アクティヴエコハウス BLOG

東京都足立区に建つ「都市型エコ住宅」の生活日記

山伏修行

2007年09月05日 12時07分02秒 | Weblog
11:00 雨 室温29℃/外気27.7℃ 発電0.3kw/使用0.56kw


台風が小笠原諸島付近にあり、今日は強い雨です。
雨音で目覚めるのもいいものです。
あぁタンクにいっぱい水が溜るなぁ…なんて思いながら起きました。

実は、8月の終わりの1週間、山形県鶴岡市の出羽三山神社の秋の峰に参加し、山伏修行を体験して来ました。

秋の峰で修行をすると、山伏名を貰え山伏として神社に登録されます。
そして回を重ねることに度位(どい)と呼ばれる称が上がりますが、待遇に差はありません。
ただ、ちょっぴり持ち物が変わります。

実は僕の家はクリスチャンで、仏教も神道もまったく知りません。
近所のお祭りにすら参加したことがないくらいです。
で、友人に誘われて、何のきなしに参加したので、山伏のなんたるかも「太陽」の特集を読んだ程度の知識でした。

神道と言うのは、宗教とはちょっぴり違いますね。
一般的な他の宗教のように絶対の神はなく、神はたくさんいるし、
厳しく教え込まれる様な戒律らしい戒律もなく、
祈りも、天と地の平和。

山岳信仰であり、開いた蜂子皇子を敬うとするのですが、それがどれ程尊く、どんな奇跡を起こし、祈れば得するが逆らえば地獄行きだ! だからこのように祈り、毎日をおくり、こうれとあれをしなければならない。

なんていうのがありませんでした。

つまり、これは『道』なのです。武道が武術で、茶道がお茶を通して、人のありべき道を探るのと同じ感じ。
山中を駆け祈る中で、道を見付けると言う感じです。

いやぁ~、大変でした。
毎日野戦部隊山岳演習みたいな修行で、
残念ながら一命の方が修行中亡くってしまいました。

着たきり雀で一汁一菜の毎日ですが、山に行く時に持たされる、大きいオニギリの美味しいこと!
湧き水の美味しいこと!
山菜を見付けることの楽しいこと。

でも、普段一般には入れないと言う聖域にも、砂防ダムがどんどん入り込み、川が死んでいました。

残念でもったいなく思います。

1週間の山ごもりの後、夜行寝台特急で東京に帰って来ました。
いいですね、寝台!旅気分満載でワクワクします。そして、すっかり山形のとりこです。
美味しいものいっぱいあるし、日本のオーガニックの発祥の地でもあります。

ぜひ、皆さんも山形へ、そして山伏修行へどうぞ。

お寺や宿坊で開催される修行では、3日間や女性も参加できるものもあります。