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ぶどう防除暦(山梨)にデランフロアブルを採用

2012-07-03 16:50:54 | その他
  |||||||ぶどう防除暦(山梨)にデランフロアブルを採用 |||||||
 
 平成24年度山梨県果樹病害虫防除暦のぶどう(シャインマスカット)に、デランフロアブルが新たに採用されました。本剤は、既に西日本各県ではぶどう休眠期防除剤として実績があります。今回のぶどう暦では、その栽培面積が今後急激に拡大することが予想されているシャインマスカット暦を追加しましたが、これまでの各地での栽培状況から、同品種はぶどうの主要病害である黒とう病に対して他品種に比較し発生しやすい事が知られています。
 < 特 長 >
○ 病原菌に対する作用は、ぶどうの主要殺菌剤ジマンダイセンなどと同様、保護殺菌剤で耐性菌が生じにくい。また広範囲の病害に効果があり、総合殺菌剤としての利用が出来る。
 ○ すもも以外の落葉果樹に適用があり使いやすい。

< デランフロアブル・ぶどう登録内容 >
作物名 適用病害名 希釈倍数 使用時期 使用回数 使用方法
ぶどう 晩腐病、黒とう病 200倍 休眠期 2回以内 散布
枝膨病、べと病、晩腐病
黒とう病 1000倍 落弁期まで但し,収穫75日前まで 1回以内
果樹では上記作物の他に、かき(落葉病・炭そ病)、なし(赤星病、黒星病、輪紋病ほか)、もも・ネクタリン(縮葉病ほか)、りんご、うめ等に登録があります。

< 注意事項 >
・ ぶどうの生育期の登録がありますが、品種により新梢伸長期に薬害があることがわかっています。
・ 石灰硫黄合剤・ボルドー液などアルカリ性農薬との混用は出来ません。
・ 本剤は眼、皮膚に対して刺激あるので付着しないよう注意してください。
・ 水産動物(魚類・甲殻類)に対して強い影響を及ぼすおそれがありますので、河川などに入らないよう、また養殖池周辺では使用を避けてください。

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