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アコール カウンセラー日記

カウンセラーのブログです。

プライマルセラピー(原初療法)

2006-08-05 00:50:03 | Weblog
2年前の夏はロサンゼルスに一ヶ月滞在した。夏になると思い出す。
日本の夏と違い暑いが空気が乾いてさわやかだ。朝晩は寒いくらいだった。
雲が一つもなく真っ青な高い空が毎日だった。長い昼で夜8時くらいまで明るい。

自分の傷と向き合う総ざらいをしたくて3週間のプライマルセラピーを受けた。
英語が熟達していないと受け付けないというセラピーだったが通訳つきで無理に参加した。どうしても受けたかった。できたら30代に受けたかったセラピーだった。
一人ホテルで誰とも話さず外界からシャットアウトして日頃の電話もメールもコーヒーもタバコもなしの3週間だった。そのこと自体が私を内面に向かわせる大事なセッションだった。断食もしていたせいか感覚も鋭かった。深い怒りと悲しみとそして恐怖が襲ってきた。夢も毎日見た。激しい内容なのでブログには書けない。いつか手記にしたいと思っている。

(ホテルの横のセブンイレブンのお兄ちゃん元気かな。私の英語と彼の日本語で買い物をした。スターバックスも懐かしい。言葉も通じないところで勇気があったとつくづく感心する)

心のこびりついた固着に触れたからだろう、身体が動かなくなった。背中と胸が痛くて歩くのも大変になった。身体も古傷が出てきたということだろう。あのままで生きて帰るつもりはなかったがその痛みこそ私自身だった。テイクアウトするしかない。
心は消化も進むにつれ軽くなるが身体の方は最悪だった。日本に帰り半年後にとうとう病院で検査した。整形外科では手術しかできないといわれる程だった。手術は避けて違う治療を探した。幸い、いい治療師さんに恵まれて1年半治療に専念。
少しずつ本当に薄皮一枚剥がすように良くなったりまた悪くなったりだった。その間もベィビーブレスで赤ちゃんになって泣く消化のセッションばかりを連続してやった。

2年経った今、身体も根本的な治療がすすみ健康になってきた。身体が良くなればエネルギーはまた湧いてくる。タバコも自然にやめた。吸えない身体になっていた。心も身体も病気になって自分を治そうとしている。不思議だ。生きるエネルギーは死のエネルギーと紙一重だと知った。凄いと思った。こんなにも復元する力が人間に備わっているとはただ驚きで神秘な命の存在を改めて眺めた。
55歳になって修理した体と心はまだリハビリの段階だが確実に以前より若々しくさっそうと走り始めている実感がある。
やりたいことが沸々と沸いてくる。
この続きはまた後で。

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