
茨木市で高原性の鳥インフルエンザ感染が確認され、自衛隊の協力を得て、84万匹が殺処分された。壮絶な数である。この中には、感染していなかった鳥はいなかったのか。感染したエリアのものはすべて感染したものとみなし殺す、優性主義の発想だ。

それはともかく、以前、狂牛病が今のコロナのように騒がれた時期があった。焼肉屋、精肉商店は、窮地に立たされた。僕は当時、大分のとある食肉センターで、枝肉を運搬していたが、解雇されるパートのおばちゃんたちを出す会社に文句を言って、結局、そこで仕事をするのが嫌になって退職した。
大分の高校出のガキがーといっても同年齢だったが、経営の合理化だとか、コスト削減だとか、経営論を講釈し始めたのはこのころだ。
情のなさと人を数で判断する経済主義が嫌で、人間味あふれる畜産の仕事をしている僕にとっては、bseごときで右往左往する幹部連中は、馬鹿にしか感じられなかった。

こういう牛は、どこの牧場でもいる((´∀`))ケラケラ
牛肉を食うと死んでしまう、
今ではどうだ。bseは神話となって焼肉がブームにすらなっている。
結局、脳髄を食うなとか、生肉を食うなとか、そういう規制がうまれはしたものの、焼肉は文化化した。その裏で、高級和牛肉だけが残り、日本市場に外国牛肉があふれる有様だ。
大食い選手権、てれびは、外国産肉拡大の広告塔になって、外国牛肉を宣伝しまくった。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという。
あの当時、外国産資料の汚染度が問題視されていた。
牛は、藁を食って胃を育て、健康な肉が生産できる。
減反政策がとられ、休耕田が拡大して困っている農家が増えていた時代だ。
コメを生産し、藁を作り、国内畜産に貢献するのが、農政の本義ではないかと思ったものの、車を売りたい経済連の意向を組んで、自民党はーたしか小泉の頃か?、経済合理主義から、農業に対してほとんど解決策も考えもしなかった。
いつしか、狂牛病は、都市伝説と化した。
コロナもそういうものかもしれない。
茨木で鳥を殺処分する自衛隊は、本当にとりだけを焼いているのか?
時折湧いて起こる鳥インフルエンザ
コンビニで、鶏のから揚げを拒絶する人を聞いたことがない。
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