ハードルの違い

Ｔｗｉｔｔｅｒの別のアカウントでですがよく「人によってハードルが違う」と呟いています。「世の中にはもっと辛い人が…」このお決まりのセリフが僕は大嫌いです。そのことは知ってるけど「それとこれとは別物だ！」と叫びたくなります。

週５日の８時間労働が厳しい人もいれば、週６で１４時間働いても遊ぶ体力がある人もいたりするのです。その人には当たり前のことでも他の人では自殺してしまうこともあります。当たり前です。１００人が集まれば１００人違う人が集まります。それをわかってない人は、小学生くらいの子が「毎日いじめられて死にたい」と悩む子に「そんなことで死ぬなんておかしい！」なんて否定したりするのです。どうしても自分が基準で考えてしまいます。

発達障害の困りごとなどが「そんなの誰にでもある」なんて切り捨てられてしまうのはその認識が原因の一つなのかもしれません。

僕の母は相談しても「私の方が辛い」と切り捨てられてしまいます。負い目があるのでそれで何もいえなくなってしまうのです。たしかにキツイ仕事を残業しながらシングルマザーをしている母からすると僕の困りごとや苦しみは大したことのないように見えるのかもしれません。でもあなたにとっては大したことのないことで僕は自殺未遂をするまで追い込まれました。

人の悩みを否定する前に、自分の基準を一旦捨ててください。目の前のその人はアナタではないのです。