方しんぶん赤旗の記事では「官邸前行動、列島共鳴」と全国にその行動がひろがっていることを各地の写真をずらりと並べて一面トップに報じているのは圧巻です。 また同紙日曜版7月15日付16頁には「アピール自分流」と題して包囲行動参加者がいろいろ創意工夫をこらしてユニークはファッション、グッズで思いを訴えているのも面白いです。 心がなごむ歴史的写真集で両方とも私のファイルに保存しておこうと思っています。

中嶌哲演さんはじめ宗教者51名が原発の廃止を求めて共同声明
 すごい事です。 中嶌哲演さんは40年余りにわたって若狭の現地で原発被爆者の救済などに活躍されてきたお坊さんです。 しかし、この声明には、仏教のみならずキリスト教も天理教も金光教も主な宗教を網羅して原発廃止を声明されています。 有名なお寺さんの名も見られます。 たとえば、金閣や銀閣の本山、相国寺さん、見返りの阿弥陀さんで有名な西山禅林寺(永観堂とも)、妙心寺さん、九体阿弥陀堂で有名な浄瑠璃寺さん、鞍馬山の鞍馬寺さん、三井の晩鐘で有名な園城寺さん(三井寺)、聖護院で知られる本山修験宗さん、薬師寺さんなどなど。 カトリックでも東京大司教区大司教さんなどなど。 声明は「原発は生きとし生けるものとは共存できない」と指摘しています。 「いのちを危機にさらし、子孫に負の遺産となる」と訴えています。 私が小冊子「原発なぜアカン」に訴えたわが思いと響き合うものを感じました。 ありがとう宗教者のみなさん、よく声明していただけました。

声明に名を連ねられた方々の名を記します。
有馬頼底さん   臨済宗相国寺派管長
五十嵐隆明さん  浄土宗西山禅林寺派元管長
池迫直人さん   日本基督教団藤沢大庭教会牧師
池住義憲さん   立教大学教授・日本聖公会信徒
井桁雄弘さん   浄土宗大圓寺住職
池長 潤さん   カトリック大阪大司教区大司教
植田義弘さん   天理教教会長
後宮俊夫さん   元日本基督教団議長・甲西伝道所牧師
梅森寛誠さん   宮城・日蓮宗法運寺住職
大江真道さん   日本聖公会司祭
大高全洋さん   山形大学名誉教授・日本基督教団信徒
大下正人さん   南相馬・日本基督教団小高教会牧師
小笠原公子さん  日本キリスト教協議会平和・核問題委員
岡田武夫さん   カトリック東京大司教区大司教
岡山 巧さん   真宗大谷派僧侶
加藤俊生さん   豊山派一番札所石手寺住職
加藤順教さん   浄土真宗本願寺派布教使・自然寺前住職
片岡輝美さん   日本基督教団会津放射能情報センター主事
上山修平さん   日本キリスト教会牧師
河崎俊栄さん   能登・日蓮宗本延寺住職
川端純四郎さん  元日本キリスト教協議会中央委員
菊池 功さん   カトリック新潟司教区司教
木村公一さん   日本バプテスト連盟福岡国際教会牧師
河野大通さん   臨済宗妙心寺派管長
郡山健次郎さん  カトリック鹿児島司教区司教
佐伯快勝さん   浄瑠璃寺住職
信楽香仁さん   鞍馬寺管長
東海林 勤さん  日本基督教団牧師
白戸 清さん   日本基督教団野辺地教会牧師
鈴木章方さん   山梨大学名誉教授・日蓮宗隆泉寺住職
鈴木伶子さん   平和を実現するキリスト者ネット事務局代表
旦保立子さん   真宗大谷派宗議会議員
内藤新吾さん   日本福音ルーテル稔台教会牧師
中嶌哲演さん   若狭・明通寺住職
仲秋喜道さん   玄海・曹洞宗東光寺前住職
永江雅俊さん   浄土真宗本願寺派天寧寺住職
野中宏樹さん   日本バプテスト連盟鳥栖教会牧師
野村純一さん   カトリック名古屋司教区司教
橋本直行さん   日本基督教団牧師
早川篤雄さん   福島・浄土宗宝鏡寺住職
平賀徹夫さん   カトリック仙台司教区司教
福家英明さん   天台寺門宗園城寺長吏
藤井学昭さん   東海・真宗大谷派願船寺住職
溝部 修さん   元カトリック司教
宮城泰年さん   本山修験宗管長
守中高明さん   早稲田大学教授・浄土宗専念寺住職
安田暎胤さん   薬師寺長老
山崎龍明さん   武蔵野大教授・浄土真宗本願寺派住職
山本光一さん   日本基督教団牧師
弓矢健児さん   日本キリスト教改革派千里山教会牧師
渡辺順一さん   金光教羽曳野教会長



今も福島原発から漏れ出ている放射能  これで収束と云えるのか

2012-07-03 15:01:31 | 日記
原発なくそうの思いで集まっている茨木市民有志グループです。
ニュース、報告、呼びかけ、お願い、短いコメントなどは
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【投稿】

今も福島原発から漏れ続けている放射能                     はるお
どうして収束と云えるのか
どうして大飯原発の再稼動が許せるのか

 
野田総理が福島第一原発の事故は収束したと記者会見で発表したのは昨年11月16日のことでした。
「収束」とは広辞苑では「おさまりをつけること。おさまりがつくこと。例文として事態の収束をはかる」を挙げています。 つまり総理が福島第一原発事故が収束したと発表したということは、事故がおさまった、終結したと宣言したことになります。 避難を余儀なくさせられている人々からは、まだ、まったく避難解除の方向すらはっきりしないのに、何が「収束」か!と怒りの声があがりました。 当然の怒りであると思います。 避難を強制されている人々にとっても、農業、畜産、漁業に従事する人たちも、食の不安にさいなまされている消費者、特に子を持つ母にとって、全く事故は現在進行形であり、収束したなどとはとても言えない事です。

仮に野田総理の言う「収束」が狭い意味の事故の拡大、被害の拡大が止められたということであったとしても、事実をいつわるものだと言わざるを得ません。 今年の6月25日、つまり事故収束宣言から7ケ月以上もたった現在、福島第一原発が環境に放出している放射性セシウムの量は毎時1000万ベクレルに達していると東電は発表しています。 つまり一日で2億4000万ベクレルの放射性セシウムが漏れ出ているということです。 政府の普通食品暫定安全基準の1キログラム当たり100ベクレルという基準で計算すれば、毎日毎日、240万キログラム(2400トン)の食品を食べられなくさせるだけの放射性セシウムが環境に放出され続けているということです。 収束宣言以後の日数から言うと7月1日現在で227日経過しており、単純に計算すれば、54万4800トンの食品を食べられなくさせ得るほどの大量の放射性セシウムを吐きだしていることとなります。 放射性セシウム除染のために多くの人々が汗をかき、命を縮めるような労苦を強いられている一方で、これほど莫大な放射性セシウムを音もなく、目にも見えない中で吐き出し続けています。 桜花らんまんの日も、子どもの日も抜けるような青空の日も、黙って吐き出し続けているのです。 
どうしてこれで事故は収束したなどと云えるのでしょうか。

福島第一原発の中には事故の直後には、

7万2000京ベクレル(720,000,000,000,000,000,000bq)の放射性物質があったという推定を東電は発表しています。(内訳は放射性希ガス1億テラbq、ヨウ素などハロゲン類8100万テラbq、その他ストロンチウム、セシウムなど5億3000万テラbq。テラは1兆。) そうして昨年3月のあの爆発での事故で放出された放射性物質は最近の東電発表(12年4月16日)の推計では70京ベクレル(700,000,000,000,000,000bq)だったとしています。
    ※2011年4月12日記者会見発表の原子力安全保安院の推計では37万テラベクレル。原子
     力安全委員会は63万テラベクレルと発表。万テラで京。いずれも海水に放出したも
のは含まず。

そして今年5月24日東電の発表では、去年3月の事故以来の放出放射能の総量は
90京ベクレル(900,000,000,000,000,000bq)に達していると発表しています。 つまりこの1年余りで20京ベクレルの放射性物質を吐きだしていたことになります。 どうしてこれで事故は収束したと云えるのか。 まさに福島原発事故は現在進行形であることを示しています。
    ※東京電力は6月27日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下で、建屋内では
     過去最大の放射線量となる毎時1万300ミリ・シーベルトを計測したと発表した。 
     作業員の年間被曝限度である50ミリ・シーベルトにわずか約20秒で達し、約6分
で嘔吐などの急性症状が出る。 廃炉に向け、建屋地下では汚染水の漏えい場所の特
定や修復が必要だが、東電は「作業員が入れるレベルではなく、ロボットを使った難
しい作業になる」と話す。

茨木での今日(2012年7月3日)の放射能数値と福島での数値を見比べてみましょう。
 
★『茨木市 茨木保健所』
  7/2 12:40~7/3 11:40 
  日平均: 0.059μsv/h(0.054μsv/h~0.08μsv/h)

  現在値:0.081μsv/h(2012/07/03 12:20)
  平常値:0.042μsv/h-0.061μsv/h
(1.0倍)

★『福島県飯舘村立飯舘中学校』
  7/2 13:0~7/3 12:00 2012/7/2 15:00■2.768μSv/h
  日平均: (~)

  現在値:2.746μsv/h(2012/07/03 12:50)
  平常値:0.037μsv/h-0.071μsv/h(38.6倍)

★『福島県夫沢二区地区集会所』
  7/2 13:00~7/3 12:00 2012/7/2 17:30■21.942μSv/h
  日平均: 22.02μsv/h(21.615μsv/h~22.565μsv/h)

現在値:21.854μsv/h(2012/07/03 12:40)
  平常値:0.037μsv/h-0.071μsv/h
(310.1倍)

 茨木(保健所)では平常値とそう大きな変わりはないようです。 しかし、今日(7月3日)のように雨が降り続くと、0.05μsv/hぐらいの平常値が0.081μsv/h(今日の昼12時20分現在)へと1.6倍ほどに上昇しています。 つまり上空に飛んでいる放射の塵が雨によって降って来ていると考えられます。 
 ところが福島では、様相が全く違います。 福島県飯館村の飯館中学校では現在値が2.746μsv/h(今日の昼12時50分現在)と平常値の38.6倍と高い放射能に見舞われています。 
同じ福島県の夫沢二区地区集会所では22.02μsv/h(今日の昼12時40分現在)と平常値の310倍に達する高い濃度となっています。(いずれも地上1.00mでの空中線量・ne「全国放射能濃度一覧」より)
日本列島全体が濃淡の差はあれ、いまだに福島原発事故による放射能汚染が継続しつつあるのです。 
どうしてこれで収束したと云えるでしょうか。

 福島原発には、まだ、おびただしい放射性物質がガタガタになって閉じ込め機能をうしなった原子炉や、使用済み核燃料プールに残っています。(昨日7月2日には福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置の故障により33時間にわたって冷却機能が停止するという事故が発生しています。) 
72000京ベクレルあったものから今までに放出された90京ベクレルを差し引き、いくらかの時間的減衰を差し引いたとしても、まだ今までに放出した放射能の数百倍もの放射性物質が残っているわけです。 
これらの閉じ込めに失敗すれば、それは首都・東京の破滅という恐るべき破滅につらなる危険性も現実のものとして存在し続けているのです。 これでどうして事故は収束したと言い、大飯原発の再稼動に走れるのか。
 国民の8割を越す人々が原発に不安を抱き、7割を越す人々が大飯原発の再稼動に反対しています。 
これらの国民の不安こそ現実をみつめた不安なのです。 野田総理はその国民の不安、福島の現実、若狭の現実から完全に目をそむけて無謀な強行政治を推し進めています。 大手メディアも「決められる政治」などとこの無謀な暴走政治を誉めあげることはやめてもらいたいものです。

 大飯原発は臨界に達して本格的運転されようとしています。 でもそれは止めることができます。これからが本当のたたかいの始まりです。 原発立地自治体である東海村村上達也村長は「原子力一辺倒の国策に対する民衆のたたかいが盛り上がり、全国津々浦々に巻き起こっている。・・・
国権に対する民権のたたかいと評価している」と述べられている。 
さあ、これから国民ひとりひとりの出番が来ましょう。