こばやしあきこの 京便り・キモノあそび (ブログはアメブロにて毎日更新中)

生まれも育ちも先祖も京都、生粋の京おんなが四季折々の便りをお届けします。
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霜月 【十一月】

2005-11-20 | 雪月花
山が錦衣を纏ったようにお色直しする時節になりました。 京都が一年でもっとも賑わう秋。人だけでなく景色も色とりどり賑わいをみせてくれます。十一月になると「今年は雨が少なかったから心配やなぁ」「もうちょっと寒うならんと紅ならへんわ」と街には紅葉研究家があふれ、皆「そろそろですね」と挨拶のように今年の色づきについて話します。 小さい頃、童謡『もみじ』は嵐山の曲だと勝手に思いこんでいました。 ♪秋の夕陽に 照る山もみじ 濃いも薄いも~   嵐山・亀山は錦のごとく色づいて、大堰川に散り模様のように木の葉が浮かぶ。今も『もみじ』をうたうと、渡月橋からの景色が自然と浮かんできます。嵐山・嵯峨野は京都の西北に位置するので、午後より朝が一番おすすめ。ほのかに冬の匂いがする頬を撫でる風は . . . 本文を読む